換気設備 2023.07.21

介護施設の換気や空調設備、加湿はどうしたらいい?利用者の健康と快適性について解説

介護施設の換気や空調設備、加湿はどうしたらいい?利用者の健康と快適性について解説

介護施設における適切な環境管理は、利用者の健康と快適性に大きな影響を与える非常に重要な要素です。

適切な環境を提供することによって、利用者の生活の質を向上させ、体調不良や不快感のリスク軽減にも期待できます。まず、換気は施設内の空気を入れ替え、空気品質の改善を目的とします。

適切な換気は、風邪やインフルエンザなどの感染症の予防や室内の不快な臭いの除去にも効果的です。特に高齢者や免疫力の低下した利用者にとっては、清潔な環境は健康の維持に欠かせません。

この記事では、介護施設における換気や空調、加湿の重要性について、解説していきます。

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介護施設における適切な環境管理とは

介護施設における適切な環境管理とは、主に利用者の健康と快適性を最大限に考慮し、安全で快適な環境を提供することです。

これには、以下のような要素が含まれます。

衛生状態の維持

施設内では、清潔で衛生的な環境の維持が重要です。

共有スペースや個室、トイレなどの定期的な清掃・消毒を行うことで、感染症の予防や室内環境の衛生レベルを維持することができます。

換気と空気品質

換気による空気品質の維持も重要な要素です。

適切な換気システムや空気清浄機などを設置することで、室内を清潔な状態にでき、生活臭などの不快な臭いやホコリ・カビなどの汚染物質を除去することができます。

これにより、利用者の健康状態を保ちやすく、室内の快適性も向上させることができます。

加湿と室内の空調

適切な湿度を維持することで、利用者同士の感染予防や健康状態をサポートすることができます。

その際は、加湿器の設置と適切な湿度管理が重要となりますので、空調設備へ別途加湿機能を搭載させたり、個別で加湿器を導入するなどの対策が必要です。

さらに、加湿だけではなく、室内の温度管理も大切な要素です。

室内全体の快適性を考慮しつつ、季節や利用者のニーズに合わせた管理が求められます。

近年では、高性能な空調設備が販売されていますので、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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換気の重要性と利用者への影響

換気の重要性と利用者への影響

換気は健康と非常に関連性が高く、その重要性も広く認識されています。

換気は湿度の調整にも欠かせず、湿度の高い梅雨時期では特に換気の重要性は増してきます。

梅雨時期は屋内に湿気が滞留しやすく、カビ発生の原因になってしまい、人体の健康以外にも建物を傷めるなどさまざまな悪影響を及ぼします。

特に介護施設では利用者の健康面を意識する必要がありますので、清潔できれいな空間を維持できるよう、常に換気を行うことをおすすめします。

以下からは、あらためて換気の役割と目的を解説していきます。

換気の役割と目的

換気は室内の汚れた空気を外に排出して、室内に新鮮な空気を給気することで、室内の空気品質を改善し、健康と快適性を向上させることができます。

換気の方法は以下のように第一種から第三種までの換気方法があります。

  • 第一種換気:給気と排気を換気扇や高機能換気設備などの機械を用いて行う換気方法
  • 第二種換気:給気を換気扇や高機能換気設備などの機械でおこない、排気は窓など開けて自然に排気する換気方法
  • 第三種換気:給気は窓などを開けて自然に行い、排気を換気扇や高機能換気設備などの機械で行う換気方法

最後に、換気は感染症の予防にも効果的であり、室内のウイルスや細菌の拡散を抑える役割も果たします。

そのため、適切な換気は、利用者の健康状態や快適性を維持するために欠かせない重要な要素です。

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加湿の重要性と利用者への影響

加湿の重要性と利用者への影響

介護施設内での加湿は特に重要で、常に適切な湿度を維持する必要があります。

湿度は利用者の健康と快適さに直接影響を与えますので、空調と共にしっかりとした管理体制が求められます。

湿度による利用者の健康への影響

湿度が低い環境になってしまうと、利用者の皮膚や鼻、喉が乾燥しやすくなり、肌のかゆみやひび割れ、口や鼻の乾燥から喉のイガイガ感などの問題が生じさせる可能性があります。

また、湿度が低く乾燥した空気は風邪やインフルエンザなどのウイルスが空気中を舞いやすくなり、感染リスクを高めることがあります。

適切な加湿方法と施設への適用

適切な湿度は気温によって異なりますが、季節ごとでは以下が理想的な数値となります。

  • ・春〜夏:室温25~28℃の場合、湿度は50~60%
  • ・秋〜冬:室温18~25℃の場合、湿度は40~50%

参考サイト:人が快適に感じる最適な湿度と温度は?湿度を快適に保つポイントや赤ちゃん・犬が快適に感じる湿度・温度をご紹介
参考サイト:部屋を暖めすぎると体調不良の原因にも!|「COOL CHOICE」 地球温暖化対策、省エネ、エコで「賢い選択」

加湿器や空調機器の加湿機能を使用することで、風邪やインフルエンザなどのウイルスに水分が付着し浮遊しにくくなります。

そのため施設内の湿度を適切に保つことで施設内での感染や感染拡大の予防が見込めます。

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空調の重要性と利用者への影響

空調も加湿と共に、利用者の健康と快適性に大きく関わってきます。

温度差に敏感な利用者にとって、過度な寒さや暑さは体調不良や健康問題を引き起こす原因となる場合があります。

室内温度による利用者の健康への影響

過度の暑さや寒さは身体に大きな負担をかけてしまい、疲労感や倦怠感、体調不良を引き起こす可能性を高めますが、室内を最適な温度にすることで、利用者の体調を安定させ、ストレスや不快感を軽減することができます。

ただし、室温だけはなく湿度も同時に管理し、双方の数値を適切に維持することが重要です。

まとめ

利用者は介護施設で多くの時間を過ごします。

そのため施設内は常に快適な環境が求められますので、適切な温度・湿度を保つ必要があります。そして、施設内を快適な環境にすることにより、利用者の体調を安定させる効果や施設内でのウイルス対策にもつながります。

施設内は多くの利用者が集まる場所ですので、特に室内環境を意識し常に清潔で快適な環境にしておくことがおすすめです。ReAirでは、空調+換気設備の取り付け工事を行っており、一から設計もできますので、室内環境の改善など、お困りごとがございましたら、ぜひご相談ください。

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