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「内装のデザインはサロンの運営において、とても重要な要素です。」
この言葉、美容院を開業する方なら誰もが共感するのではないでしょうか?
おしゃれで機能的な店舗の内装は、お客様に快適な時間を提供し、リピーターになってもらうための第一歩。でも、「内装工事って、どこから手をつければいいの?」と悩んでいる方も多いはず。
この記事では、内装工事前に知っておきたいことや、人気のデザイン例まで、美容院の内装に関する情報を詳しく解説していきます。
まずは、美容院の内装を設計するために、次のことを決めておくと良いでしょう。
・ターゲット層と美容院のコンセプトの明確化
・お客様の動線を意識したレイアウト
・店内の雰囲気に照明と色彩の使い分け
どのような業種であれ、店舗を作る際に大切なことはコンセプトを明確にすることです。
美容院は客層の幅が広いため、性別・年齢層・価格帯などの要素で狙うターゲットを決め、それぞれに合わせた内装にすることが肝心です。
お客様の動線は店内をスムーズに移動するために大切で、居心地の良さに大きな影響を与えます。
特に美容院では施術スペースと待合スペース、シャンプー台までの動線は重要で工夫をすることで大きなメリットを創出します。
・施術スペース: 施術スペースは、お客様がリラックスして過ごせるよう、プライバシーに配慮した設計が重要
・待合スペース: 雑誌やドリンクなどが置けるスペース、お客様が快適に待機できるように空間を確保する
・シャンプー台: シャンプー台は人の往来が少なく、外観から見えにくいようにお客様のプライバシーを考慮した設計
このように、お客様視点から考え「こうだったら嫌だな」というポイントに注意を払い、できるだけ安心してリラックスして利用できる空間をイメージして設計しましょう。
その他では、「インフラ設備」や「照明と色彩」も考慮することで、よりイメージしている内装、お客様の居心地の良さが高まります。
選択する物件によって、内装工事に必要な工程が大きく異なります。
物件には大きく分けて「居抜き物件」と「スケルトン物件」の2つに大別できます。
この2つの物件のおおまかな特徴は、
居抜き物件 | スケルトン物件 | |
---|---|---|
内装 | 前のテナントの内装が残っている | 何もない |
設備 | 前のテナントの内装が残っている | 何もない |
初期費用 | 比較的安い | 設計内容によるが高い |
自由度 | 物件によるが低い | 高い |
以下で詳しく解説します。
居抜き物件とは、前のテナントが使用していた内装や設備が残っている物件のことを指します。
大きな特徴としては飲食店や美容室など、業種によっては内装や設備がそのまま利用できる場合があり、新規で店舗を構える際に大きなメリットがあります。
既に内装や設備が残っている状態なため、内装に必要な工事費や設備に投資する費用を削減することができます。
内装工事などの手間が省けるため、スピーディーにオープンすることができます。
実際に店舗を見て、動線やレイアウトをイメージしやすいため、内装設計の参考になります。
居抜き物件は費用や開業までが比較的短期間など、さまざまなメリットがありますが、その反面、デメリットもありますので注意が必要です。
以下では、居抜き物件でのデメリットを解説します。
既存の内装や設備をそのまま利用するため、自由にデザインを変更することができない場合があります。
居抜き物件を検討する際は、内装や設備の状態をよく確認して納得できるものを選択しましょう。
以前入っていたテナントが個性的・独創的だった場合、その個性を際立たせる内装作りになっていることが多くあります。
これから開業する店舗のコンセプトやターゲット層に合っているかをよく検討するようにしましょう。
居抜き物件では空調設備や厨房内、トイレなどの水回りなどの設備は引き継ぎ利用されていますが、中には機器や設備が製造から何十年も経っている場合があります。
古い設備は近い将来故障したり、そもそも不調を抱えている場合もあります。メンテナンスもしていない場合もありますので、物件選びの際は設備や機器は現状確認を必ず行いましょう。
居抜き物件のメリットとデメリットを考慮した上で、物件を選ぶようにしましょう。
スケルトン物件とは、内装や設備が一切施されていない、建物の骨組みだけの状態の物件のことで、要するにコンクリートの壁や床がむき出しになっており、天井も配管や骨組みが露出している状態です。
全てが剥き出しになっている状態ですので、ゼロから何かを作りやすく、以下のようにさまざまなメリットがあります。
内装をゼロから自由に設計できるため、自分の理想とする空間を創り出すことができます。
店舗の広さや形状に合わせて、自由にレイアウトを設計できます。
・素材:床や壁、天井など、様々な素材を選択することができる
・照明:照明の種類や配置を自由に選択することができる
・設備も自由に選べる:空調設備、電気設備、給排水設備など、すべての設備を自由に選択することができる
・イメージを具現化しやすい:内装をゼロから設計するため、店舗のブランドイメージに合った空間の創出が可能
スケルトン物件のメリットは内装のデザイン設計の自由度が高く、自分の思い描く店舗作りがしやすいことが最も大きな利点です。
しかし、スケルトン物件のデメリットは自由度が高い分、対応する工数や工事工程も多くなりがちなど、以下のようなデメリットがあります。
居抜き物件と比較して、内装工事、設備工事、設計費用などが発生し、初期費用が大幅にかかる可能性があります。
デザインや設計内容によりますが、内装の設計期間やそれに伴う内装工事や設備工事などの期間が発生するため、一定の工事期間は必要になります。
開店させる時期が決定している場合は、逆算して開店が間に合うか必ず確認しましょう。
美容院の内装は、機能性や動線も重視しなければなりません。
サービス提供の流れにおけるどの行動も、問題なくスムーズに行える機能性を追求しましょう。
美容院では、薬剤、髪の毛など、種類の異なる汚れがでてきます。そのため、カットスペースは掃除がしやすいように凹凸がない床にしたり、シャンプー台や椅子は防水機能がついているものにしたりといった工夫が大切です。
また、ローラーボールやワゴン、ボイラーなど、美容院ならではの機器類がありますが、棚に収納できないものは、別途専用のスペースも必要かもしれません。
そして、美容院ではスタッフだけでなく、お客様もよく動きます。入口から入り、待合室からカット場、カット場からシャンプー台までの動線は、特に気を配るべきところです。
美容院の内装デザインで人気があるものを、3つ紹介します。
・アンティーク調
・モダン調
・ナチュラル調
アンティーク調のデザインは、若い人から高齢者向けまで、多くの美容院で取り入れられています。「古き良き」や「重厚」「落ち着いた」雰囲気があるデザインで、非日常感を演出しやすいのが特徴です。
アンティーク家具や木目調を使い、暗色を多用すると男性や高級志向向け、レースなどの可愛い小物や白、淡い色を多用すると女性向けのイメージを醸し出せます。
モダン調は直線的なデザインでシンプルな印象を出すデザインです。
あまり装飾しないため、清潔感やおしゃれさを演出できます。どの年齢層のターゲットにも好印象となりやすいでしょう。
ナチュラルは木や緑などをメインにした内装で、木の温かみがリラックス空間を演出します。
明るく穏やかなイメージがあり、アクセントクロスなどを取り入れるだけで洗練された印象にもなります。
木目調の床や天井、木製の家具などを入れ、観葉植物を多く取り入れることによって、お客様がリラックスできるような空間を提供できます。
コンセプトに沿った備品やインテリアを揃えることで、店内全体に統一感が出ます。
また、内装デザインだけではなく、お客様とスタッフ両方の導線を考えることも大切です。
業者を選ぶ際には、過去の実績も参考になりますので、できるだけチェックしておくことをおすすめします。
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