2023.12.22コラム

暖房が効かない…それは故障ではなく霜取り運転が原因かもしれません!

暖房が効かない…それは故障ではなく霜取り運転が原因かもしれません!

2023年も終わりに近づき、だんだんと寒さが厳しくなってきました。

室内ではエアコンの暖房機能を使われている方も多いかと思いますが、雪の日や極端に気温が低い日に、「エアコンを付けているのに温風が出てこず、なかなか室内が暖まらない」「エアコンが止まってしまった」といった経験はありませんか?

症状から見て、故障かな?と思いがちですが、実はエアコンが霜取り運転(デフロスト運転)をしている可能性があります。

この記事では、霜取り運転とはどういったものなのか、その仕組みについてご紹介していきます。
 

霜取り運転とは


 
まず、エアコンの暖房機能時には、室内を暖めるために室外機から冷たい風を外に吹き出しています。

このときに室外機の内部にある熱交換器がとても冷たくなっているため、そこを通る空気中の水分が結露して凍ってしまうのです。

凍った霜が室外機にたくさん付いてしまうと空気を吸い込むことができず、暖房運転ができなくなってしまうため、熱交換器に付いた霜を溶かすために、一時的に霜取り運転が開始されます。
 

故障と見分けるポイント

霜取り運転中は、暖房を付けていてもエアコンから暖かい風が出てこなかったり、異音がしたりといった現象が起こりますので、故障と勘違いしてしまうことがあります。

もちろん故障していることも考えられますが、以下のような場合は霜取り運転をしている可能性がありますので、ぜひご参考ください。

・エアコンの停止する時間が一時的な場合
・室内機から「プシュー」「シャー」「ポコポコ」という音がする場合
・室外機から湯気が出ている場合

霜取り運転の回数を減らすためには


 
故障ではないものの、寒い日に暖房がすぐに付かなかったら、とても困ってしまいます。

ここでは、エアコンを使用する上で霜降り運転が頻発に行ってしまう場合の対処法についてご紹介いたします。

・暖房の設定温度を1~2℃下げる
・室外機のまわりにスペースを設ける

さいごに


 
いますぐ暖めたい!という時にエアコンが止まってしまったら、寒くて大変ですが、しばらくして運転が再開するようであれば霜取り運転の可能性が高いです。

あまりにも頻繁に霜取り運転が起こるようでしたら、設定温度を下げたり、室外機のまわりを掃除してみることをおすすめします。

また、過去にエアコンの暖房機能を効率よく使う方法についてご紹介しておりますので、そちらもぜひご覧ください。

エアコンの暖房機能を効率よく使う方法!

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