業務用エアコン運用ノウハウ 2024.06.03

エアコンの試運転が夏を快適にする!試運転の方法とメンテナンスについて解説

エアコンの試運転が夏を快適にする!試運転の方法とメンテナンスについて解説
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この記事の主な内容
  • エアコンの試運転方法について
  • エアコンの本稼働前のメンテナンスについて
  • もし真夏にエアコンが故障した場合の対処方法について

 

梅雨が明ければ本格的な夏が待っています。

30℃を超える真夏日や猛暑日と呼ばれるような日が続く日本の夏においてエアコンは、もはや生活必需品と言えるでしょう。

昨今の熱中症対策義務化以降、エアコンの重要性はさらに高まり、家庭だけでなく事務所やオフィス、工場や倉庫でも同様です。

この記事では夏に備えて業務用エアコンの試運転を行うに適した時期や、試運転の方法やその後のメンテナンス方法について解説しています。

自分で実施できる不調のチェックやメンテナンスの仕方も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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エアコンの試運転方法

エアコンの試運転は、夏や冬の本格的な使用シーズン前に行うことで、故障や不具合を早期に発見し、快適な使用を確保するために非常に重要です。

以下からは、エアコンの試運転方法を解説します。

エアコンの試運転手順

題名
      1. 1. 電源プラグが差し込まれているか確認
        長期間使っていない場合、電源プラグが抜かれていることがあります。しっかり差し込んでおきましょう。
      2. 2. リモコンの設定を確認
        冷房の試運転:モードを「冷房」に設定し、温度を 最低設定(例:16〜18℃) にします。
        暖房の試運転:モードを「暖房」に設定し、温度を 最高設定(例:30℃) にします。
      3. 3. 運転を開始
        運転ボタンを押して、数分間そのままにしておきます(5〜10分程度)。
      4. 4. 正常に動作しているか確認
        以下の点をチェックします。
チェック項目 冷房時 暖房時
風が出ているか 冷たい風が出ているか 暖かい風が出ているか
異音がしないか カタカタ、ガタガタ音がないか 同様に
異臭がしないか カビ臭や焦げ臭くないか 同様に
室外機が動いているか ファンが回っているか、振動・騒音が異常でないか 同様に
水漏れがないか 室内機からの水漏れや結露異常がないか 暖房時には結露しにくい
      1. 5. 問題があれば早めに修理依
        異常があればメーカーや販売店、またはエアコン修理業者に相談しましょう。

 

試運転は晴れた日中に行うのがおすすめです。

また試運転時にフィルター清掃も一緒に行うとさらに正確にチェックすることができ、稼働時の冷暖房の効果を高めることが期待できます。

 

エアコンのメンテナンスしていますか?

エアコンのメンテナンスしていますか?

オフィスであれ店舗であれ、業務用エアコンを設置する場所はたくさんの人が出入りします。

多くの人の出入りがあれば、それだけエアコン本体にホコリや汚れがたまりやすくなってしまうものです。

また、飲食店など調理による熱が発生する場所では蒸気や煙に油が含まれるので、なおさら汚れやすく、汚れもガンコになります。

エアコンの汚れは、エアコンの不調や故障の主な原因です。故障を防ぐためには、自身で行えるフィルター掃除に加えて、業者に依頼してクリーニングを実施することが重要だと言えます。

夏場はエアコン修理、点検で業者が忙しい

本格的に暑くなると、エアコンの設定温度を下げたり、稼動時間が長くなったりします。つまりエアコンへの負担は夏前に比べると大きくなるわけです。

その結果、夏はエアコンの不調や故障が多発する時期となっています。

エアコンは設定温度に達するまでに多くの電力を使用するので、外気と室温の差が大きくなる真夏は夏前と比べると消費電力が大きくなります。

消費電力が大きくなれば電気代だけでなく、エアコンにかかる負荷も大きくなるわけですので、その分壊れやすくなるのです。

夏はエアコンが壊れやすい時期ですので、エアコンを修理する業者の繁忙期となります。

そのため、仮に夏本番になってエアコンを本格稼働させたときに故障や不調が発覚しても、業者が忙しく、点検や修理をすぐにはしてもらえないことが多いです。

また、繁忙期であることを理由に出張費や作業費が高くなっていることもあります。

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猛暑の夏にエアコンが壊れたら…

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店舗やオフィスなどのエアコンが必須の状況で、エアコンが壊れてしまうことほど避けたいことはありません。

飲食店であれば冷房が効いていないとなれば、それだけで客足が遠のいてしまうことも考えられます。

オフィスであれば、クールビズで服装を涼しいものに変えても限界がありますし、暑さのせいで作業効率が落ちてしまいます。

エアコンは機械ですから、いつかは壊れてしまうものです。しかし、真夏に壊れてしまうことだけは避けなくてはなりません。

そのためにできることが「メンテナンス」なのです。

まずは試運転で確認しよう!

本格的に暑い季節になる前にぜひ行っていただきたいのが、夏の暑い日を想定した試運転です。

暑い日を想定した試運転をすることで、冷房使用時のエアコンに不具合が起きていないかをチェックするわけです。

夏前に行っていただきたい試運転は「設定温度を最も低くして40分稼動させる」です。

夏を想定した試運転ですので、もちろん冷房モードで行うようにしてください。

試運転を行う時期は、少し暑くなってくる5月ごろがおすすめです。

試運転を始めて10分経ったら、エアコンから冷風が出てきちんとエアコンが効いているかの確認とエアコンの異常を知らせるランプが点滅していないか、壁に設置してあるリモコンにエラーコードは表示されていないかを確認してください。

問題がなければそのまま30分運転させ続け、再度エラーコードやランプのチェックと、室内機から水がこぼれていないかを確認してください。

エラーコードはもちろんですが、室内機から水が出ることもエアコンに不具合が出ているサインです。

通常考えられない挙動や、何らかの症状があるならメーカーサイトや取り扱い説明書を見て、エラーコードの内容確認やメーカーが推奨している対応策を実施してください。

不具合が直りそうになければメーカーや業者に依頼して修理してもらうことを確認しましょう。

不具合が出てすぐに業者に連絡をすれば、夏になる前の試運転時に迅速に修理ができ、最悪の事態は避けられます。

少しでも違和感があれば、早めのメンテナンス依頼を!

試運転は5月初旬などの早めに行ってください。

少し暑さを感じるかな?という時期に行うとはいえ、実際の真夏の暑さの中でエアコンを動かすことに比べればエアコンにかかる負担も少なく、エアコンの点検・修理業者の繁忙期を避けることにもつながります。

そのため、試運転では大きな問題が起きないこともあります。

しかし、エアコンから異音がする、エアコンの効きが少し悪い気がするといった小さな違和感があれば、早めにメンテンナンスの依頼をするようにしてください。

勘違いであればそれに越したことはないですし、問題が大きくなる前の早期発見となるかもしれません。

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エアコンの買い替え時期について

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耐久性の高い業務用エアコンであっても、経年劣化で故障しやすくなります。毎年のように修理が必要になるのなら、機器の寿命という可能性もあります。

度重なる修理よりも、買い替えの方が長い期間で見ればお得になることも多いです。

長く使っていると、光熱費が高くなることも…

エアコンの省エネ性能は年を追う毎にどんどん向上しています。10年以上前の機種と比べると、最新機種は消費電力が半分になっていたということもあります。

また、長く使ってガタが来ている状態だと、エアコンの性能自体が落ちている可能性もあります。

エアコンは設定した温度に室温を合わせようとする際に大きく電力を消費しますが、性能が落ちて設定温度に達するまでの期間が長くなれば、それだけフル稼働で動いている時間も長くなり光熱費が高くなってしまいます。

最新機種の進歩は目覚ましいものがありますが、買い替えは10年を目安にすることをオススメします!

業務用エアコンの寿命は大切に使用して10年~15年とされています。

購入から10年以上経ち「故障や不具合がひんぱんに発生する」、「電気代が以前より高くなってきた」といった症状があるならば買い替えを検討する時期だといえるでしょう。

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まとめ

夏にエアコンを使用する予定があるのでしたら、かならず早いうちに試運転を行ってください。

買ったばかりだから大丈夫、ずっと壊れていないから大丈夫と思っていても、近年の想像以上の暑さの前ではこれまで以上にエアコンのメンテナンスが重要になっています。

ぜひ早めのメンテナンスを実施するようにしてください。

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