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昨今の感染症の拡大をきっかけに、換気の重要性が見直され、換気に対する意識が高ました。
換気は風邪やインフルエンザなどの感染症対策はもちろん、シックハウス症候群の予防など、健康面でさまざまな点で換気は必要です。
この記事では、シックハウス症候群について、換気不足が招く悪影響、換気方法、健康に悪影響を与えないためのポイントなどについて解説していきます。
目次
シックハウス症候群とは、室内に浮遊する化学物質や微生物、カビなどが空気環境が悪化・汚染されることで引き起こされます。
シックハウス症候群の症状例は主に、目の痒みや喉の痛み、吐き気、頭痛、倦怠感、鼻水やくしゃみなどのアレルギー反応などがあり、発症する症状や程度には個人差がありますが、化学物質過敏症の方は重症化するリスクがあるといわれいています。
新築やリフォーム直後の住宅で発生することが多く、その影響は子どもや高齢者の方に顕著に現れやすいと言われています。
では、そのシックハウス症候群はどのような原因で発症するのでしょうか。以下から解説していきます。
シックハウス症候群の主な原因は、揮発性有機化合物(VOCs)やホルムアルデヒドが主な原因物質として挙げられます。
これらは建材物や家具などに使用されている接着剤や外壁や内装で使用された塗料などから発散しており、具体的にはベンゼン、トルエン、キシレンを含む有機化合物が空気中へ放出されています。
その他では、ホコリやチリ、カビの胞子、ダニの糞やその死骸もシックハウス症候群の原因として含まれています。
つまり、それらの有害物質が室内に停留しない、排出できる状態にすることで、シックハウス症候群を予防することができます。
シックハウス症候群の予防対策では以下の方法が挙げられます。
室内全体の換気を行うことで、シックハウスの原因となる有害物質を排出することができます。
窓を開けて換気する方法も有効ですが、それでは花粉症の時期や夏季や冬季など季節によっては窓を開けた換気が難しい場合もあります。
その場合は、窓を開けなくても換気ができる機械を利用した換気方法があります。
この方法は「24時間換気」とも呼ばれており、2003年7月15日に改正建築基準法が施行されて以降、建築物の全居室で24時間換気が可能であることが建築基準法上で義務となっています。
そのため、24時間換気システムが備わっている建築物であれば、稼働させておくことで全居室の換気ができますのでシックハウスの対策ができます。
しかし、2003年以前の建築物は24時間換気システムが備わっていないため、新たに換気設備を設置することができます。
窓を開けずに換気する方法としては、三菱電機のロスナイ、ダイキンのベンティエールがあります。どの設備も家庭でも業務用でも設置が容易にできますので、設置についてお気軽にご相談ください。
2003年以前の建築物でも、局所換気ではありますが換気設備が設置されています。
局所換気とは特定の箇所に限定した換気を行うことを指し、例えばお手洗いや浴室、キッチンのコンロなどに設置されている換気設備は全て局所換気となります。
局所換気はもともとその場周辺を換気することを目的としており、部屋全体での換気ができわけではないため、シックハウスの対策としては不十分となります。
しかし、局所換気を常時稼働させながら窓を開ける、または24時間換気システムが備わっているのであれば局所換気と一緒に稼働させることで、より効果的に揮発性有機化合物(VOCs)を排出することができ、シックハウス症候群を対策、緩和することができます。
これまで、24時間換気と局所換気を紹介しましたが、それ以外にも窓を開けたり吸排気を機械に任せ換気する方法もあります。
自然な風の流れに任せるか、機械を使って効率的に給気・排気を行うかで、第一種換気から第三種換気まで分類されています。
1. 第一種換気給気と排気のどちらも機械を使って行うものです。オフィスビルで採用されていることが多い換気方法です。
2. 第二種換気給気を機械で行い、排気を自然換気で行うもののことです。自然換気とは機械を使わずに窓や排気口から自然に空気を外に出すものをいいます。クリニックで採用されていることが多い換気方法です。
3. 第三種換気給気を自然換気、排気を機械で行うものをいいます。換気の方法としては最も一般的なものになり、住宅や飲食店で採用されている換気方法です。
引用元:換気方法に種類がある?換気について徹底解説! | 業務用エアコン・換気設備の取付工事と販売【ReAir-リエア-】
▼それぞれの換気方法の特徴については以下の記事で詳しく解説しています。
より室内の換気を効率的に行いたい場合は、高機能換気設備(全熱交換器)の利用がおすすめです。
高機能換気設備の最大の特徴は、窓を開けて換気する必要がなく、給排気を機械で全て行う(第一種換気)ため設置環境を気にせずに設置が可能です。
高機能換気設備(全熱交換器)は前述した通り、給気と排気を1台の機械で行います。
三菱電機のロスナイ、ダイキンのベンティエールが高機能換気設備では代表的で、日本国内でこの2機種がシェアを独占しています。
高機能換気設備は機械で室内を強制的に換気を行うため、窓を開けて換気をする必要がなく、寒暖差や花粉など季節を問わずに常時換気することが可能です。
さらに高機能換気設備は熱交換システムを搭載しており、一般的な24時間換気システムなどの換気設備と大きな違いがあります。
熱交換システムは、取り込む外気に排出する内気の熱を移して室内へ取り込みます。
例えば外気が10℃で内気が20℃だとします。
10℃の外気をそのまま室内に取り込めば、室内の20℃を下回りますので室内温度が下がります。
しかし、給気する外気に排出する内気の熱を移すことで、室温に近い温度まで調節して空気を室内に給気することができるため冷暖房中に、室内温度を大きく変動させることなく換気が可能です。
そのため、室内温度の変化による空調機器の稼働を抑えることができるため、余分な消費電力を抑えることができ結果的に電気代を抑えることができます。
これまで換気をすることで、室内ウイルスや細菌、ハウスダスト、花粉などの有害物質が排出できる旨について解説していました。
窓を開けて換気する方法、24時間喚起システムを利用した換気など方法はいくつもありますが、建築物の所在によっては外に浮遊しているホコリや排気ガス、微細なウイルスや菌をそのまま取り込んでしまう可能性があります。
そのような場合は当然、窓を開けて換気することが難しため換気設備や換気扇を回して空気を排気する方法しかありません。
しかし、高機能換気設備は前述したように、窓を開けて換気する必要がなく、給気箇所にエアフィルターと外気洗浄フィルターが搭載されています。
そのため、外気が汚れていても室内に清潔な空気を取り込むことができ、常に清潔で安全な室内空間を維持することができます。
▼下記の記事で、機械換気や換気の重要性について詳しく解説をしておりますので、ぜひご覧ください。
シックハウス症候群の対策や室内の換気が不十分な場合は、ぜひ高機能換気設備の導入をぜひご検討ください。
ReAirでは、現地調査やお見積書を無料で対応いたします。
高機能換気設備は当サイトで販売しておりますので、ご興味がある方、設置をご検討されている方はお気軽にお問い合わせください。
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