2021.05.25業務用エアコン導入ノウハウ

高機能換気設備を導入して快適に過ごせる老人ホームにしよう

高機能換気設備を導入して快適に過ごせる老人ホームにしよう

季節を問わず必要な部屋の換気。ここ最近では新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、より一層換気への関心が高まっています。

人が集まるところこそ換気が必要なのですが、今回はそのうちの1つ、老人ホームにおける換気の重要性について述べていきます。

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高齢者が暮らす施設だからこそ室温に気をつけよう

高齢者が暮らす施設だからこそ室温に気をつけよう

多くの高齢者が生活する場所である老人ホームでは、室温に気をつけながら換気を行う必要があります。

特に冬の寒いお風呂場では「ヒートショック」が起こりやすく、細心の注意が必要です。ヒートショックとは、急激な温度差が体に衝撃を与える現象のこと。

暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室に行くと、血管がギュッと収縮して血圧が上昇します。収縮した血管は温かいお風呂につかると拡張し、血圧が一気に下がります。

そして入浴後に再び寒い脱衣所に戻ると、また血管が収縮し血圧が上昇します。寒い場所と暖かい場所を行き来し、血圧が激しく上下することは心臓に負担がかかります。高齢者はその負担を受けやすいので、注意が必要なのです。

冬場の方が危険なのは、冬の方が暖かい場所と寒い場所の温度差が大きいからです。温度差が大きいほど心臓への負担も大きくなります。

高齢者が過ごす部屋や脱衣所などの寒暖差をなくそう

高齢者が過ごす部屋や脱衣所などの寒暖差をなくそう

ヒートショックを防ぐためには、日中過ごす場所とそれ以外の脱衣所や自室で寒暖差をなくすことが重要です。とはいえ、寒暖差をなくしたいからといって換気を控えると空気の入れ替えが起こらず、健康面での悪影響が懸念されます。

換気とは汚れた空気を外に逃がす排気と、新鮮な空気を室内に取り込む給気の2つを合わせた言葉です。換気と聞くと換気扇がイメージされますが、換気扇は給気と排気のうち、排気に特化したものです。

効率的に換気を行うためには、給気もしっかりと行うことが重要。そのため排気だけでなく給気も機械を使って行う換気設備を導入することが望ましいです。

寒暖差が気になる場所において換気を行うと、せっかく暖まった空気が外に出ていくので余計に大きな寒暖差が生まれるのではないかと心配になる方も多いのではないでしょうか。

たしかに、単純に外の空気と室内の空気を入れ換えるだけの換気設備では室温の変動が起こりやすいです。

しかし、換気設備の中には熱交換システムが搭載されている高機能換気設備というものがあります。
熱交換システムとは室内で適温になった空気を外に排気する際に、その熱を給気する空気に移すというものです。

冬の場合であれば室内の暖まった空気の熱を、取り込む空気に移し、温めてから室内に送ります。通常の換気であれば冷たい空気がそのまま室内に入ってくるところ、熱を移した暖かい空気を取り込むため室内の温度を保ったまま換気ができるようになります。

給気と排気の熱を交換するので「熱交換システム」という名称なわけですが、熱交換は、きれいな空気と汚れた空気を混ぜ合わせて行われるのではなく、給気と排気の通り道が分かれている状況で熱だけを交換するようになっています。そのため室内の空気が汚れてしまう心配はもちろんありません。

高機能換気設備を利用して室温を保ったまま換気ができれば、建物内の寒暖差を気にすることなく換気ができますし、空調への負担も少なくなるので光熱費の節約にもなります。

熱交換システムのない通常の換気の場合、外から冷たい空気が入ってくると室温も下がります。このとき空調は設定温度まで室温を上げようとしてフル稼働します。

室温をキープするよりも室温を上げたり下げたりしようとするときの方が空調の消費電力は大きいので換気を行えば行うほど光熱費は高くなるのですが、高機能換気設備では室温を保ったまま換気が行えるので、光熱費が節約できるというわけです。

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新型コロナ感染拡大防止策の一環として高機能換気設備はおすすめ

新型コロナ感染拡大防止策の一環として高機能換気設備はおすすめ

高機能換気設備は、機械の力で強制的に空気を入れ換えるので窓を開けて行う換気よりも効率がよいです。新型コロナウイルスへの感染対策として「3密」が重なる状況を避けることが重要だとされています。

3密は密閉・密集・密接のことですが、換気設備を適切に導入することで密閉が避けられます。
もちろん換気だけでなく手指のこまめな消毒や飛沫対策なども重要ですが、しっかりと機械で換気を行うことはお客様にとっても安心できる材料となるはずです。

また現在は応募を終了しておりますが、高機能換気設備の導入をサポートする補助金制度も設けられています。この補助金は「大規模感染リスクを低減するための高機能換気設備等の導入支援事業」というもので、換気設備だけでなく、同時に導入すれば空調設備まで導入コストが補助されるというお得なものです。

補助金の対象となる経費は換気設備と空調設備それぞれ最大で1,000万円まで、補助率は1/2です。「高機能換気設備」と「空調設備」の合計金額ではなく、それぞれ1,000万円までが対象経費として計算されます。

たとえば換気設備に200万円、空調設備に200万円かけて導入した場合、補助対象となる経費は400万円(200万円+200万円)で、それに補助率1/2をかけた400万円×1/2=200万円 が補助されるという大型の補助金制度です。

まとめ

老人ホームでは、換気をするにあたって「室温を変動させないこと」が重要です。

効率的に換気を行いながらも室温を保ち、光熱費の節約も期待できる高機能換気設備は、老人ホームのようなお客様が長い時間過ごす環境では非常に意義のある設備となるはずです。

補助率や、対象機器は異なる場合もございますが、毎年さまざまな補助金がございますので、ぜひこの機会に高機能換気設備の導入を検討してみてください。

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