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近年は健康と美容を考え、幅広い層の人がフィットネスジムを活用するようになりました。
しかしフィットネスジムは、マシンや器具などの設備を備えていれば集客ができるというわけではありません。
フィットネスジムの利用者は、設置しているマシンや器具と同じように内装のレイアウトやデザインからも影響を受けます。
そのため、内装デザインに合わせてマシンや器具を配置し、利用者が運動しやすい動線と休憩スペースなどでの居心地と使い勝手の良さを考慮する必要があります。
この記事ではジム開業までの流れや設置するマシン・器具のポイント、ジムの内装デザイン例について解説していきます。
フィットネスジムに関わらず、どの分野でも「誰に」「何を」「どのように」を具体的にコンセプトとターゲットのユーザーを決めておくことが重要です。
コンセプトやターゲットのユーザーを定めておくことで、例えば店舗をオープンする場所や物件などを選ぶ際や、施設内に配置する設備などのイメージがしやすくなりますので、開業前に必ず準備しておきたいことの1つです。
ではその上でフィットネスジムを開業するまでの大まかな流れを以下で解説します。
まずは起業する際に欠かせない事業計画を作成します。
事業計画はいわば事業をわかりやすくまとめたものです。
事業計画を立てることで、自分がなぜこの事業を始めるのか、何で売上をあげてその目標は、競合店舗やベンチマークとする店舗はどこかなど思考を整理するだけではなく今後のビジョンなどの解像度を高め、可視化することができます。
また、事業計画は投資家や銀行からの融資を得るための判断材料と、事業計画書を作成する際にも必要となります。
投資家や銀行から資金を融資してもらう場合は事業計画書を作成して、事業の詳しい内容や将来性を説明する必要があります。
施設の選定では、開業するフィットネスジムのコンセプトが色濃く反映される箇所で、店舗の顔を作る段階にもなります。
事業計画をもとに具体的にどのような施設にするのか、どのようなマシンや器具を取り扱うのか、個室にするのかフロア一体にするのかなど施設の全容を決めます。
また、コンセプトをもとにしてイメージした施設やターゲットユーザーを考慮した上で、エリアや物件を検討します。
ジムのコンセプトは「フィットネスジム」と「パーソナルジム」の2つに大別できます。
どのようなジムを開業するのかによって、物件選びや必要な内装工事が変わってくるため、最初にコンセプトを決めておくのがおすすめです。
また、ジムの種類を決めてから、商圏に合った物件を探すとスムーズです。
フィットネスジムのコンセプトは、さらに「スポーツジム」と「フィットネスジム」に細分化できます。
どちらも、一度に多くの方が利用されることを目的とするため、広々としたスペースや防音で丈夫な床、空調設備などが必要です。
また、シャワー設備やプール、浴場などがあるジムを作る場合は、大がかりな水回りの工事もしなくてはなりません。
パーソナルジムの場合は、顧客ひとりに専属のトレーナーがつき、マンツーマンで指導する形式のジムで、そこまでの広さを必要としない場合もあるため、一般的なマンションの一室を借りて開業もできます。
ただし、近隣の部屋へ音が伝わらないように防音設備をしっかりしておくことが重要です。
ジムの設備がそのまま残っている居抜き物件を見つけると、内装工事にかかる費用や時間を大きく節約できて便利です。
空調設備や照明などが残っていて、壁や天井、床などがそのまま使える場合は、さらに費用が抑えられるでしょう。
ただし、居抜き物件はレイアウトがある程度決まっているため、イメージ通りにはいかない場合もありますので、注意が必要です。
物件を選定したら、それに沿って内装や設備を準備します。
間取りに合わせて、イメージした施設の内容を内装へ反映し、マシンや器具を準備して、具体的に何をどのように配置していくのかを決めていきます。
開業したら1ヶ月以内に税務署で「個人事業の開業・廃業等届出書」いわゆる「開業届」を提出します。
現在では電子申請での開業届を提出することもできますので、都合の良いものを選択しましょう。
その際に、店舗や企業の屋号が決まっている場合は記載します。
屋号が決まっていない場合は記載は不要で、後から屋号を付けることも可能です。
開業までにスタッフの採用や雇用、集客など細かなことを取り組む必要はありますが、これらの準備を経て晴れて開業することができます。
これまで開業までのおおまかな流れを解説しましたが、ここからは具体的にジムの内装を作るにあたっての大切な2つのポイントを解説していきます。
SNSの普及によって、利用者がジム内の写真を投稿することが増えてきました。
そのため、コンセプトや内装は、集客力にも影響する可能性があります。
ジムの内装も、他の業種と同じくコンセプトが必要です。
特にジムを定期的に利用するユーザーは、室内は清潔であるか、トレーニングに集中しやすい環境であるかをチェックする傾向にあります。
トレーニングスペースが清潔に保たれていることはもちろんですが、トイレやシャワースペースといった水回りの清潔感も重要です。
清潔感を出すためには、以下のようなやり方があります。
ジムを利用する流れを考慮し、動線を熟考しましょう。
たとえば、お店に入ってからどう行動すべきかがすぐにわかることが大切です。
入口からロッカー・シャワールーム・マシンエリア・ストレッチエリアへのアクセスを、直感的に理解できるレイアウトがよいでしょう。
混雑が予想される場所は、十分なスペースを確保することでユーザー同士のストレスを減らせます。
ジムは運動をする場であるため、安全性の確保は必須です。
そして重量のあるマシンを取り扱う場合には、床の耐久性や防音性にも気を配らなくてはなりません。
近年、幅広い年代層がジムを利用するようになりましたが、中には高齢者を中心に、ジムでの事故やケガの報告が増えています。
そのため、滑りにくい床材にして段差をなくす、照明を十分に使用して見えやすくする、などの工夫も必要になるでしょう。
多くのユーザーが利用する場所であるため、摩耗や凹みなどに対する耐久性も求められます。
そして、運動中は何かと音が発生するため、壁や床の防音対策も行わなければなりません。
ちなみに、パーソナルジムをマンションの一室を借りて行う場合、床の耐荷重と防音の確認は必要です。
耐荷重とは、床がどのくらいの重さに耐えられるかという目安のことで、物件によってその目安が異なります。
上記はあくまでも目安であるため、必ずその物件の耐荷重を確認することをおすすめします。
ここではいくつかの内装デザイン例をご紹介していきます。
自然を感じられるような空間にすると、心が落ち着き、リラックス効果も期待できます。
マシンやトレーニングに集中できるよう、極力外からの刺激を抑えた内装です。
高級感と特別感を演出した内装は、非日常を味わえる空間を提供し、リピート率の向上にもつながります。
フィットネスジムは、幅広い年代層が一緒に利用する場になっており、内装デザインによって集客力の向上が期待できます。
コンセプトをしっかりと作り込み、それに合った内装デザインを取り入れることで、他店との差別化を図ることができるでしょう。
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