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2021.04.17業務用エアコン運用ノウハウ

光熱費が高い!?業務用エアコンの電気代が高くなる原因を徹底解説!

光熱費が高い!?業務用エアコンの電気代が高くなる原因を徹底解説!

オフィスや飲食店に欠かせない業務用エアコン。業務用エアコンは家庭用エアコンと比べて、電気代が高いイメージがありませんか?

この記事では、節電テクニックとあわせて電気代が高くなる原因について詳しく解説しています。業務用エアコンの電気代に悩んでいるのなら、ぜひ参考にしてください。

業務用エアコンの表示単位は「馬力」

業務用エアコンの表示単位は「馬力」

業務用エアコンの出力の単位は主に「馬力」で表されます。自動車などでも使われる「馬力」ですが、どういったものなのか少しイメージがしづらいのではないでしょうか。

1馬力のパワーは、分かりやすくたとえると75kgの男性を1m、1秒間かけて繰り返し持ち上げられる力のことを言います。家庭用のエアコンの出力の単位はkw(キロワット)ですが、広い部屋で使う家庭用エアコンでも馬力に換算すると最大で3馬力ほどになっています。

一方で業務用エアコンは1.5馬力から10馬力のものまでありますので、家庭用エアコンと比べるとパワーに大きな差があります。

馬力をkwに換算すると、1馬力は約2.8kw相当です。これは家庭用エアコンで考えると大体「6畳用」のような出力の小さいものになります。

業務用エアコンを動かすには”低圧電力”の契約が必要

業務用エアコンは、家庭用エアコンとはコンセントの形が異なり、電力契約も異なります。家庭用エアコンをはじめとした家電製品では「従量電灯」という契約を結びますが、業務用エアコンのような電力をたくさん消費する業務用機器では「低圧電力」という電力契約を結びます。

低圧電力の特徴は、家庭向けの従量電灯と比べて電力量料金が低いことです。電気料金は基本料金とその月使用した電力量に応じて計算する電力量料金などで決まりますが、低圧電力はこの「電力量料金」が低く設定されています。

低圧電力でも従量電灯と同じようにたくさん電力を使えば電気代は高くなります。しかし「低圧電力」は、電力をたくさん使えば使うほど電力量に対する電気料金がお得になるという契約なのです。

家庭用の「従量電灯」と比べれば基本料金は多少高くなりますが、それを補えるだけのお得さが低圧電力にはあります。広いオフィスなのに電気代を気にして家庭用エアコンを複数台設置してフル稼働させるとかえって電気代が高くつくケースが多いですのでご注意ください。

”馬力”が高ければ消費電力も高い=電気代が高い、だけが原因ではない

”馬力”が高ければ消費電力も高い=電気代が高い、だけが原因ではない

業務用エアコンは馬力、つまり出力が家庭用エアコンと比べて大きいためお得な料金設定とはいえ電気代は高くなります。

しかし、電気代が高くなる理由は出力の強さによる消費電力の高さだけではありません。出力以外に、どのような理由で電気代が高くなるのか確認しておきましょう。

電気代が高くなるケース:①使用しているエアコンが古い

古い機種のエアコンを、壊れていないからといって長年使っていることが原因で電気代が高くなっていることが多いです。家庭用エアコンでも業務用エアコンでも、日々省エネ技術は進歩しています。

業務用エアコンの場合、その馬力に関わらず15年前の機種だと最新機種の倍ほどの消費電力があります。言い換えると15年前の機種から最新機種に買い換えれば、エアコンの電気代が半分になる計算になります。

もちろん業務用エアコンは安い買い物ではないので、安易に電気代だけで買い替えを判断するのは難しいです。しかし、買い替えた業務用エアコンを何年使い続けたら元が取れるかを考えて、それに見合うのであれば買い替えても良いかもしれません。

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電気代が高くなるケース:②フィルターが埃で塞がれ稼働能力が落ちている

エアコン本体に問題がなくても、フィルターがほこりで目詰まりしているだけで電気代は高くなります。エアコンは電源を入れてから設定温度に達するまでに最も電力を使います。

フィルターが目詰まりしているとエアコンの効きが悪くなり、フルパワーで稼働する時間が長くなります。その結果、電気代が高くなるのです。

業務用エアコンであっても家庭用エアコンと同じように、フィルターは自分で取り外せます。定期的に掃除機をかける、水洗いをするなどしてフィルターを清潔に保つことが電気代を抑えるコツになります。

エアコンの設定温度を極端にしたり、電源をつけたり消したりするのも原因の一つ

エアコンの設定温度を極端にしたり、電源をつけたり消したりするのも原因の一つ

真夏に外から帰ってきたときは、あまりの暑さでエアコンの設定温度を18℃のような極端なものにしてしまいがちですがこれはおすすめできません。なぜならエアコンは1℃設定が変わると10%電力消費が変わると言われているほどだからです。

とはいえ、あまり暑いのは我慢できませんよね。そこでおすすめなのがエアコンの風量を「自動」にすることです。自動は実は一番無駄のない設定なのです。

風量を自動にすると、設定温度になるまでは強風、設定温度に達したら自動的に微風や弱風になります。状況に合わせて自動的に風量を調整してくれるのが自動のメリットです。

たとえば夏の暑い日に外から帰ってきたとき「もったいないから」といって微風や弱風で涼しくなるまで長い時間我慢するのはおすすめできません。エアコンは設定温度になるまでに一番電力を使うので、なるべく早く設定温度に到達させることがむしろ節電になるからです。

もう1つありがちなミスが「エアコンのスイッチをこまめに消すこと」です。これは部屋の照明の場合には有効な方法なのですが、エアコンの場合は返って電気代が高くなる原因になります。

夏の日の場合で考えると、部屋に帰ってきて暑いからエアコンをつける、部屋が冷えたので一旦エアコンを消す、しばらくするとまた暑くなってきたので再度エアコンをつけるという流れになります。

エアコンはスイッチを入れてから設定温度に達するまでに多くの電力を使うので、暑くなる度にスイッチを入れて部屋を冷やすというのは電気代のことを考えるとNGなのです。暑くなってから再度部屋を冷やすよりは、一度涼しくなった部屋の温度をキープする方が電力消費はずっと少ないです。

業務用エアコンは上手く使うことによって電気代を抑えることができる

業務用エアコンは電力契約の違いや、使い方の工夫で電気代を抑えやすい設備です。業務エアコンならではのパワーが必要な場所では、家庭用エアコンではなく業務用エアコンを導入するのを基本として考えるとよいでしょう。

まとめ

業務用エアコンはその出力の強さから、確かに電気代は高くなりがちです。しかし、電力契約の違いから「業務用エアコンだからその程度に抑えられている」という見方もできるはずです。

例年に比べてエアコンの効きが悪くなったと感じたらフィルターを掃除したり専門業者にクリーニングを依頼することを検討してください。またエアコンの電源をつけたり消したりを繰り返さない、ということを徹底することから始めるのも良いかもしれません。

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