換気設備 2023.11.12

風邪などのウイルス対策に高機能換気設備が効果的!窓を開けない換気方法を解説

風邪などのウイルス対策に高機能換気設備が効果的!窓を開けない換気方法を解説
この記事でわかること
  • ・高機能換気設備の性能
  • ・窓を開けずに室内を換気する方法について
  • ・高機能換気設備の導入よる感染症対策への効果

冬が近づくと気温が下がり、湿度が下がるため空気や肌が乾燥し、体にさまざまな影響が出てきます。

また気温低下や空気の乾燥に伴い、風邪やインフルエンザなどにとって好適な環境になり、ウイルスが活発になる時期でもあります。

冬は部屋で暖房や石油ストーブで室内を温めるため、窓は閉めっぱなしで換気が行われないことも多くあります。

暖房やストーブからは少なからず二酸化炭素や一酸化炭素が排出されるため、少しずつ室内の空気は汚れていきます。

汚れた空気が室内に充満することで、二酸化炭素濃度やシックハウス症候群などさまざま体調不良を引き起こす可能性を高めます。

また風邪やウイルスに罹患している方が室内にいた場合は、空気中に浮遊するウイルスを室外に出すことができないため、室内感染のリスクを高めてしまうため、換気は重要です。

この記事では、換気設備による窓を開けない換気方法と風邪やウイルス対策の予防方法について解説いたします。

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窓を開けないで換気をする方法

窓を開けないで換気をする方法

寒い冬は室内を暖房やストーブなどで温めますが、換気をするとせっかく温めた空気が出てしまい室内が冷えてしまいます。

せっかく温めた空気を外に出したくないので、できるだけ窓は開けたくないと思っている方も多いのではないでしょうか。

寒い冬の時期に窓を開けずに換気する方法の一つとして、高機能換気設備の導入が挙げられます。

高機能換気設備とは

高機能換気設備とは、別名を全熱交換器とも呼ばれており、室内の空気を効率的に外へ排出し、新鮮な外の空気を取り入れるための設備です。

よくあるキッチンなどの換気設備は一方的に室内の空気を外へ排出するだけですが、高機能換気設備は給排気の両方を担うため窓を開けて換気する必要がなくなります。

高機能換気設備には、熱交換機能と高性能フィルターが搭載されており、外部から取り入れた空気を高性能フィルターによって微細な粉塵や花粉、PM2.5などの有害物質も取り除いて室内へ新鮮な空気を給気することができます。

またフィルターで空気をきれいにするだけではなく、熱交換機能により取り入れる空気を排気する室内の空気の温度を交換し、室内へ給気されます。

給気される空気は室温との温度差を最小限に抑えた状態になるため、換気による室内温度の低下を防ぎ、エアコンや暖房器具を必要以上に稼働させる必要がないため、省エネ効果も高く、快適で健康的な室内環境を維持することができます。

また、窓を閉めたまま換気ができるため、室内外での防音効果も期待できます。

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高機能換気設備と一般的な換気設備との違い

先述したように、高機能換気は以下の特徴があります。

高機能換気設備は、

  • ・設備1台で給排気を行うため窓を開けて換気する必要がない

  • ・給気する外の空気は高性能フィルターを通すため衛生的

  • ・熱交換器により、給気と排気の空気の温度差が最小限に

 

一方、一般的な換気設備は以下のような特徴があります。

一般的な換気設備の特徴
  • ・室内の空気を排気するため室内空間を清潔に保てる

  • ・給気する場合は窓を開ける必要がある

 

両方とも室内の空気を排気することができますが、一般的な換気設備では給気する機能がないため、次のような問題が発生します。

  • ・負圧の発生
  • ・換気効率の低下
  • ・酸素不足と健康への影響

以下にそれぞれについて解説します。

負圧の発生

室内の空気が排出され続け室内への給気がないため、室内の気圧が下がり「負圧」の状態になります。

負圧になることで、室内や玄関のドア、窓が開けにくくなったり、屋内の隙間から外気が入り込む可能性を高めます。

換気効率の低下

換気扇で排気が行われる一方、給気がされないと換気設備の効率を下げてしまい十分に機能を発揮できなくなります。

給気と排気のバランスが取れないと、換気設備の排気量が徐々に減少し、室内の空気の排出が不十分になるため、室内の空気の質が低下します。

酸素不足と健康影響

給気がないと「換気効率の低下」を招き、次第に室内の酸素濃度が低下し、二酸化炭素濃度が高まります。

少量の二酸化炭素濃度であれば健康状態に異常はあらわれませんが、二酸化炭素濃度が高まることで倦怠感や眩暈、頭痛などさまざまな症状を発症させる可能性を高めます。

一般的な換気設備を稼働していても給気させる必要がある

十分に換気をするためには、給気と排気のバランスを保つ必要があり、どちらが多すぎても少なすぎてもいけません。

排気をする場合はそれと同等に給気をする必要がありますので、一般的な換気設備を稼働させて換気する際でも、できるだけ対角上に位置する窓を少し開けて給気しましょう。

高機能換気設備を利用した風邪やウイルス対策

高機能換気設備を利用した風邪やウイルス対策

風邪やウイルス感染の予防対策には高機能換気設備の導入と利用が有効です。

高機能換気設備は窓を開けずに換気ができ、室内の汚れた空気を外に排出するだけでなく、給気する空気を室内温度に近い状態でフィルターを通して給気することができるため室内環境を快適に清潔に保つことができます。

特に人が多く集まる場所では、二酸化炭素濃度の上昇や空気の汚染の速度も高まるため、特に換気が必要です。

換気は空気をきれいにする以外に湿度も逃している

冬になると部屋を暖房などで空調するため、結露が発生しやすくなります。

結露とは、空気中の水蒸気が低温の物体に触れることで、液体化(水)する現象です。コップの中に冷たい飲み物を注いで時間が経つと、コップの表面に水滴が付き同様に結露します。

特に室内の場合だと、窓によく結露している風景を見ますがこれを放置することでカビが発生します。

カビが発生すると微量ではありますが、微細な胞子を空気中に放出します。この胞子の量が多くなると、

  • ・呼吸器系アレルギー症状の発症や悪化
  • ・免疫力の低下
  • ・皮膚炎やかゆみの発症

上記のように様々な症状を発症させるリスクを高めます。

そのため、冬であっても定期的に室内の湿気も排出する必要があるため換気は非常に重要となるため、高機能換気設備を導入することで結露やカビの発生を抑制することができるため、これらのリスク低減が期待できます。

しかし、換気を怠ってしまうと、

  • ・汚れた空気を外に排出できない
  • ・新鮮な空気を取り込めない
  • ・室内の湿気を逃すことができない

など体調不良を招く可能性を高め、快適で安全な室内空間を維持することは難しくなります。

また風邪菌やウイルスを排気できないと室内で増殖する可能性があり、より感染しやすい状況になる恐れがあります。

風邪菌やウィルスが好む環境とは

風邪菌やウィルスは湿度の低い環境を好みます。

特に低温で乾燥した空間の場合、ウイルスの活動が活発になり増殖する可能性を高めます。

また、湿度が低いとウイルスへ付着する湿気量が少なく、感染力を維持したまま生存し空気中に浮遊し続けることができます。

乾燥することで人体では、鼻や喉などの粘膜を保護するバリア機能が低下してしまうため、より一層感染リスクを高めてしまいます。

風邪菌やウイルスが嫌う環境とは

風邪やインフルエンザなどの感染症を予防するためには、ウイルスが活動しにくい環境を作ることが重要です。

具体的には、高温多湿の環境にすることでウイルスの生存率を下げ、感染症リスクを下げることができます。

Airborne micro-organisms: survival tests with four viruses』の実験によると温度7〜8℃で湿度20〜25%の場合、6時間後のウイルス生存率は63%に。

湿度を49〜51%に上げると生存率は42%になり、湿度を81〜82%に上げた状態ではウイルスの生存率が35%まで低下したというデータがあります。

さらに温度20.5〜24℃で湿度20〜25%の場合、6時間後のウイルス生存率は66%だったものの、湿度を49〜51%に引き上げると生存率は3〜5%まで低下しました。

最後に温度が32℃で湿度が49〜51%以上の環境では、6時間後のウイルス生存率はほぼ0%という結果になっています。

つまり、空気が乾燥しやすく気温も低くなる冬はウイルスにとって理想的な環境といえます。

参考サイト:インフルエンザウイルスの寿命は湿度で決まる – ウェザーニュース

参考サイト:【医師監修】冬場のエアコンの使用はインフルエンザの感染リスクを高める!? 適切な温度・湿度管理について

換気での風邪菌やウイルス感染の対策方法

ウイルスなどの感染症対策として、換気の重要性は耳にしたことがあるかと思います。

換気を行う理由は先述したように、風邪菌やウイルスなどで汚染された空気を外へ排気し、新鮮な空気を室内へ取り入れるためです。

換気設備ではなく、窓を開けて換気する場合は

  • 居室の温度及び相対湿度を 18℃以上かつ 40%以上に維持できる範囲内で、暖房器具を使用しながら一方向の窓を常時開けて、連続的に換気を行うこと
  • 居室の温度及び相対湿度を 18℃以上かつ 40%以上に維持しようとすると、窓を十分に開けられない場合は、窓からの換気と併せて、可搬式の空気清浄機を併用すること

 

換気設備を利用して換気する場合は、

  • 機械換気設備等の外気取り入れ量等を調整することで、必要換気量(一人あたり毎時 30㎥)を確保すること・居室の温度及び相対湿度を 18℃以上かつ 40%以上に維持すること

これらを意識することで、感染症を予防することができます。

▼高機能換気設備については以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

ウイルスの3つの感染ルート

ウイルスなどは飛沫感染・接触感染・空気感染という3つの感染ルートがあります。

飛沫感染

罹患している人の咳やくしゃみにより飛沫したウイルスを吸い込んでしまうことによる感染です。

咳やくしゃみをすると、おおよそ半径1.5メートル以内の距離にいる人までウイルスが飛沫します。そのため、半径内にいる人の鼻や口、目からウイルスが侵入し感染することがあります。

接触感染

ウイルスが付着した手でドアノブや電車のつり革などをさわってしまい、その手で飲食をしたり、鼻や口をさわったりすることで感染することを指します。

空気感染

感染した人と同じ室内にいる人が空気を介して感染するものです。

直接飛沫を吸い込まなくても、インフルエンザウイルスが感染力を長時間保ちやすい環境であると、空気を介して感染してしまうといわれています。

高機能換気設備を用いることによって、効率よく換気をすることができます。

厚生労働省が発表している「冬場における『換気の悪い密閉空間』を改善するための換気の方法」によれば、商業施設においては以下のような換気方法が推奨されています。

参考サイト:インフルエンザウイルスの寿命は湿度で決まる

参考サイト:【インフルエンザはこうして流行する】インフルエンザの感染経路

参考サイト:冬場における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法

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補助金を利用して高機能換気設備(全熱交換器)を導入

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高機能換気設備の導入は、国や地方自治体の補助金・助成金が設置されていることがあります。

以下の検索サイトからお住まいの地域で対象の補助金があるか検索してみましょう。

支援情報ヘッドライン | J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト]

該当する補助金がございましたら、弊社へご相談いただければ申請から完了までサポートさせていただきます。

補助金についてお気軽にご相談ください。

まとめ

冬でも快適に換気をするためには、高機能換気設備を利用した換気方法が最適です。

換気をすることで、人体にさまざまな影響を与えるリスクを低減するだけではなく、室内の結露やカビの発生も抑制します。

ReAirでは設置環境に合った最適な換気設備のご提案させていただき、快適で安心できる室内環境をサポートします。

高機能換気設備の導入をご検討の方は、お気軽にお問い合わせください。

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