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2022.07.15業務用エアコン運用ノウハウ

エアコンが故障した!一時的でも部屋を涼しくする方法と熱中症について解説!

エアコンが故障した!一時的でも部屋を涼しくする方法と熱中症について解説!

日本の夏は高温多湿で、熱中症になりやすい季節です。

そのような暑い時にエアコンが故障してしまった場合、修理や入れ替え工事などが必要になるため、エアコンが使えるまでに時間がかかります。

今回はエアコンが直るまでの間、暑さを緩和できる方法について解説をしていきます。

真夏は何℃まで気温が上がるのか

真夏は何℃まで気温が上がるのか

近年7月・8月の真夏は、猛暑日と呼ばれる最高気温が35℃以上になる日が多くなり、平均気温でも30℃を超えています。

日本におけるこれまでの記録では、2007年8月16日に熊谷(埼玉県)と多治見(岐阜県)がともに40.9℃で、歴代最高となっています。

40℃とはいかなくても35℃以上になる日がほとんどですので、熱中症には十分注意が必要です。

▼岐阜県多治見市の40.9℃に関するページ

【8月16日】14年前、岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市で40.9度を記録 当時の国内最高気温

▼埼玉県熊谷市の40.9℃に関するページ

岐阜・多治見と埼玉・熊谷で40.9℃観測史上最高

何℃から熱中症に気をつけたら良いのか

一般的には気温が25℃を超えると熱中症になる人が出始める傾向があります。

熱中症には症状の軽いものから重いものまでさまざまですが、30℃を超えると熱中症が原因で死亡する人が増えてくると言われています。

熱中症の原因は気温だけでなく「湿度の高さ」「日差しの強さ」「風の有無」も関係しています。人は汗をかくことで体温を調整していますが、湿度が高すぎるとそれが間に合わなくなったり、十分に機能しなくなったりします。

日差しが強いと照り返しでさらに体感温度が高まりますし、風がなければ汗が蒸発しにくくなり余計に熱がこもりやすくなります。

熱中症の原因となる要素が複数組み合わせれば、その分の熱中症リスクは高まります。

▼参考サイト:熱中症にお気を付け下さい – 医療トピックス|中野区医師会

エアコンが故障した場合の過ごし方

エアコンが故障しても少しだけ涼しく過ごせる方法

真夏にエアコンが故障してしまうと、日々の生活に大きな支障をきたします。エアコンなしでは限界がありますが、ここでは暑さや湿度を一時的に緩和する方法についてご紹介していきます。

扇風機を工夫して利用する

エアコンが壊れたときは扇風機を徹底的に利用していきましょう。真夏の扇風機の風は生ぬるいものですが、凍らせた保冷剤を扇風機の背面に取り付けると冷たい風を送ることができ、体感温度を下げられます。

これは液体が気化するときに熱を奪う性質を利用したもので、原理としては打ち水と同じです。

冷たい風で体感温度が下がる点でメリットはありますが、冷たい風の中に水分を含むことになるので湿度は上がってしまいます。

また、滴る水が原因で、扇風機が故障してしまうといったこともありますので、湿度が高いときにはおすすめできません。

▼参考サイト:「エアコン+扇風機」の組み合わせ、最も効果的な使い方とは? 部屋の「温度ムラ」をなくして体感温度を下げる方法

風量、温度をうまくコントロールして業務用エアコンの消費電力を抑える方法

窓を開けて風を取り込む

湿度が下がれば体感温度も下がります。外から帰ってきたときは、室内に熱気がこもって余計に暑く感じやすいです。

窓を開けて熱気を外に逃がすことで室内温度を下げることができます。窓を開ける際には対角線上にある窓を2か所とも開けることで空気の通り道ができ、効率的に熱気が逃がせます。

風が弱いときは風を取り込む側の窓は少しだけ開け、熱気を逃がす側の窓は大きく開けると空気の流れが生まれやすいです。

雨の日は外の湿度が高く、窓を開けて換気をするとかえって室内の湿度が上がってしまうと思われがちですが、外よりも室内の方が湿度が高いことは珍しくありません。

雨の日だからといって窓を閉めたままにしておくと余計に湿度が上がってしまうこともあるので状況を見ながらこまめに換気することをおすすめします。

夏場は換気したくない?店内の温度を上げずに換気する方法

直射日光にならないように日陰を作る

窓から差し込む日差しが室温を高めてしまいますので、なるべく室内全体が日陰となるようにしましょう。

カーテンを遮光カーテンにする、植物を植えて緑のカーテンで日陰を作る、すだれを設置するなどして、室内に直射日光が差し込まないようにするのがおすすめです。

身体を冷やす

身体そのものを冷やせば、多少暑くても快適に過ごせます。

冷たいシャワーを浴びる、水風呂に入る、保冷剤や氷で首や脇の下を冷やすなどすると効率よく身体を冷やせます。

ただ、体が冷えすぎると体調不良につながる恐れがあるので水風呂や冷たいシャワーは短時間にしておきましょう。

エアコンを本稼働させる前にメンテナンスを

エアコンを本稼働させる前にメンテナンスを

真夏はエアコンのシーズンで、業者にとっては繁忙期です。そのため、夏にエアコンが故障してしまうと修理や交換、購入しての取り付けまでに時間がかかりやすいです。

異音や異臭する、エアコンが効かないなどの不具合が出た際は、なるべく早く業者に依頼することをおすすめします。

熱中症対策ではエアコンは欠かせない

熱中症対策ではエアコンは欠かせない

エアコンなしでもある程度の暑さ対策や湿気対策はできます。しかしエアコンを使わないまま、湿度や室温を快適に保つのには限界があるでしょう。

特に夏日や真夏日といった暑い日は熱中症のリスクが高まりますので、注意が必要です。

まとめ

梅雨から夏場にかけてエアコンの本格稼働が始まる時期です。それと同時に業者も混みあってくる時期ですので、何か不具合を感じたら、お早めに依頼することをおすすめします。

ReAirでは、空調・換気を含めた視点で環境をトータルサポートしておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください

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