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店舗やオフィスで使用するエアコンを選ぶ際、業務用エアコンやパッケージエアコンといったものがあり、その違いや選び方に悩んでしまうことがあります。
この記事では、これからエアコンを設置しようと考えている企業の方に向けて2つの違いや選び方のポイントを紹介しています。ぜひ参考にしてください。
目次
結論から言ってしまうと、パッケージエアコンと業務用エアコンは異なるタイプのエアコンではありません。
業務用エアコンという大きなくくりの中に、パッケージエアコンがあります。
業務用エアコンには、「店舗・オフィス用パッケージエアコン」「設備用パッケージエアコン」「ビル用マルチエアコン」の3種があります。そのうちの前者2種がパッケージエアコンです。
パッケージエアコンとは、室外機と室内機が連動しているエアコンのことを指します。
パッケージエアコンは電源を室外機につなげて室外機から室内機に給電していますので、室外機が稼働しているときは、つながっている全ての室内機が稼働します。
家庭用エアコンとは冷暖房能力、電源、室内機の種類などの面で異なります。
パッケージエアコンは100Vがなく、また単相200Vや三相200Vでも電源容量は大きくなる可能性が高いです。
しかし、冷暖房能力や室内機の豊富な種類により、空間の広さ、形状や設置条件などさまざまな部分で対応が可能です。
パッケージエアコンは、建物の種類、構造、用途や発熱量によって必要な冷暖房能力も異なるため、家庭用エアコンのように単純な「〇畳用」というくくりになっていません。
パッケージエアコンを選ぶ際には、主に「形」「設置場所の広さや用途」「メーカー」の3要素を加味して検討していくのが一般的です。
パッケージエアコンの形には以下の8種類があります。
・天井カセット形4方向
・天井カセット形2方向
・天井カセット形1方向
・天吊形
・壁掛形
・床置形
・天井ビルトイン形
・天井埋込形ダクト形
どの形が適しているかは設置場所によって決まります。残念ながら好きなところに好きなタイプのエアコンを選べるわけではありません。
機能や見た目の特徴を簡単にまとめると、天井カセット形は天井に貼りついているように見えるタイプのものです。
室内機本体は天井内に埋め込まれておりパネル部分だけが見えている、オフィスや店舗でよく見る最も一般的なタイプです。
天井吊形はその名の通り、天井から吊り下げるタイプのものです。
体育館や学校、飲食店などで採用されていることが多く、その名の通り天井から吊り下げられています。
壁掛形は、家庭用エアコンのような見た目をしています。
ただ、業務用のエアコンなので出力は家庭用エアコンと比べて大きく勝ります。
床置形は、床に近い部分に吹出があるため、暖房などにより適している製品です。
また、手入れや掃除に脚立を使う必要もないため、維持が簡単というメリットがあります。
ビルトイン形は、室内機と吹き出し口が離れているエアコンです。
室内機本体は天井に埋め込み、吹き出し口を本体から離れた位置にダクトでつなぎます。
室内機1台に対して、吹き出し口は2~4個設置することができますし、天井に埋め込むため室内のインテリアや装飾に影響を与えにくく、目立たないことが特徴です。
天井埋込ダクト形も見た目はほぼ同じものですが、ビルトインは吸込口が本体下にあり、天埋ダクト形はダクトによりさまざまな位置に付けられることが大きな違いです。
前述したように、パッケージエアコンは家庭用エアコンのように単純に部屋の広さだけで選べるものではありません。
たとえば静かで人の出入りが少ないオフィスと、中華料理店では同じ広さでも後者の方が大きな冷暖房能力のエアコンが必要です。
パッケージエアコンの冷暖房能力は馬力で表すこともでき、1.5馬力から12馬力まであります。
国内の主なパッケージエアコンメーカーは以下の6社です。
・ダイキン
・三菱電機
・日立
・東芝
・パナソニック
・三菱重工
エアコンとしての機能に特別な違いは見つけづらいですが、価格やデザイン、消費電力には違いがあります。
購入する際はそういった点を比較するとよいでしょう。
パッケージエアコンは業務用エアコンの1ジャンルです。単純に店舗用エアコンと呼ぶこともあります。
パッケージエアコンにはさまざまな種類がありますが、まずはどのような業態でどのくらいの広さだからどの程度の冷暖房能力が必要というように、1つずつ絞りこんでいく必要があります。
もしも冷暖房能力不足のものを選んでしまうと、エアコンの効きが悪くなる、常にフル稼働させなくてはならないので壊れやすくなるといったデメリットがあります。
必ず用途や広さに合わせてエアコン選びをすることが大切ですので、信頼できる業者に相談することをおすすめします。
ReAirでもご相談を承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。