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昨今のインフルエンザ感染拡大の影響により、オフィスや商業施設などの店舗といった人が集まる施設における空気環境への関心が高まっています。
今回はオフィスの会議室に焦点を当てて、換気の重要性や換気を効率的に行うための方法について解説していきます。
▼換気については以下の記事で詳しく解説しています。
目次
会議室は議論や会議をする場所となりますので、少なくとも1名以上の方が会話をします。
人は言葉を発する際や呼吸をすることで、二酸化炭素を排出しています。人数が多ければ多いほど排出される二酸化炭素は多くなります。
会議室などの室内での二酸化炭素濃度が上がることで、眠気や眩暈などの症状が現れ集中力の低下を招きます。
そのため、会議中ではとくに集中して話をする、聞くことが必要とされますので、会議室での換気は特に重要となります。
とは言え、会議室では窓がなかったり、換気設備が設置されていても吸排気がうまくできていなかったり、室内に対しての必要換気量を満たせていないなど要件を満たせていないこともしばしばあります。
室内の必要換気量を満たせていない場合、どのようになるのか以下から解説していきます。
換気とは新鮮な空気を取り込む「給気」と、汚れた空気を外に出す「排気」の両方を担います。
換気が行われないと、綺麗な空気が室内に入ってくることも、汚れた空気を外に逃がすこともできないため、室内の空気が汚染されます。
空気が汚染されると二酸化炭素だけではなく、ホコリやチリ、化学物質、ウイルスや細菌などの有害物質も室内に滞留することになります。
換気ができないことにより、衣類についた花粉やPM2.5などのアレルギー物質やシックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドのような有害物質の濃度が高まり、目がチカチカしたり鼻水やくしゃみが出たり、めまいや吐き気、頭痛を引き起こすといった重い症状が出ることがあります。
換気が行われないと、前述したように室内の二酸化炭素濃度が高まります。
二酸化炭素濃度はCO2モニターを利用して計測します。
CO2モニターでの計測値で、二酸化炭素の濃度が1,000ppm以下の場合は空気が清潔に保たれている状態です。
しかし、1,000ppm以上になると空気環境がやや悪い判断できますので、換気や換気設備の運転を強めるタイミングの目安とするのも良いかもしれません。
二酸化炭素濃度が1,500ppm以上の場合は、空気環境が悪い状態となりますので、体調にも少しずつ変化が出てくるかもしれません。
この1,500ppm以上の数値は空気が汚染されていると判断できますので、すぐに換気をするようにしましょう。
目標として二酸化炭素濃度を1,000ppm以下を保つようにし、可能であれば24時間換気、難しいのであれば定期的な換気を実施するようにしましょう。
不十分な換気による健康被害の裏には、建造物の高気密化も原因の一つです。
近年の建造物は高気密化が進み、断熱性や気密性に優れています。
つまり、熱を外に逃がしにくく、室内を密閉して空気を外に逃がしにくくする構造になっているということです。
そのため、現代の建造物は意識的に換気をしなければ清潔な空気が室内を循環せず、汚れた空気を外に出せず室内に留まり続けてしまいます。
もちろん高気密化されている建物の場所として、今回取り上げている会議室も例外でありません。
会議室は社外秘となるような内容、まだ他の社員に知らせるべきではない内容など話し合う場として利用されます。
会議室で話す内容が漏洩しないように締め切った状態にしてしまっていることが多く、空気の循環がしにくい状態になりますがドアを開けたりして会議するのは難しいでしょう。
密閉空間になりがちな場所は、それ相応の理由がある場合もあります。そこで選択肢の1つとして挙げられるのが換気設備の見直しです。
おそらく多くの会議室ではすでに換気設備が備わっている状態かと思いますが、その空間が必要換気量を満たせているのかをあらためて確認する必要があります。
必要換気量を満たせている場合は既存の換気設備のままでも構いませんが、必要換気量を下回る場合は換気設備の見直しや入替を検討kwん等する必要があります。
必要換気量の測定方法は、一般的に以下の方法から算出されます。
計算方法は以下に解説します。
一人当たりの必要換気量を基に計算します。おおよそ一人当たり約20~30m³/h を推奨値として計算します。
人数に基づく換気量の計算式
必要換気量 (m³/h) = 室内の人数 × 一人当たりの必要換気量 (m³/h)
室内の容積(m³)と換気回数(回/時間)を基に計算します。おおよそ1~3回/毎時の換気回数を推奨値として計算します。
室内の容積に基づく換気量の計算式
必要換気量 (m³/h) = 室内の容積 (m³) × 換気回数 (回/時間)
上記のそれぞれの計算式で計算された必要換気量に基づいて最適な換気設備を選定することができます。
必要換気量を把握することで、換気設備の換気性能で設置に適した機種を選定することができます。
最適な換気設備を設置することで室内の空気環境を改善することができ、健康で快適な環境を維持・提供することができます。
一般的な換気をする場合、換気扇の活用や窓を開けてなどの換気になります。
部屋全体の汚れた空気を排出し新鮮な空気を取り込むことができますが、たとえば夏や冬の時期でそのような換気をするとどうなるでしょうか。
室内の冷暖房された空気を外に排出し、空調されていない外気をそのまま取り込んでしまうと室内温度は大きく変動し、夏なら室内温度は上昇し、冬なら室内温度は低下します。
つまり、換気をしたことにより室内温度を一定に保つことができなくなり、エアコンを稼働させている場合は再度設定した温度に到達するように稼働します。
設定した温度を目指して余分な電力を消費して稼働することになりますので、電気代もその分高くなります。
しかし、高機能換気設備を活用することで、室内温度を保ちながら室内を換気しますのでエアコンの稼働も一定に保つことができ、余分な電力を消費しませんので、結果的に余計な電気代を払う必要がなくなることが期待できます。
高機能換気設備の最大の特徴は、室温を保ったまま換気ができることです。
高機能換気設備が一般的な換気設備と異なる点は、熱交換システムの搭載と吸排気を1台の機械で完結するところです。
熱交換システムが搭載されていることにより、夏は室内の冷えた空気を排出する際にその冷たさを給気した空気に移し、冬は暖まった空気を排出する際にその熱を給気した空気に移す仕組みとなっています。
この仕組みにより、室内温度を保ったまま換気することができ、熱交換はきれいな空気と汚れた空気が混ぜ合わせて行われるのではなく、給気と排気の通り道が分かれている状況で熱だけを交換するようになっています。そのため室内の空気が汚れてしまう心配はありません。
昨今の建物では気密性が高く、会議室も同じ作りとなりますので、換気は非常に重要な設備となります。
高機能換気設備で強制的な換気を行うことで、ドアや窓を開ける必要もなくなり、空調効率も維持しなが換気をすることができます。
そのため、室温を大きく変動させることなく換気が可能となるため、結果として光熱費を抑え、節電効果を高めることができます。
光熱費を抑えることは消費電力を減らしていることにつながりますので、企業として取り組めば環境に配慮しているというアピールにもなるでしょう。
そして何よりも効率的に換気を行うことは従業員の健康にも貢献してるといえるでしょう。
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