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カフェを運営していくうえで、やること・準備しておくものなどは数多くありますが、内装工事もその一つです。
この記事では、カフェにおける内装デザインを考えるうえでの、必須項目について詳しく解説していきます。
また、内装工事にかかる費用や設備についても解説していきますので、ぜひご参考ください。
目次
カフェの内装デザインは、集客や売り上げに影響してきます。
ここからは、内装デザインを決めやすくするための4つの項目について解説していきます。
コンセプトは店舗の特徴を具現化したようなもので、店舗作りには必要不可欠です。
まずは、「自然を身近に感じ、リラックスできるような店舗」や「非日常的な刺激を感じ、わくわくするような店舗」など、理想とする店舗のイメージを考えてみましょう。
以下の5W2Hのフレームワークを使うと、細かいコンセプトを決めていきやすいです。
まずは店舗を出す周辺をリサーチし、目指したいお店の雰囲気や、競合するカフェのデザイン、メニューなどを確認します。
上記に合わせてコンセプトを作り込むことで、内装工事やデザインの選択がしやすくなります。
先ほどの5W2Hのフレームワークを参考に、集客方法を考えていきましょう。
ご来店いただくお客様のイメージができたら次に、そのターゲットとなるお客様がどういったものに価値を感じるのかを考えていきます。
考える際は5W2Hの「Why」や「What」「How」で出した内容を参考にすると決めやすいです。お客様のニーズを読み取り、集客方法について考えて、具体的な行動に落としていくことが大切です。
たとえば新規のお客様を呼び込むためには、Webサイトの広告媒体(食べログなど)への登録や広告の出稿、チラシの配布、SNSを使った紹介などが考えられます。
一方、リピーターを増やすには、価値を提供して店舗へ来てもらう回数を増やすアプローチが必要です。
ポイントカードの発行やお誕生日プレゼント、SNSを使ったコミュニケーションなどがあるでしょう。
いずれにせよ、最初の訪問時にいかに快適で居心地のよい空間を提供できたか、サービスに満足してもらえたかが重要です。
どのようなお客様に来てほしいかを考え、そのお客様にとって価値のある内装デザインを目指します。
「そのお店らしさ」を表現しつつ、提供するサービスと合った世界観をイメージします。
以下より、代表的なカフェの内装テーマ(種類)をご紹介します。
スケルトンは、壁や天井、配線などがむき出しになっているデザインです。
スタイリッシュで都会的なイメージになり、連想するキーワードは「格好いい」や「無骨」などがあります。
若い学生や20代、30代、40代の男女に受けがよいデザインです。
レトロは「古き良き時代」をほうふつとさせるデザインです。
高齢層には懐かしさを、若年層にはおしゃれさをアピールできます。
大正時代や昭和時代といった風に、デザインの基本となる時代を決めて行うとイメージしやすくなるでしょう。
ポップなデザインは、元気・気軽・鮮やか・若い・可愛いといった言葉を連想させるデザインです。
ファミリー層や若年層に受けがよいとされています。原色を使ったり、現代アートを壁紙に使ったりすることで、インパクトを与えられます。
ナチュラルは自然素材を活用した内装です。癒し・リラックス・明るさ・自然といった言葉が連想できます。
アースカラーや木材を使用し、観葉植物などを配置することで癒やされる空間となり、年齢層を選ばない集客ができるでしょう。
ラグジュアリーは豪華で贅沢な印象を与えるデザインです。
照明器具のグレードを上げたり、壁や床、天井などの施工に凝ることで、特別な空間を作り出せます。
カフェでは、レイアウトや動線も同じく重要です。
お客様の属性(一人か家族かカップルか、など)に合った家具の大きさや広さになっているか、そしてお客様とスタッフの動線はスムーズかを事前に確認しておくことをおすすめします。
入口から客席までの動線、客席からトイレまでの動線、レジから出口までの動線を考え、それらがスタッフの動線と重なりにくいようにレイアウトを考えていきます。
カフェの内装工事で必要とされる主な費用の内訳は、以下の通りです。
※あくまでも一例です。
以上の項目は、物件がスケルトンか居抜きかによっても金額が異なります。
スケルトンとは物件の躯体が露出している状態で、場合によっては水道や電気などインフラ関係の設備が整っていない物件もあります。
その場合は内装工事と同時にインフラ関係の設備も準備する必要があるため、時間と工事費用がかかります。
居抜き物件とは、前入居者の内装をそのまま引き継ぐ物件のことです。
特に同じ業種の場合、内装工事を最小限に済ませられるというメリットがあります。
ただし、前の店舗のレイアウトや設備を合わせる必要があるため、理想としている内装に変更しにくい点がデメリットです。
なお、レイアウトや設備を大幅に変更する場合は解体費用と内装費用がかかるため、スケルトン物件とさほど変わらない費用がかかるケースもあります。
カフェをオープンするに当たっては、厨房設備も必要になってきます。
※あくまでも一例です。
カフェの内装は、お店の雰囲気やコンセプトを的確に伝え、ファンになってもらう以外にも、お客様やスタッフのスムーズな動線を確保して、ストレスの少ない空間を作り出す必要があります。
選ぶ物件によって内装工事に必要な項目や時間、コストは増減しますが、なるべく予算内に収めるためには内装業者選びも重要です。
複数の業者から見積もりを取って綿密な打ち合わせを行い、より理想に近いお店作りを進めていきましょう。
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