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2021.05.07業務用エアコン運用ノウハウ

業務用エアコンを自分で掃除する方法と簡単に掃除ができる箇所を紹介!

業務用エアコンを自分で掃除する方法と簡単に掃除ができる箇所を紹介!

家庭用のエアコンよりも大型で複雑な構造の業務用エアコンには、定期的なメンテナンスが必要です。

この記事では、自分でできる業務用エアコンの掃除の方法や掃除できる箇所について解説しています。清掃時の注意点や、業者に依頼した方がよい場合などについても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

業務用エアコンを自分で掃除するメリット

業務用エアコンを自分で掃除するメリット

業務用エアコンには、家庭用エアコンと同様に自分で掃除できる箇所があります。自分で掃除することのメリットは、業者を呼ばないことによる費用の面といつでも自分のタイミングで行えるという手軽さの2つの面でメリットがあります。

自分で掃除を行うことで得られるメリットに加え、エアコンの掃除を行うこと自体で得られるメリットももちろんあります。

・イヤなにおいの改善
エアコンから出てくるイヤなにおいの原因は主にエアコン内部のカビです。イヤなにおいを放置しておくとカビをまき散らしてしまうことになり、健康にも悪影響を及ぼす恐れがありますし、ハウスダストなどのアレルギー症状を起こす原因にもなります。

・電気代の節約
エアコンが汚れているとエアコンの効きが悪くなります。エアコンの効きが悪いとエアコン本体は「もっと強いパワーで稼働しよう」と認識し、さらに多くの電力を消費してしまいます。エアコンの掃除を行えば、エアコンがしっかりと短時間で効くようになり電気代の節約につながります。

・エアコンが長持ちする
定期的に掃除やメンテナンスを行うと、エアコンに不必要な負荷がかからない状態をキープできます。その結果、エアコンの寿命を延ばすことにつながります。もちろん故障の予防にもなりますよ。

まずはエアコンのタイプを確認しよう!

まずはエアコンのタイプを確認しよう!

ひとくちに業務用エアコンといっても実にさまざまなタイプがあります。業務用エアコンには埋め込み型・天井吊り型・床置き型・壁掛け型などがあります。

エアコンのタイプによって掃除の仕方は異なってきますので、取扱説明書を見ながら設置されているエアコンがどのタイプのものなのかを把握しておきましょう。

業務用エアコンを自分で掃除できる箇所とは?

業務用エアコンを自分で掃除できる箇所とは?

業務用か家庭用に限らず、エアコンはすみずみまで自分で手軽に清掃できるものではありません。知識のないまま下手に掃除したことで、エアコンの機能に支障が出たり、壊れてしまったりすることもあります。エアコンの清掃をすることは良いことですが、どこまで掃除をしていいのか知ることも重要です。

エアコンに関する知識がない状態で、自分で掃除できる箇所は以下の2つです。

・フィルター
業務用エアコンでも家庭用のエアコンと同様に外側のカバーを外せばフィルターがあります。フィルターは簡単に取り外せます。カバーやフィルターの外し方は取扱説明書を参照するようにしましょう。

・ルーバー
ルーバーとは、エアコンの風向を決める羽のような部分のこと。エアコンの外側にありますので簡単に掃除できます。フィルター同様にホコリがたまっていることがありますので、綺麗にしておきましょう。

業務用エアコンの掃除方法

業務用エアコンの掃除方法

まずは取り外したフィルターの清掃方法です。フィルターを取り外したら掃除機でホコリを吸い取ってください。大量のホコリがある場合は、歯ブラシなどで軽くこすりながら水洗いすることおすすめします。

また飲食店に設置していてフィルターが油汚れのようになっている際は中性洗剤を使って水洗いすることもおすすめです。

洗ったフィルターは水気を払って陰干しし、完全に乾いてから元に戻してください。このときの注意点は直射日光に当てて乾かさないことがポイントです。

特に真夏の強い日差しは、その熱でフィルターが変形してしまう恐れがあるからです。早く乾かしたいときはタオルで水気を拭きとったり、ドライヤーや扇風機などで冷たい風を当てたりしても問題ありません。

次にエアコンの風向を決める羽根にあたるルーバーの清掃方法です。

ルーバーは取り外そうとせず、かたく絞ったぞうきんやふきんなどでやさしくホコリを拭きとってください。拭いたあとは乾拭きしておくとよいでしょう。

ルーバーは小さな部品があり、壊れやすいので力を入れすぎないように慎重に行ってくださいね。
汚れが気になる場合は見えるホコリを掃除機で吸い出してもよいです。

業務用エアコンを自分で掃除する際の注意点

業務用エアコンを自分で掃除する際の注意点

エアコンの清掃中は、運転をしていると危険ですので、必ず運転が止まっている状態にしてください。

家庭用エアコンと違い業務用エアコンは、電源が単相200Vや三相200Vと家庭用エアコンより電源が大きいため危険です。そのため、電源は触らないように気をつけてください。

また、身の安全を守るために感電・漏電対策を行うことに加えて注意したいのは内部まで無理に掃除しようとしないことです。知識なく力まかせに掃除をすると、小さな部品が破損して故障の原因になるからです。

業務用エアコンの清掃は、自分ではフィルターとルーバーだけにとどめておきましょう。エアコン内部の金属部分の掃除は専門知識がないと難しいです。

フィルターを掃除してもイヤな臭いがする、エアコンの効きが良くならないということがあれば専門業者にクリーニングを依頼してください。

エアコンクリーニングの専門業者では、90分から2時間ほどかけてしっかりとエアコンクリーニングをしてくれます。外から見えるところだけでなくエアコン本体を分解して徹底的に綺麗に清掃してくれます。

費用はエアコンのタイプにもよりますが、1台あたり15,000円~25,000円といったところです。

徹底的にクリーニングしてくれるので、業者によるクリーニングは2年に1度で十分です。ただ、24時間店舗などエアコンの稼働時間が長い場合は1年に1度行うとよいでしょう。

まとめ

業務用エアコンには、自分で清掃できる箇所は多くありません。しかしフィルターを綺麗にするだけでも出てくる空気や、電気代は大きく変わってくるもの。自分でできる範囲の掃除であればさほど手間もかかりません。

こまめに掃除をすれば、エアコンの異常にも気づきやすくなります。普段は自分たちで掃除をし、大掃除のタイミングで業者に依頼するというように使い分けるのがおすすめです。

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