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昨今では毎年夏の猛暑が厳しくなり、日中30℃以上の真夏日が続くことは珍しくなく、35℃以上の猛暑日が多くなってきました。
日本の夏は高温多湿が特徴で、毎年多くの方が熱中症になってしまう季節でもありますが年々、熱中症患者数は増加傾向のようです。
このように酷暑の夏時期にエアコンが急に故障してしまった場合はどうしたら良いでしょうか。
エアコンはどの家庭、施設でも設置されていることが一般的で、エアコンを使用しないと生命に関わるとまで言われている程です。
そのため、一刻も早くエアコンの修理や入替工事が必要になりますが、エアコンの修理や取付工事は夏が繁忙期を迎えピークなため、即日の修理や入替工事を対応することが難しく、エアコンの修理が完了するまでに時間がかかってしまう場合があります。
今回はエアコンが壊れてしまった場合できるだけ暑さを緩和でき、涼しく過ごす方法について解説をしていきます。
目次
7月や8月の夏の時期でニュースでよく「真夏日」や「猛暑日」耳にする機会が多くなります。
この「真夏日」と「猛暑日」は一定の気温を超えることで、その日が「真夏日」か「猛暑日」なのか呼ばれる日が異なります。
その基準は、
最近では「猛暑日」になる日が多くなり、夏季の平均気温も30℃を超えることも多くなってきました。
日本におけるこれまでの最高気温の記録は、2007年8月16日に熊谷(埼玉県)と多治見(岐阜県)がともに40.9℃で、歴代最高となっています。2018年7月23日に埼玉県熊谷市が記録を更新し41.1℃で日本の観測史上1位の暑さとなりました。
また2020年8月17日に静岡県浜松市でも41.1℃と熊谷市と並ぶ気温を観測し、1位に並ぶ記録を出しています。
さすがに気温が40℃を越す日は稀ですが、最近では35℃を超える猛暑日が多く見受けられるようになりました。
そのため、熱中症にならないために十分な対策と注意が必要です。
▼岐阜県多治見市の40.9℃に関するページ
【8月16日】14年前、岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市で40.9度を記録 当時の国内最高気温
▼埼玉県熊谷市の気温に関するページ
▼静岡県浜松市の気温に関するページ
熱中症になってしまう原因は過ごす環境によって異なりますが、おおむね気温が28℃を超えると出始める傾向があると言われています。
症状は軽度のものから重度のものまでさまざまですが、気温が30℃を超えると重度の熱中症が原因で死亡する方も増えてくると言われています。
熱中症の原因は気温だけでなく、それを取り巻く環境も影響しますが主に「湿度の高さ」「日差しの強さ」「風の有無」などが関係してきます。
人間は汗をかくことで体温を調整していますが、湿度が高すぎるとその機能がうまく働かず、十分に機能しなくなり熱中症になってしまうこともあります。
日差しは直射ではなくても、物や地面からの照り返しで体感温度が高まります。
また風が吹いていない場合は汗で体が冷えず、さらに汗が蒸発しにくくなり余計に熱が体にこもりやすくななるため、熱中症になってしまう可能性を高めます。
熱中症の原因となる要素が複数組み合わせれば、その分の熱中症リスクは高まります。
暑さ指数はWBGT(Wet Bulb Globe Temperature)や湿球黒球温度(しっきゅうこっきゅうおんど)と呼ばれ、熱中症リスクの度合いを判断するための指標とされています。
暑さ指標は熱中症を予防を目的として、1954年にアメリカで発案された指標です。
単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。 暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標です。 なお、当サイトにおいては気温との混同を避けるため、暑さ指数(WBGT)について単位の摂氏度(℃)を省略して記載しています。
参考サイト:暑さ指数(WBGT)について
暑さ指標は「日常生活に関する指針」と「運動に関する指針」の2つに分けられており、それぞれ暑さ指標に応じて注意すべき活動の目安が記載されています。
〇日常生活に関する指針
〇運動に関する指針
画像引用元サイト:暑さ指数(WBGT)について
参考サイト:熱中症にお気を付け下さい – 医療トピックス|中野区医師会
参考サイト:熱中症について学ぼう:原因・環境や暑さ指数(WBGT)
真夏にエアコンが故障してしまうと、日々の生活に大きな支障をきたします。
エアコンなしでは限界がありますが、一時的に暑さや湿度を緩和する方法についてご紹介していきます。
エアコンが壊れたときは扇風機を徹底的に利用していきましょう。
真夏の扇風機の風は生ぬるいものですが、凍らせた保冷剤を扇風機の背面に取り付けると冷たい風を送ることができ、体感温度を下げられます。
これは液体が気化するときに熱を奪う性質を利用したもので、原理としては打ち水と同じです。
冷たい風で体感温度が下がる点でメリットはありますが、冷たい風の中に水分を含むことになるので湿度は上がってしまいます。
また、滴る水が原因で、扇風機が故障してしまうといったこともありますので、湿度が高いときにはおすすめできません。
▼参考サイト:「エアコン+扇風機」の組み合わせ、最も効果的な使い方とは? 部屋の「温度ムラ」をなくして体感温度を下げる方法
湿度が下がれば体感温度も下がります。外から帰ってきたときは、室内に熱気がこもって余計に暑く感じやすいです。
窓を開けて熱気を外に逃がすことで室内温度を下げることができます。
窓を開ける際には対角線上にある窓を2か所とも開けることで空気の通り道ができ、効率的に熱気が逃がせます。
風が弱いときは風を取り込む側の窓は少しだけ開け、熱気を逃がす側の窓は大きく開けると空気の流れが生まれやすいです。
雨の日は外の湿度が高く、窓を開けて換気をするとかえって室内の湿度が上がってしまうと思われがちですが、外よりも室内の方が湿度が高いことは珍しくありません。
雨の日だからといって窓を閉めたままにしておくと余計に湿度が上がってしまうこともありますので、状況を見ながらこまめに換気することをおすすめします。
窓から差し込む日差しが室温を高めてしまいますので、なるべく室内全体が日陰となるようにしましょう。
カーテンを遮光カーテンにする、植物を植えて緑のカーテンで日陰を作る、すだれを設置するなどして、室内に直射日光が差し込まないようにするのがおすすめです。
身体そのものを冷やせば、多少暑くても快適に過ごせます。
冷たいシャワーを浴びる、水風呂に入る、保冷剤や氷で首や脇の下を冷やすなどすると効率よく身体を冷やせます。
ただ、体が冷えすぎると体調不良につながる恐れがあるので水風呂や冷たいシャワーは短時間にしておきましょう。
真夏はエアコンのシーズンで、業者にとっては繁忙期です。
そのため、夏にエアコンが故障してしまうと修理や交換、購入しての取り付けまでに時間がかかりやすいです。
異音や異臭がする、エアコンが効かないなどの不具合が出た際は、なるべく早く業者に依頼することをおすすめします。
エアコンなしでもある程度の暑さ対策や湿気対策はできます。
しかしエアコンを使わないまま、湿度や室温を快適に保つのには限界があるでしょう。
特に夏日や真夏日といった暑い日は熱中症のリスクが高まりますので、注意が必要です。
梅雨時期からエアコンを本稼働させる時期になります。
エアコンが一番必要な時期に故障してしまうと、快適に過ごせないだけではなく、熱中症などの体調不良にも繋がります。
また昨今の夏では気温35℃以上になる猛暑日も多くなり、ますますエアコンの必要性が高まります。
それと同時にエアコン設備業者も繁忙期を迎える時期ですので、何かエアコンに不具合を感じたら、お早めに依頼することをおすすめします。
そのため、エアコンの本稼働をさせる真夏までに、エアコンの試運転やメンテナンスを実施し万全な状態で夏を迎えましょう。
ReAirでは、空調・換気を含めた視点で環境をトータルサポートしておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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