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バーの内装デザインは、お客様の評価や満足度はもちろん、お店の集客力にも影響するため、特にこだわりたい要素のひとつです。
明確なコンセプトに基づき設計することによって、一貫性のあるブランドイメージを訴求することにもつながります。
“お客様に選ばれるバー”をつくるために、内装デザインの基本からコンセプト別のデザインアイデアまで、実例を交えながら確認していきましょう。
目次
バーの内装をデザインする際、重要視すべきなのが「そのお店のコンセプト」です。
コンセプトとは、店舗の個性や、お客様に対してどのような価値・体験を提供するのかを端的に表現したものです。
ドリンクの種類やサービスの質、外装・内装を含む全体の雰囲気など、お店を構成する全ての要素をこのコンセプトに基づき設計することによって、一貫したブランドイメージを確立することができます。
こだわりのある居心地のよい空間はお客様に好意的な印象を与え、集客性やリピート率の向上につながることから、店舗づくりの第一歩として明確に定めておくのがよいでしょう。
施工実績:Hookah Rabbit
コンセプトに基づく内装デザインとして、参考になるのがこちらの事例です。
赤坂駅から徒歩3分のシーシャバー「Hookah Rabbit」では、「プライベートで“価値ある時間”を届ける」ことをコンセプトに、上質で落ち着きのある内装デザインを採用しています。
店内には3つのカウンター席と居心地のよいソファ席が設けられているほか、プライベートな空間を演出する広めの個室も用意。
グリーンとゴールドをベースに構成されたインテリアは、まさに特別な時間を過ごすために訪れたくなるような印象に仕上がっています。
バーの内装デザインは、照明や色使い、インテリアなどの要素に分けられます。
全体のイメージを統一し一貫性のあるデザインに仕上げるためには、これらの要素ひとつひとつについても、コンセプトを意識した選定を行わなくてはなりません。
照明は、バーの雰囲気を大きく左右する要素のひとつです。
ゆったり落ち着いた雰囲気を演出するなら暖色系、モダンでスタイリッシュな印象を与えたいなら寒色系の照明を選ぶのがよいでしょう。
全体の明度を上げすぎず、間接照明やスポットライトなどをうまく組み合わせることによって、ムードのあるおしゃれな空間になります。
内装やインテリアの色調は、その色がもたらす心理的な効果も考慮して決めるのがおすすめです。
たとえば黒やダークブラウンを基調とする店内は、高級感や落ち着きのある、モダンでシックなイメージを与えます。ラグジュアリー感を加えたいなら、合わせてゴールドを取り入れるのもよいでしょう。
知的で洗練された印象に仕上げたいならネイビーを、逆に情熱的な大人の雰囲気を演出したい場合はダークレッドなどを基調とするのもおすすめです。
バーのインテリアのうち、全体の印象を左右するのが「カウンター」と「テーブル・椅子」の2つです。
特にバーカウンターはお店の顔とも言えるため、素材や高さ、奥行、形状など、はじめに設定したコンセプトに沿うデザインのものを選定するのがおすすめです。
椅子同士の間隔にも気を配ると、居心地のよさが向上します。
合わせて、テーブルや椅子を選ぶ際にも、全体のコンセプトを意識することが大切です。
「ゆったりとくつろげるバー」なら疲れにくく座り心地がよい椅子を。「気軽に立ち寄れるスタイリッシュなバー」なら、背もたれや肘掛けがコンパクトで動きやすいチェアを選ぶのもよいかもしれません。
バーのコンセプトに応じた内装デザインには、たとえば次のようなパターンが考えられます。
ハードルの高さを感じさせず、誰でも気軽に入れる雰囲気のカジュアルなバーをコンセプトとする場合、内装デザインでは明るめの照明と、オープンな座席レイアウトを意識するのがよいでしょう。
全体の色調は温かみのあるアースカラーを中心にデザインし、家具にも自然素材を使うと親しみのある印象を与えられます。
また、メニューや価格、システムなどをよりわかりやすく表示しておくのもポイントです。
上質で落ち着いた大人の空間を演出したい場合、間接照明を多用した、ムーディーな雰囲気の内装を検討するのがおすすめです。
家具には革や大理石など高級感のある素材を使用し、黒・グレーやダークブラウンのようなシックな色を基調に全体をデザインします。
合わせて、他人の視線が気になりづらいレイアウトにしたり、防音設備を充実させて静かで穏やかな環境づくりに努めたりすることも検討しましょう。
食事とお酒、両方が楽しめるダイニングバーをコンセプトにするなら、「テーブル席は明るく、バーカウンターは暗めに」のような形で、内装デザインにメリハリをつけるのもアイデアのひとつです。
家具には、ゆったり落ち着けるソファや、食事がとりやすい高さの椅子・テーブル、立ち寄りやすいハイチェアなど、目的に応じて使い分けられる複数の種類を採用するのもいいかもしれません。
意識したいのは、しっかり食事を楽しみたい人、お酒だけ楽しみたい人それぞれに、快適な居場所を提供できる多用途なレイアウトです。
優れたデザインは、集客や売り上げに対して好影響を与えることが期待できます。
バーの内装にこだわることで、お客様に対して次のような影響を期待できます。
コンセプトに沿ったこだわりのある内装は、来店の動機になり、かつ口コミによる広告宣伝効果を得ることにもつながります。
そして内装デザインは「ただおしゃれにすればよい」というわけではなく、ターゲット層に合わせた配慮も必要になります。
中でも特に意識したいのは、「年齢層による好みの違い」「利用目的の違い」「予算帯の違い」「地域性」などのポイントです。
まずは自店がターゲットとする層がどのような目的でバーを利用し、どんな雰囲気を好むのか、出店する地域の周辺状況なども考慮しながら検討してみましょう。
ターゲット層に合わせた内装デザインを行うことで、お店の魅力はより高まり、競合他社との差別化にもつながるメリットがあります。
バーを運営していくうえで、内装デザインはとても重要な要素です。
ReAirでは、バーのデザイン・設計から内装工事まで、ワンストップでの対応が可能です。
また、空調・換気設備の導入や改善を同時に提案できるため、ぜひ店舗の新設やリニューアルをご検討の方はご相談ください。
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