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夏や冬など季節を問わず常に稼働させているエアコンですが、毎日稼働させていることで機器の劣化が進み、どうしても故障や不調を引き起こしてしまうことがあります。
エアコンの故障や不調の原因は大きく分けて、室外機と室内機もしくは両方にあります。室外機と室内機ではそれぞれ役割が異なるため、故障や不調の原因も異なります。
春や秋のように穏やかな気温であればさほどのは問題ありませんが、夏や冬にエアコンが故障や不調になってしてしまうと一大事です。
故障してしまうと修理や買替えが必要になりますが、不調であればまだ改善の余地はあります。
この記事は、室外機の役割、エアコンが不調になってしまった場合の対処方法と、エアコンについて解説していきます。
定期的に室内機や室外機をメンテナンスをしていれば機械の異変や部品の異常に気づくこともありますが、なかなかそう簡単にできるものでもありません。
定期的なメンテナンスができない場合は、本稼働する夏前や冬前に試運転をしてみてはいかがでしょうか。
目次
エアコンと聞くとまず先に室内機をイメージされがちですが、室外機はエアコンの心臓とも言えるほど非常に重要な役割を担っています。
エアコンとは本来、室内機と室外機がセットになってエアコン本体としてカウントします。しかし、普段私たちの生活で近いのは室内機なのでそのように連想してしまうのかも知れません。
さて、その室内機と室外機ですが、この機器を繋ぐ配管に冷媒ガスが入っています。
この冷媒ガスは室外機のコンプレッサーによって圧縮され、配管内を循環し冷房や暖房によって室外や室内へ熱を運ぶ役割を担います。
人間に例えると、配管が血管で冷媒は酸素や栄養分を運ぶ血液のようなものであり、圧縮機は血液を全身に巡らせる心臓のような働きをしていると言えます。
つまり、血管や心臓である配管や圧縮機に不具合が起きればエアコンにも不具合が発生してしまうということです。
エアコンの室内機と室外機には、どちらも熱交換器という部品が入っています。
これは冷媒や室内の吸い込んだ空気と排気、給気する空気の熱交換をする役割があります。
冷房時には室内機の熱交換器で室内の熱を冷たい冷媒と熱交換させます。また熱交換により、温度が上がった冷媒は配管を通って室外機まで運び、室外機でまた冷媒の温度を下げます。
先述したようにエアコンにおいて室外機は心臓のような非常に重要な役割を担っています。
室外機に不調が生じれば、エアコンの効きが悪くなったり、故障してしまうとエアコンが稼働できなくなったりします。
室外機が不調になる、故障する原因を以下から解説していきます。
室外機は屋外の空気を吸い込み、部屋から運ばれた熱とともに屋外に吹き出す役割があります。
つまり、冷房中は室内の空気の熱を逃がすという役割が室外機にあるわけです。
しかし、室外機の周りに物があると、上手く熱が逃がせなくなります。
熱い空気が逃げずにそのまま吸ってしまえば、室外機に負荷が大きくかかり、結果としてエアコンの効きが悪くなります。
室外機から冷房時には温かい風、暖房中には冷たい風が出ます。
きちんと風が出ているかもあわせてチェックをおすすめします。
エアコン内に充填されているガスが漏れていたり不足していたりするとエアコンが効かなくなります。
この場合は自然に直ることはないので業者に依頼して見てもらうことをおすすめします。
制御盤とは電気回路や電気機器が入っている箱のことで、エアコン内のコンピュータに当たる部分です。
制御盤が故障すると、エアコンに正確な命令が出せず、設定通りの動きをしなくなってしまいます。
部屋から運ばれた熱とともに屋外に吹き出す役割を担っているのがファンモーターです。
ファンモーターが故障すると、異音や運転をしたがファンモーターが回らないなどの症状がでます。この場合は自然に直ることはないため、業者に依頼して見てもらうことをおすすめします。
室外機を長持ちさせるためには設置の仕方と設置場所が重要になります。
ここでは、室外機へ負荷がかかりにくい設置方法と設置場所をご紹介していきます。
室外機は水平に取り付けなければいけません。
そのため、不安定な場所に無理矢理設置してしまうと異音がしたり、故障にもつながってしまいます。
室外機周辺は一定のスペースを確保することで排気と給気がスムーズに行われるようになります。
障害物でふさがっていないか、壁と一定のすき間があるかをチェックしてみてください。
背面部の熱交換器にホコリやゴミがたまっていると通気性が悪くなるため、業者に依頼して定期的に清掃することもおすすめします。
室外機と室内機との距離が遠いと、エアコンの性能に影響があります。
配管が長くなるだけ能力が通常の能力と比べ、落ちていってしまいます。
適した場所に室外機が置けない場合は、以下のような方法で対処できます
エアコンを長持ちさせるためには、室内機だけでなく室外機についても配慮する必要があります。
適した場所に適した方法で室外機を設置することで、パフォーマンスを落とすことなく長く使えるようになります。
室外機から異音が出ている場合や、室内機から冷たい風や温かい風が出てこなければ室外機周辺を確認してみることも必要です。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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