コラム 2024.11.22

省エネと快適性を両立する「ZEB」と空調・換気設備の役割

省エネと快適性を両立する「ZEB」と空調・換気設備の役割

近年、建物のエネルギー効率を最大化する「ZEB」が注目されています。

ZEBとは、Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、省エネ技術と再生可能エネルギーを組み合わせることで、快適な室内環境を維持しつつ、年間のエネルギー収支をゼロに近づける建築物を指します。

環境省はZEBの普及を推進しており、省エネ技術の導入やエネルギー利用効率の向上を目指しています。

また、ZEB化の実現により、脱炭素社会の構築や持続可能な経済発展に貢献することが期待されています。
 
そして、この目標を達成するうえで、空調や換気設備の最適化は重要な役割を果たします。

最新技術を搭載した高効率な空調システムや換気設備を導入することで、快適性を維持しつつエネルギー消費を削減できます。

この記事では、各メーカーから出ているZEB実現に効果的な設備を一部ご紹介していきます。

ダイキン 設備用エアコン ベルトレスタイプ


 
この設備は、工場や商業施設向けの省エネ空調システムです。

業界トップクラスのエネルギー効率(APF)を実現し、フィルターの目詰まりや冷媒漏れ探知機能などのメンテナンスの手間を軽減してくれます。

そして、大容量DCモーターを採用しており、静圧範囲や風量の調整が容易です。
 
・参考文献:ダイキン 高効率DCモーターでZEB実現へ!

・参考文献:ダイキン 設備用エアコン〈ベルトレスタイプ〉
 

三菱電機 ビル用マルチエアコングランマルチ


 
新型の熱交換器やファンの搭載により、冷暖房効率を向上し、R32冷媒採用で環境への配慮も強化されています。

さらに、AIスマート起動機能によって、快適性とエネルギー削減を両立します。

施工性・設計自由度も高く、柔軟な運用が可能です。
 
・参考文献:三菱電機 カーボンニュートラル

・参考文献:三菱電機 ビル用マルチエアコングランマルチ
 

ダイキン ベンティエールDC


 
この設備は、省エネ性と効率性を兼ね備えた全熱交換器ユニットです。

▼全熱交換器ユニットの詳細はこちらから

DCモーターの搭載で消費電力を大幅に削減し、70%以上の温度交換効率により空調エネルギーのロスを抑えます。

さらに、CO₂センサーとの連動により、室内環境に応じた最適な換気制御も可能です。
 
・参考文献:ダイキン ベンティエールDC
 

まとめ


 
建築物では、空調や換気が消費電力の主要な割合を占める場合が多いため、これらのエネルギー消費を大幅に削減することで、改善につなげることが可能です。

そして、ZEBの実現には省エネだけでなく、快適性の確保も重要です。

空気の質や温度、湿度を最適に保つことにより、働く人々や施設利用者の満足度にも貢献します。
 
ReAirでは、各メーカーの換気・空調設備の取付工事を行っております。

室内環境の向上・改善をご検討の方は、ぜひお問い合わせ下さい。

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