2022.01.14業務用エアコン運用ノウハウ

寒い冬の時期は乾燥が気になる!室内の乾燥を抑えつつ効果的に換気ができる方法を解説

寒い冬の時期は乾燥が気になる!室内の乾燥を抑えつつ効果的に換気ができる方法を解説

冬こそ大事とされる換気。ではなぜ寒い時期に、換気が大事なのでしょうか。

この記事では冬の換気が重要な理由と、効果的な換気方法、換気をしながらでもなるべく室内温度を下げないポイントについて解説します。

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冬は特に換気が必要と言われるその理由とは

冬は特に換気が必要と言われるその理由とは

冬に窓を開けると冷たい風が入ってくるため、なるべく換気をしたくないと思う方も多いでしょう。

しかし、室内の空気汚染や家族の健康を考えた場合、換気は不可欠です。

ではなぜ、換気が必要なのか、その理由を解説していきます。

屋内の空気汚染とウイルス対策

風邪やインフルエンザの予防には換気が重要とされています。

換気が行われない気密性の高い室内では、空気が循環しないため、空気中のウイルス濃度が上がります。

その結果として、感染リスクが高まってしまうのです。

換気によって起こる問題は感染リスクだけではありません。

酸素不足・結露の発生に加え、汚染物質の増加によるハウスダストアレルギーやシックハウス症候群の原因にもなります。

換気がされていない場合、人の呼吸によって室内の酸素濃度は下がり、二酸化炭素濃度が高まります。

二酸化炭素は、空気中にもともと含まれている物質で、少量であれば人体に影響はありませんが、空気中の二酸化炭素濃度が高くなると、倦怠感、頭痛、耳鳴りなどの症状を訴える方が出てきます。

気密性の高い室内では特に二酸化炭素濃度が高まりますので、適度に換気し、室内の二酸化炭素濃度を下げる工夫が必要です。

シックハウス症候群は単一の疾患ではなく、住環境やオフィス環境によって発生する健康被害の総称です。

シックハウス症候群は、ホルムアルデヒドやハウスダスト、一酸化炭素といった汚染物質が原因とされています。

汚染物質の濃度が高まることにより発生するシックハウス症候群の主な症状には

・頭痛
・吐き気
・めまい
・じんましん
・目がチカチカする
・のどの乾燥
・鼻水

などがあります。

室内の空気の入れ換えを行うことで新鮮な空気を取り込むだけでなく、人の健康に悪影響を与える物質を外に逃がす役割が換気にはあります。

参考文献:<外部ページ>室内空気汚染を低減するために

結露を防止して建材、ダニの繁殖を抑える

屋内では飲食物の湯気や調理時に発生する熱気、部屋干し中の洗濯物、加湿器など、さまざまなものから湿気が出ています。

また、暖房で暖まった室内の空気は、たくさんの水蒸気を含んでいます。

朝方のように気温が低い時間帯に窓につく結露は、外の気温で室内外の窓が冷やされ、室内の暖かいが冷やされることで発生します。

空気は暖かいほど水蒸気を多く含める性質がありますが、たくさんの水蒸気を含んだ暖かい空気が冷やされることで、含める水蒸気量が限界を超えた結果、結露が発生します。

結露は放置するとカビが発生しやすくなり、壁紙や建材を傷める原因になります。

カビはダニのエサになるので、結果としてハウスダストアレルギーを引き起こしやすくなります。

冬は夏に比べて湿度が低いですが、換気をしないと湿度が高くなりやすいです。

結露を防ぐためには、室内の湿度の高い空気を外に出すことが重要になるので、この点でも換気が必要になるわけです。

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換気中の空調は消す?消さない?

換気中の空調は消す?消さない?

換気は1時間に5分~10分程度、こまめに行うことが効果的とされていますが、換気中はエアコンを消した方がよいのでしょうか。

窓を開ける換気方法ですと冷たい空気が室内に入ってくるので、暖房をつけていても効果がないと思い、換気中はエアコンを消すという方もいるでしょう。

しかし、エアコンの消費電力を考えた場合、換気中にエアコンを消すのは誤りです。

エアコンは電源をつけてから設定温度に向かうまでに大きな負荷がかかり、多くの電力を消費します。

そのためこまめにスイッチを入れたり切ったりすると余計に電力を消費してしまい、電気代が高くなる可能性があります。

5分~10分といった短い時間の換気であれば、エアコンの電源はつけたままにしておくとよいでしょう。

参考文献:<外部ページ>エアコンつけたままの換気、電気代は?

換気をしても冷えにくい室内にするには

換気をしても冷えにくい部屋にするには

冬場の換気の重要性が分かっていても、換気をすれば冷たい空気が入り、室内が寒くなってしまいます。

ここではなるべく室内を冷やさずに換気をする方法を紹介します。

室内の湿度を40%以上に上げる

湿度が高い場合、人の体感温度は高くなります。

あらかじめ部屋を加湿しておき、換気をして部屋が寒くなっても湿度が高ければ、ある程度の暖かさを感じられます。

湿度40%~60%ほどが目安ですが、あまり湿度が高いとカビの原因となるので注意が必要です。

参考文献:<外部ページ>部屋の湿度は何%が最適?適切な湿度で起こるメリットと注意点

暖房機器の給排気口をこまめに掃除する

エアコンのフィルターが目詰まりしていたり、ストーブの空気取入口にホコリがたまったりしていると、暖房効率が下がります。

また故障の原因となったり、電化製品であるエアコンは消費電力が大きくなる原因にもなったりします。

ぜひ定期的に掃除するようにしましょう。

室内が暖まった後の換気は、エアコンやストーブから遠い場所で換気を行うと暖かい空気を逃がさずにすみます。

暖めた空気を逃さない方法

窓に断熱シートや気泡緩衝材(プチプチ)を貼ると、暖まった空気が逃げづらくなります。

また、カーテンを厚手のものにしたり長い丈のカーテンを使用するのも効果的です。

カーテンを使用する場合は、窓の結露がカーテンにしみることでカビが発生しやすくなりますので、定期的に洗濯することをおすすめします。

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室内温度を下げずに換気するなら高機能換気設備(全熱交換器)がおすすめ

室内温度を下げずに換気するなら高機能換気設備(全熱交換器)がおすすめ

冬場に換気をするとエアコンで暖まった空気が外に出てしまい、室内が寒くなってしまうので抵抗があるという方も多いことでしょう。

そこでおすすめなのが高機能換気設備(全熱交換器)です。

高機能換気設備は、外気を取り込む給気と、室内の空気を外に逃がす排気の両方を1台の機械で行うものです。

換気が効率的に行えることに加えて、熱交換システムが搭載されている点が、換気扇などの通常の換気設備との違いです。

通常の換気設備では、真夏の場合、外の暖かい空気が室内に入り、冷えた室内の空気を排出してしまうため冷房の効率が悪くなります。

真冬の場合でも同様で、外の冷えた空気が室内に入り、暖まった空気を外に排出しまうことで室内は寒くなってしまいます。

一方で熱交換システムの搭載された高機能換気設備の場合、夏は室内の冷えた空気を排出する際にその冷たさを給気に移し、冬は暖まった空気を排出する際にその熱を給気に移す仕組みになっています。

そのため室内の温度を保ったまま換気できるという大きなメリットがあります。

また、給気も排気も1台で行うため、窓を開けずに換気ができるという特徴もあります。

室外の騒音や室内の生活音を気にしなくてよいというメリットにもつながります。

まとめ

ここまで解説してきたように、冬であってもきちんと換気を行うことが重要です。

暖かい空気を逃がさないための工夫や、窓を開けず、室内温度を保ったまま換気ができる全熱交換器の導入をぜひご検討されてみてはいかがでしょうか。

ReAirでは現地調査を無料で行っておりますので、ご検討の際にはお気軽にお問い合わせください。

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