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店舗やオフィス、家庭でもなくてはならないエアコン。
家庭で使うエアコンと店舗やオフィス等で使われる業務用エアコンは、部屋を暖めたり冷やしたりするという役割では共通していますが、異なる点も多くあります。
この記事では業務用エアコンの導入を検討している方に向けて、エアコンの強さを表す「馬力」について解説をしていきます。
目次
業務用エアコンの出力の単位は主に「馬力」で表されます。
自動車などでも使われる「馬力」ですが、どういったものなのか少しイメージがしづらいのではないでしょうか。
1馬力のパワーは、分かりやすくたとえると75kgの男性を1m、1秒間で繰り返し持ち上げられる力のことを言います。
家庭用のエアコンの出力の単位はkw(キロワット)ですが、広い部屋で使う家庭用エアコンでも馬力に換算すると最大で3馬力ほどになっています。
一方で業務用エアコンは1.5馬力から10馬力のものまでありますので、家庭用エアコンと比べるとパワーに大きな差があります。
業務用エアコンと家庭用エアコンの決定的な違いは、出力の違いにより生まれる冷暖房能力の差です。
例えばコンビニのような入口の自動ドアが頻繁に開閉する場所でもしっかりとエアコンが効くのは、業務用エアコンが広い場所や人の出入りが激しい場所での使用が想定されているからです。
業務用エアコンの出力が「馬力」で表されるのに対し、家庭用エアコンの出力は「kw」で表されます。
馬力をkwに換算すると、1馬力は約2.8kwに相当します。家庭用エアコンを購入する際に、目安となるのが「〇畳用」という表記です。
6畳用と10畳用のエアコンでは、同じ機種であっても10畳用の方が出力が大きくなります。
とある有名メーカーの家庭用エアコンを例にすると、6畳用のものだと出力は2.8kw、12畳用のものでは3.7kwとなっています。
対象とする畳数が2倍になってもkw数が2倍になるわけではないので少し比較がしづらいですが、1馬力が2.8kw相当であることからすると、広い部屋用の家庭用エアコンでも2馬力にも達しないことが分かります。
家庭用エアコンと業務用エアコンの一番の違いは出力です。
しかし、あまり広くない部屋だからといって安易に家庭用エアコンを選ぶと、室内全体に空気が届きづらいといったことにもなりかねません。
ここでは、家庭用エアコンと業務用エアコンの出力以外の違いについて、確認しておきましょう。
家庭用エアコンの場合、電気量販店などエアコンを購入したお店で設置工事も依頼するのが一般的です。
エアコンを購入すれば工事費無料というサービスをしているところも多いですが、別途で工事費がかかるという場合もあります。
家庭用エアコンは主に壁掛型が多いですが、業務用エアコンには天井埋め込み型や天吊型といったさまざまな形状があります。
設置工事が複雑になるため、工事費だけでなく設置が完了するまでに多くの時間がかかってしまいます。
業務用エアコンは家庭用エアコンよりも出力が大きいです。
そのため業務用エアコンは電気代が高いというイメージがありますが、実は業務用エアコンは家庭用エアコンよりも省エネ性能に優れています。
エアコンが求める出力に対して必要な電力が抑えられるので、光熱費を削減したいのなら無理して家庭用エアコンをフル稼働させるよりは、業務用エアコンを選んだ方がお得になることもあります。
業務用エアコンは家庭用エアコンと電源が違い、電気料金の契約内容も違います。
業務用エアコンの場合は、基本料金が高めであるかわりに1kWhあたりの電力単価が安めに設定される契約をします。
つまり、電気を多く使う場合には家庭用エアコンを設置するよりも結果として電気代が抑えられることがあります。
業務用エアコンは家庭用エアコンと違い、大勢の人が出入りする場所や長時間稼働させ続ける場所に設置することを想定されているため、耐久性に優れています。
業務用エアコンの場合は、タイプにもよりますが10年から15年ほどの寿命があります。
自宅でエアコンを使うのなら家庭用エアコンで十分です。
しかし、それ以外の場所で快適に過ごしたいのなら、業務用エアコンも選択肢に入れることをおすすめします。
たとえあまり広さのない場所であっても、業種によっては家庭用エアコンではパワー不足になる可能性があるからです。
飲食店など火を扱う店舗では同じ広さでも2倍以上の馬力のある業務用エアコンが推奨されるのが一般的であるほどです。
エアコンを選ぶ際は部屋の広さだけでなく、業種や業務形態も考慮した上で選択する必要があります。
オーソリティー空調では、お客様にあった最適の室内環境を提案させていただきますので、ご検討の方はぜひお問い合わせください。
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