内装デザイン 2025.05.30

空間デザイン(スペースデザイン)とは?基本概要と他デザインとの違いを解説

空間デザイン(スペースデザイン)とは?基本概要と他デザインとの違いを解説
川崎市の内装デザイン設計と内装工事 川崎市の内装デザイン設計と内装工事

店舗やオフィス、公共施設など、あらゆる場所で「居心地のよさ」や「使いやすさ」が求められる今、空間づくりの重要性はますます高まっています。

そこで注目されているのが、「空間デザイン(スペースデザイン)」という分野です。

単なる装飾やレイアウトではなく、利用者の動線や心理、機能性までを含めて設計するこの手法は多様な業種において価値を発揮しています。

この記事では、空間デザインの基本的な考え方から、建築・インテリアとの違い、心理的・機能的な効果などについて解説していきます。

この記事の主な内容
  • ・空間デザインの考え方について
  • ・居心地のよい空間の作り方について
  • ・建築やインテリアとの違い

 

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空間デザイン(スペースデザイン)とは

空間デザイン(スペースデザイン)とは

空間デザインとは、建物内部や屋外の空間を機能性・感覚・美しさ・快適性のバランスを取りながら計画・設計するデザイン分野です。

人の動きや視線、音や光の届き方なども考慮しながら、利用者が「自然に行動できる」空間を作り出すのが特徴です。

たとえば、カフェで落ち着いて過ごせる理由のひとつは、椅子や照明の配置、空間の広がり方が心理的に安心感を与えるよう設計されているからです。

つまり空間デザインは、「居心地のよさ」や「使いやすさ」といった感覚に、計算された設計が深く関わっています。

インテリアや建築と混同されがちですが、それらとは異なる視点を持つ専門分野です。

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空間デザインの役割と目的

空間デザインの役割と目的

空間デザインの本質的な目的は、単に美しい空間を作ることではありません。

もっとも重要なのは「人がその空間でどう感じ、どう行動するか」を導き出すことにあります。

とくに“居心地のよさ”は、空間デザインの中心的なテーマの一つです。

心地よい空間は、そこに滞在する人の心理や行動に良い影響を与え、ビジネスの成果や日常の満足度にも直結します。

ここでは、空間デザインが果たす主要な役割と目的を、「居心地のよさ」という観点から詳しく解説します。

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「居心地のよさ」は設計でつくるもの

居心地がよいと感じる空間には、いくつかの共通した要素があります。

たとえば、自然光が適度に差し込む明るさ、静かすぎず騒がしすぎない音環境、風通しや空気の流れ、空間の広がりと圧迫感のバランスなどです。

こうした感覚的な快適さは偶然に生まれるものではなく、空間デザイナーが意図的に設計することで実現されます。

たとえば、小さなカフェでも「座ったときに他の客と視線が合いにくい席配置」や「落ち着いた色合いの壁面」「人の流れを妨げないカウンターの設計」などが意識されています。

こうした配慮が重なることで、「なんとなく居心地がいい」と感じられる空間が完成します。

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滞在時間や再訪意欲を高める空間の設計

人は心地よい空間に長く滞在し、また訪れたくなるものです。

これは店舗や飲食店など商業施設にとって非常に重要なファクターです。

居心地のよさは、客単価やリピート率、口コミ評価にも大きな影響を与えます。

たとえば、温かみのある照明が照らす読書カフェは、「本をゆっくり読みたい」「落ち着いて過ごしたい」といった来店者の目的と一致し、滞在時間を自然と延ばします。

また、オフィス空間においても「ストレスを感じにくい」「集中しやすい」といった印象を与えるレイアウトは、生産性向上に直結します。

利用者の感情を読み取るデザイン思考

空間デザインでは、利用者がどのように感じるか、無意識にどのような行動を取るかを想定して設計を進めます。

これは単なる“見た目”だけではなく、五感すべてにアプローチする繊細な作業です。

たとえば、公共施設であれば「初めて来た人でも迷わない導線」「緊張を和らげる配色」などが重視されます。

商業施設なら「ワクワク感を与える照明演出」「触れてみたくなる展示設計」など、感情に訴える工夫が必要です。

空間の“使いやすさ”と“心地よさ”を両立させる

居心地のよい空間とは見た目がきれいなだけでなく、使いやすさと機能性が自然に組み込まれている空間です。

椅子の高さと机のバランス、物理的な移動のしやすさ、視界の抜け感、プライバシーの確保といった要素が調和してこそ初めて「快適だ」と感じられるようになります。

たとえば、子ども連れが多いカフェでは、ベビーカーでも通りやすい動線や騒がしさを緩和するレイアウト設計などが求められます。

このように、空間デザインには“目に見えない配慮”を積み重ねて利用者の満足度を最大限に高める目的があります。

空間デザインが社会的な役割を果たす場面も

さらに近年では、空間デザインが人々のメンタルヘルスやコミュニティ形成にも影響を与えるとして、福祉施設や学校、災害避難所などでも積極的に活用されています。

心が落ち着く色調、安心感を与える素材、安全な動線設計など、誰もがストレスなく利用できる空間は社会全体の「過ごしやすさ」にもつながります。

このように、空間デザインは見た目の美しさだけでなく、居心地のよさや感情的な安心、行動のしやすさを生み出すことで人の心理や行動にポジティブな影響をもたらします。

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空間デザインと建築デザインの違い

空間デザインと建築デザインの違い

建築デザインは建物そのものの構造や形、耐久性、安全性を重視して設計します。

一方、空間デザインはその中にいる人の体験や過ごし方に焦点を当てる点が異なります。

たとえば、あるオフィスビルを建てる際、建築家は耐震性や階段の配置、構造計算などを考慮しますが、空間デザイナーは「会議室が閉塞感なく集中できるか」「受付で自然と動線がつながるか」といった視点でデザインを行います。

役割が重なる部分もありますが、目的や視点は大きく異なります。

空間デザインとインテリアの違い

インテリアデザインは家具や装飾、照明の選定など“見た目の美しさや雰囲気作り”に重きを置きます。

対して空間デザインはその一歩手前、空間全体の構成や機能配置から関わるのが特徴です。

仮に飲食店を例にするとインテリアデザイナーは壁紙や椅子のデザインを決めますが、空間デザイナーは「厨房と客席の配置がスムーズか」「トイレの位置が気にならないか」といった全体設計を担います。

見た目だけでなく、使いやすさと快適さを空間全体で成立させるのが空間デザインの本質です。

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空間デザインの考え方と視点

空間デザインの考え方と視点

空間デザインを成功させるためには単に見た目を整えるだけでなく、「誰が」「何を目的に」「どのように使うか」を深く考える必要があります。

つまり、利用者の行動や感情を予測し、それに寄り添ったデザイン視点を持つことが重要です。

ここでは、空間デザインにおける考え方として特に大切な、「利用者視点」と「感覚・動線・機能性」の捉え方について詳しく解説します。

利用者視点からの空間設計とは

空間をデザインする際、まず出発点となるのが「その空間を使う人は誰か?」という問いです。

年齢、性別、行動パターン、目的、心理状態などを想定し利用者の体験に焦点を当てることが空間設計の基本です。

たとえば、高齢者向けの公共施設では段差をなくす、歩行補助がしやすい動線を確保する、視認性の高いサインを設置するなどの工夫が必要です。

一方で、子ども向けのスペースであれば、柔らかい素材の採用や好奇心をくすぐるカラフルな配色、安全性に配慮したレイアウトが求められます。

こうした利用者中心の設計アプローチは、「ユニバーサルデザイン」とも共通します。

すべての人が安心して使える空間を実現するために、デザイナーは常に“自分以外の誰か”の視点に立って考えなければなりません。

感覚・動線・機能性をどう捉えるか

空間の評価は、見た目の良し悪しだけで決まりません。

人が空間を体験する際には、視覚・聴覚・触覚といった五感が複雑に関係し合います。

また、空間内での「動きやすさ(動線)」や「使いやすさ(機能性)」も無視できない重要な要素です。

空間デザインでは、細かい動線や日常の流れまでを読み取りそれに合わせた配置を行います。

さらに、空間に入った瞬間の「なんとなく落ち着く」「なぜか集中しやすい」といった感覚的な印象もデザイン次第で大きく変わります。

これは色彩、素材、照明、天井の高さ、空気感など、五感すべてに訴える要素を組み合わせて作られるものです。

機能性と感覚のどちらかに偏ってしまうと、「見た目はいいのに使いにくい」「使いやすいけど味気ない」といったアンバランスな空間になってしまいます。

優れた空間デザインとは、これらを絶妙なバランスで調整する技術でもあります。

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空間デザインの設計

空間デザインの設計

空間デザインは、アイデアを思いついたらすぐに形にできるものではありません。

利用者のニーズや課題を丁寧に汲み取り、それをデザインに反映させていくステップが必要です。

ここでは実際のプロセスに基づき、「どのような流れで空間が作られるのか」「プロのデザイナーがどのような観点で進めているのか」をわかりやすく紹介します。

ヒアリングから設計・施工までの流れ

空間デザインの基本的なプロセスは一例として、大きく以下のステップに分けられます。

フェーズ 内容の概要
ヒアリング クライアントの要望、課題、ターゲット層、使用目的などを聞き出す
現地調査・分析 空間の広さ、既存設備などを把握する
コンセプト設計 空間全体のコンセプトを定め、それに沿って方向性を明確化
プレゼン・提案 資料を用いてクライアントに提案
設計・施工監理 図面を基に施工業者と連携し、品質・コスト・工程管理を行う
完成・引き渡し 最終チェックを行い、クライアントへ納品

このプロセスの中で最も大切なのは初期段階でのすり合わせです。

クライアントが「おしゃれな空間にしたい」と一言で語っても、その“おしゃれ”の意味は人によって違います。

ここを誤解したまま進めると、完成後に「思っていたのと違う」という事態になりかねません。

そのため、初期ヒアリングでは「どんな人が利用するか?」「どんな気分で過ごしてほしいか?」といった抽象的な要素まで細かく掘り下げることが大切です。

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空間デザインがもたらす心理的な効果

空間デザインがもたらす心理的な効果

空間は、ただ「使う」だけの場ではありません。その場に立ったとき、人は無意識のうちに何かを“感じて”います。

不安、安心、興奮、落ち着き──。こうした心理的な印象は、空間の設計によって生まれ変化します。

空間デザインは、人の感情や思考、行動に作用する「見えない力」を持っています。

居心地のよさを生む心理的アプローチ

「この場所、なんだか落ち着くな」そう感じる瞬間には実は明確な設計意図があります。

居心地のよさを演出するために、空間デザインでは以下のような心理的アプローチが用いられます。

1. プライバシー感の確保

適度に他者との距離が保たれていると、人は安心感を得られます。

オープンスペースでも間仕切りや視線の抜け感を調整することで、心理的なパーソナルスペースを確保することが可能です。

2. 安定した「囲まれ感」

天井の高さや壁の配置によって、安心できる「包まれた感覚」を演出できます。

高すぎる天井や広すぎる空間はかえって落ち着かない印象を与えることもあります。

3. 自然とのつながり

緑や自然光、水の流れる音などを取り入れることで、人の心はリラックスしやすくなります。

これは「バイオフィリックデザイン」と呼ばれる考え方にも通じる要素です。

4. 繰り返しと秩序感

デザインに一貫性があり、視覚的に整理されている空間は「分かりやすさ」と「安心感」を提供します。

ランダムで雑多な印象は、心理的ストレスにつながることがあります。

このように、「居心地のよさ」は偶然ではなく、心理学とデザインが融合することで生まれるのです。

カラーや照明が人に与える影響

人は空間の色や光の印象から驚くほど多くの情報を無意識に読み取っています。

色彩や照明の設計は、空間デザインにおける感情コントロールの鍵とも言えます。

カラーの心理的効果

印象・心理効果 活用シーン例
冷静・集中・清潔感 オフィス、医療施設
情熱・活力・緊張 飲食店、アクティブな空間
安心・癒し・自然 カフェ、待合室
黄色 明るさ・陽気さ・注意喚起 キッズスペース、看板

たとえば、集中力を求められる空間では青系統が適しており、逆に活発な会話を促すような場ではオレンジや赤が効果的とされます。

照明の心理的効果

  • 暖色系の光(電球色):落ち着きやくつろぎを演出。リビングやレストランに最適。
  • 白色光(昼白色):活動的・明るさ重視の印象。オフィスや作業空間に多用。
  • 間接照明:影の濃淡によって空間に奥行きが生まれ、心地よさや高級感を演出できる。

照明は単に明るくするためのものではなく、「どこを強調し、どこを和らげるか」といった意図を込めて設計することで空間の印象を大きく変えることができます。

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居心地のよい空間をつくる要素とは

居心地のよい空間をつくる要素とは

居心地のよい空間は、人が長く滞在したくなる、あるいはまた訪れたくなるような“空気”を持っています。

その“空気感”は、意識的に設計された多くの要素によって生み出されています。

空間デザインのプロはそれらを細部にまで組み合わせ、快適で魅力的な空間をつくり上げています。

素材・光・音・色の組み合わせ方

快適な空間を構成するうえで、まず押さえておきたいのが「五感」に訴える物理的な要素の選び方です。

それぞれの素材や色、光、音には明確な心理的・生理的効果があります。

素材

木材や石材、布など自然由来の素材は、視覚的にも触覚的にも温かみを感じさせます。

たとえば、木製の床や家具は、冷たい印象の金属やタイルと比べて安心感がありリラックスできる空間に向いています。

また、光を反射する素材(鏡面、金属)を使うことで空間の広がり感を演出することも可能です。

昼間は自然光を活かし、夜間は間接照明を中心としたやわらかい光を用いることで、目に優しく落ち着ける空間になります。

ダウンライトやスポットライトなど、光の「当て方」ひとつでも印象が大きく変わるため、時間帯や用途に応じた設計が重要です。

音は空間の“快・不快”に直結します。

吸音性のある素材を使用して反響音を減らす、防音パネルで外部の騒音を遮断する心地よいBGMを選ぶなど、音環境の調整も居心地に大きく関わります。

とくにカフェや待合室では“静かすぎない静けさ”が理想です。

色彩

色には「暖色系(赤・オレンジ)」と「寒色系(青・緑)」の違いによって、空間の印象を大きく左右する力があります。

たとえば暖色系は親しみやすさや温かさを与える一方、寒色系は落ち着きや清涼感を演出します。用途に応じて適切な色選定が必要です。

これらの要素を、空間全体のコンセプトに沿ってバランスよく組み合わせることで、自然と「居心地がいい」と感じる空間が生まれます。

ユーザー体験を最大化する工夫

空間デザインにおける「居心地」とは、単に“気持ちがいい”というだけでなく、空間内での行動体験がスムーズかつ快適であることも含みます。

つまり、デザインは“見せるため”ではなく“使ってもらうため”に存在します。

動線の整理と誘導

利用者が「迷わず行動できる」導線は、空間の使いやすさと安心感を高めます。

視線誘導のための照明や床素材の切り替え、自然と進みたくなるカーブを描いたレイアウトなどが効果的です。

パーソナルスペースの設計

たとえば図書館では、隣の席との距離やパーティションの有無で居心地が大きく変わります。

「視線が合わない配置」「周囲の音が気にならない素材」「立ち上がりやすい椅子」など些細な設計がユーザー体験を左右します。

ストーリーを感じさせる構成

店舗や展示空間などでは空間に物語性を持たせることで、来訪者の記憶に残りやすくなります。

たとえば入店から会計、退店までの流れを「感情の起伏」として演出することで単なる買い物ではなく“体験価値”を提供できます。

素材、光、音、色を巧みに調和させ、さらにユーザーの動線や心理に寄り添った仕掛けを組み込むことで空間はただの場所から「記憶に残る体験」へと進化します。

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まとめ

空間デザイン(スペースデザイン)は、単なる見た目の美しさを追求するだけのものではありません。

この記事では、空間デザインの基本概念から建築やインテリアとの違い、心理的・機能的な効果などについて解説しました。

要点を振り返ると、以下のようなポイントが挙げられます。

これまでの要点
  • ・空間デザインは「居心地のよさ」や「使いやすさ」など、人の感覚と行動に寄り添う設計である
  • ・建築やインテリアとは異なり、「空間そのものの体験価値」を創造することが目的
  • ・利用者視点を軸に、動線、感覚、素材、照明、音などを総合的に組み合わせる技術が求められる

空間デザインは、建物やモノに個性や特徴を与え、その空間で過ごす人の時間や体験を、少しだけ心地よく、豊かにしてくれる可能性を持っています。

「なんとなく落ち着く」「また来たくなる」「この空間が好き」などの感覚の背景には、さりげなくも確かなデザインの工夫があります。

ReAirでは、オフィス、店舗、商業施設、ビルなど、さまざまな業種・空間に対応したご提案が可能です。

空間デザインに関するお悩み、自社に最適な空間づくりをお考えの方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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