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2021.04.19業務用エアコン運用ノウハウ

風量、温度をうまくコントロールして業務用エアコンの消費電力を抑える方法

風量、温度をうまくコントロールして業務用エアコンの消費電力を抑える方法

広い室内を快適な温度にしてくれる業務用エアコン。家庭用と比べてパワーが強いので電気代が気になるという方も多いでしょう。

この記事では業務用エアコンの消費電力を抑えるテクニックを紹介しています。家庭用エアコンに応用できるものも多いので、ぜひ参考にしてください。

消費電力が最も高くなる季節は?

消費電力が最も高くなる季節は?

節電が強く求められるのは夏季なので、冬季よりも夏季の方が消費電力が多いようなイメージがあります。

しかし実際は夏季よりも冬季の方が消費電力が高く、電気代も高くなる傾向があります。部屋の温度を快適に保つためにエアコンを使うわけですが、消費電力はエアコンの設定温度と外気温の差に比例します。

真夏日と呼ばれるような30℃を超す日であってもエアコンの効いた室内との温度差は5℃ほどですが、気温が一桁や零下になるような冬季では、外気温との差は10℃以上になるでしょう。

また、冬季は日照時間が短く、家にいる時間が長くなるというのも冬季の消費電力が多い理由と言えます。

風量や設定温度を管理することで消費電力は抑えられる

風量や設定温度を管理することで消費電力は抑えられる

消費電力を抑えるためにまず行うべきことは、風量と設定温度の管理です。

まず風量について、おすすめは「自動」です。どのような動きをしているのかイメージしにくいので自動に設定している人は多くないでしょう。しかし自動は一番無駄のない設定なのです。

風量を自動にすると、設定温度になるまでは強風、設定温度に達したら自動的に微風や弱風になります。状況に合わせて自動的に風量を調整してくれるのが自動のメリットです。

たとえば夏の暑い日に外から帰ってきたとき「もったいないから」といって微風や弱風で涼しくなるまで長い時間我慢するのはおすすめできません。

エアコンは設定温度になるまでに一番電力を使うので、なるべく早く設定温度に到達させることが節電になるからです。

弱風や微風は、すでに室温が快適な状態になっているときに選択するようにしましょう。

もちろん手動で最初は強風にし、ちょうどよい温度になったら微風や弱風にしてもよいのですが、広いオフィスや飲食店できちんと管理するのは手間がかかります。

風量を自動設定にしておけば、室温に合わせてベストな風量にしてくれるので節電と利便性の二点でメリットがあります。

設定温度は、夏季は下げすぎず冬季は上げすぎないようにしましょう。設定温度が1℃変わると消費電力が10%上がると言われているほどです。

エアコンの消費電力を抑えるためには、設定温度ではなく風量でカバーすることを意識してください。

ちなみに、エアコンは設定温度になるまでに一番電力を使うので、こまめにエアコンを消すことはむしろ消費電力を高めることになってしまうのでご注意ください。

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風量や設定温度以外で消費電力を抑える方法

風量や設定温度以外で消費電力を抑える方法

消費電力を抑えるためにできることは、風量や設定温度の管理だけではありません。

風量と設定温度の管理に加えて行うことで、さらなる節電につながるテクニックをご紹介します。

フィルターの掃除

夏季・冬季を問わず行ってほしいのがフィルターの掃除です。業務用エアコンであっても家庭用エアコンと同様に簡単にフィルターは取り外せますので、定期的に掃除を行ってください。

基本的なケアとしては埃を掃除機で吸うか水洗いするだけで十分ですが、飲食店などでフィルターが油汚れのようになっている場合は中性洗剤を使って掃除してください。

洗ったあとは日陰で完全に乾かしてから元に戻してください。

フィルターの掃除が節電になぜ効果的なのかというと、フィルターが目詰まりを起こしているとエアコンの効きが悪くなるからです。

エアコンの効きが悪くなると設定温度に達するまでの時間が長くなり、電力を多く消費してしまいます。

業務用エアコンはフィルターが汚れにくい工夫がされていますが、定期的に掃除をするようにしてください。

室外機を冷やす

これは夏季に有効な節電テクニックです。室外機の役割は、ファンを回して室内機の熱を外に逃がす「放熱」です。

つまり放熱が上手くできない環境にあれば室外機にも室内機にも過度な負担がかかり、消費電力の上昇につながります。

室外機はなるべく日陰に置き、周囲にものを置かないようにしましょう。周囲にものがあると熱の逃げ道がなくなったり、放熱が非効率になったりするからです。

室外機に直接水をかけるのはおすすめできませんが、地面に打ち水をするのも効果的ですよ。

扇風機やサーキュレーターを使う

エアコンの効きをよくするためには扇風機やサーキュレーターを使って空気の流れを作るのもおすすめです。

エアコンでつくり出される冷たい空気は足元に、暖かい空気は上の方に行く性質があります。空気の流れを作って冷たい空気や暖かい空気を循環させることで部屋全体の温度を均一に保ちやすくなります。

また、天井にとりつけるシーリングファンも同様の効果があります。

季節に合わせて風向を調整する

冷たい空気は足元に、暖かい空気は上の方に行く性質を考えて、風向を調整することもエアコンの効きに影響します。

夏季は風向を水平に、冬季は風向を下向きにすることで効率よく部屋全体にエアコンを効かせられます。

冬季は風量よりも設定温度を普段の「-1℃」にするだけで効果あり

冬は風量よりも設定温度を普段の「-1℃」にするだけで効果あり

風量の調節は消費電力を抑えるためにとても重要な要素です。エアコンのつけ始めは風量を強くすることが結果として節電につながります。

そしてもう1つ意識してほしいのが「設定温度を1℃調整すること」です。温度設定が1℃変われば電力消費は10%も変わると言われています。夏季は今より+1℃を、冬季は-1℃を心がけることでさらなる節電につなげられます。

夏季より電力消費の多い冬季は「重ね着」による温度調節もできますので、ぜひさまざまな方法を行って消費電力を抑えてくださいね。

まとめ

家庭用エアコンと異なり、機能がシンプルな業務用エアコンは、消費電力を抑える方法も非常にシンプルです。風量を自動設定にする、設定温度は夏季はいつもより+1℃、冬季は-1℃にするといった基本を守ることから始めてみてください。

業務用エアコンは家庭用エアコンより出力は大きいですが、家庭用エアコンとは電力契約の内容が異なるので必ずしも家庭用エアコンより電気代が高くなるわけではありません。

広くないスペースだからといって家庭用エアコンと決めつけるのではなく、業種や業態によって最善のものは異なりますので、ぜひ家庭以外でエアコンを設置するのなら業務用エアコンを選択肢に入れて検討してください。

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