BLOG

2021.04.23業務用エアコン導入ノウハウ

高機能換気設備は新型コロナウイルス感染拡大防止にも温暖化にも効果がある?

高機能換気設備は新型コロナウイルス感染拡大防止にも温暖化にも効果がある?

新型コロナウイルスのワクチン接種が始まりましたが、いまだ感染は抑えられているとは言えない状況です。日々の手洗いうがいや手指の消毒など、感染を防ぐための行動をこれからも続けていく必要があります。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で特に大きな打撃を受けたのが飲食店です。この記事では、特に換気が求められる飲食店やオフィスでの活躍が期待されている「高機能換気設備」について、どのような効果があるのか解説しています。ぜひ参考にしてください。

高機能換気設備と新型コロナウイルス感染拡大防止の関係

新型コロナウイルスは換気の悪い場所で感染が広まりやすいものです。新型コロナウイルスは空気感染するものではなく、会話や咳によってウイルスが含まれている飛沫や粒子を吸い込むことで感染するものです。感染対策として換気が求められるのは室内の空気中にウイルスの粒子が漂い続けることを避けるためです。

高機能換気設備は、外のきれいな空気を取り込む給気と、よどんだ空気を外に逃がす排気を機械1台で行うものです。窓やドアを開けて換気を行うものよりも、換気を機械で行う方がより効果が期待できます。高機能換気設備を導入することは、新型コロナウイルスの感染拡大防止に大いに貢献すると言えるでしょう。高機能換気設備の効果については、環境省が主体となって導入に関する補助金制度を設けていることからも安心できるものになっています。

補助金制度の詳しい内容については後述しています。

なぜ温暖化対策にも効果があるのか

高機能換気設備は、給気と排気を1台の機械で行うという点で「高機能」という名称なわけではありません。高機能換気設備の最大の特徴は「熱交換システム」を搭載している点にあります。

熱交換システムとは給気と排気の熱を交換するシステムのこと。通常の換気設備では、室内の空気をそのまま外に排気し、外の空気をそのまま給気するので、冷暖房の効率が悪くなります。冷暖房は室温を適温に保つときよりも設定温度に近づくときに多くの電力を消費するので、冷暖房の効率の悪さはそのまま光熱費の高騰に直結します。しかし、熱交換システムが搭載されている高機能換気設備であれば、通常の換気設備のデメリットを解消できます。

高機能換気設備は、たとえば夏は室内の冷えた空気を利用して入ってくる外気を冷やして部屋に取り込む、冬であれば暖まった室内の空気を利用して、冷たい外気を暖めてから室内に取り込む仕組みになっています。

熱交換は室内と外の空気を混ぜ合わせて行われるわけではないので、室内の汚れた空気と外のきれいな空気が実際に混ざるわけではなく、熱だけが交換されます。

つまり熱交換システムが搭載されている高機能換気設備であれば、室内の温度を保ったまま換気が行えるわけです。換気は機械で行うので、窓を開ける必要はありません。室温が一定に保たれるので冷暖房効率が向上し、光熱費の節約ができるというわけです。

空調のような電化製品を使うこと自体では温暖化の原因となる二酸化炭素をはじめとした温室効果ガスは発生しません。これは電車が排気ガスをまき散らしながら走っているわけではないことからもお分かりになるでしょう。電気は使う際には温室効果ガスは発生しませんが、電気を作る際に温室効果ガスが発生するのです。日本では、東日本大震災による原発事故の影響でほとんどの原子力発電所は現在稼働していません。原子力発電自体はクリーンエネルギーで、温室効果ガスは発生していませんでしたが、原子力発電所が発電できなくなった分を補うために火力発電所が以前以上にフル稼働しています。火力発電は、石油や石炭、天然ガスを燃やして行われるので温室効果ガスが発生してしまいます。

高機能換気設備を導入し、光熱費を抑えることは発電量を抑えることになり、結果として温暖化防止に効果があるという流れというわけです。

高機能換気設備はコロナ禍で打撃を受けている飲食業界にオススメ

高機能換気設備の導入をなによりもご検討いただきたいのは飲食店です。自粛ムードがあるとはいえ、人にとって食事は欠かせないものです。たとえば会社員がランチに近くの定食屋さんに行くといったことは今の状況でも当然行われています。最近では外食をする条件として「席数は減らしてあるか」「きちんと換気は行われているか」「具体的な感染対策を講じているか」といったところをチェックする人は少なくありません。そのため高機能換気設備の導入をどの業種よりもおすすめしたいのは飲食店となります。

きちんと機械による換気が出来ていることは、来店するお客様にとっても大きな安心材料となるはずです。高機能換気設備の多くは空調のように天井から吊り下げて設置しますので、実際にお客様の目にふれるところにあります。「きちんと換気しています」という言葉に大きな説得力を持たせられますよ。

高機能換気設備は導入費用の補助が出る

高機能換気設備の導入にあたっては「大規模感染リスクを低減するための高機能換気設備等の導入支援事業」という補助金制度があります。高機能換気設備と同時に業務用エアコンを導入すれば、高機能換気設備と業務用エアコンのどちらにも補助金が適用されるお得な制度です。もちろん高機能換気設備のみの導入でも補助金は受け取れます。設備そのものだけでなく、工事費にも補助金は適用されるお得な補助金です。

補助金の対象となる経費は換気設備と空調設備それぞれ最大で1,000万円まで、補助率は1/2となっています。「高機能換気設備」と「空調設備」の合計金額ではなく、それぞれ1,000万円までが対象経費として計算されるのが特徴です。たとえば3,000万円かけて換気設備のみを導入した場合は、補助金を受け取るための経費として計上できるのは1,000万円までとなり、それに補助率の1/2をかけた500万円がこの場合の補助金額となります。換気設備を500万円、空調設備500万円をかけて導入した場合、補助対象経費は1,000万円(500万円+500万円)に補助率1/2をかけた500万円が補助金として受け取れます。あくまで高機能換気設備に対する補助金なので、空調設備だけ導入した場合は補助金の対象外となることはご注意ください。

幅広い業種が対象となる補助金制度ですので、ぜひ有効に活用してください。

今回ご紹介した「大規模感染リスクを低減するための高機能換気設備等の導入支援事業」は、公募期間が令和3年3月16日(火)から4月27日(火)までとなっています。

詳しい申請方法は、この補助金事業を主宰している「一般社団法人 静岡県環境資源協会」の該当ページをご覧ください。

「一般社団法人 静岡県環境資源協会」

http://www.siz-kankyou.jp/2020hoseico2-2_kanki.html

まとめ

新型コロナウイルスの感染拡大防止のためにはきちんと換気を行うことが重要です。特に多くの人が出入りする飲食店やオフィスでは、換気の重要性は高いです。

そして高機能換気設備の導入は、何も新型コロナウイルスに対してだけ役立つものではありません。日本人を毎年悩ませる花粉症やインフルエンザ対策としても換気は有効な対策です。

高機能換気設備の導入に対する補助金制度は以前からありましたが、現在実施されているものほど大型のものは類を見ません。

ぜひこの機会に補助金制度を活用して高機能換気設備の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

お見積もり・ご相談はこちら