業務用エアコン運用ノウハウ 2025.05.12

エアコンの室外機が故障?修理方法や室外機の交換について解説

エアコンの室外機が故障?修理方法や室外機の交換について解説
川崎市の業務用エアコン取付工事業者 川崎市の業務用エアコン取付工事業者

 

この記事のポイント

Q1. エアコンの室外機が動かない場合、まず何を確認すべき?
A. ブレーカーが落ちていないか、リモコンの設定、ファンの動作など基本的な確認を行いましょう。

Q2. 室外機の故障は自分で直せる?
A. 基本的に専門知識と道具が必要なため、プロに依頼するのが安全で確実です。

Q3. 室外機だけの交換は可能?
A. 条件次第では可能ですが、室内機との互換性や年式によっては一式交換が必要な場合もあります。

 

エアコンが効かなくなったとき、「室内機が壊れた?」「もしかして室外機が壊れたのでは?」と不安になる方は多いのではないでしょうか。

実際にエアコンの不調は室内機でも室外機でも、どちらかが故障すれば当然何かしらの支障を来たします。その中でも、今回は室外機の故障について解説していきます。

室外機はエアコンの心臓部とも言える重要な機器で、故障すれば冷暖房の効きに直結します。

この記事では、故障の確認方法から修理・交換の対応まで、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。

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室外機の故障を確認する方法

室外機の故障を確認する方法

室外機が故障しているかを確認するためには、いくつかのポイントがあります。

以下からは、室外機のよくある故障箇所と応急処置で改善する可能性について説明します。

室外機の故障しやすい箇所とは

室外機の不具合は冷媒漏れ・基板の損傷・ファンの故障などが原因になることが多いです。

たとえば、ファンが回らず風が出ていない場合、モーターの不具合や異物の詰まりが疑われます。

また、室外機から異音や異臭がするなら、基板やコンプレッサーの損傷も考えられるでしょう。さらに、コンデンサーやセンサーの不調によって動作が不安定になるケースもあります。

これらはいずれも専門的な診断が必要なため、素人判断だけで対応を進めるのは避けた方が賢明です。

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応急処置で復活するケース

一方で単なる接触不良やブレーカーの遮断による停止など、軽微な原因であれば応急処置で復活することもあります。

たとえば、コンセントの差し込みが緩んでいた場合、差し直すだけで正常に戻るケースもあります。

また、リモコンの設定ミスや電池切れもよくある原因です。冷房モードに切り替えたつもりが送風モードになっていたという例も少なくありません。

まずはこうした簡易チェックを最初に試してから、改善が見られない場合は次の対応に進むのが基本です。

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室外機が故障した時はどうする?

室外機が故障した時はどうする?

室外機の不具合が明らかになった場合、修理の可否や依頼先を判断する必要があります。

ここでは、専門業者への依頼や自力で対応ができるのか、その可能性について考えます。

空調設備会社へ依頼する

もっとも確実なのは、エアコンを取り扱う空調設備会社やメーカー指定のサービスに相談することです。

専門業者であればエラーコードの解析や冷媒ガスの確認、電装部品の点検などを的確に行ってくれます。

たとえば、東京都内の小規模飲食店で冷房が効かなくなった事例では即日対応可能な空調設備業者に連絡し、翌日にはファンモーターの交換が完了し営業再開できたケースもあります。

スピードと信頼性を求めるなら、専門業者への依頼が最善策と言えるでしょう。

自分でエアコンを修理することは可能なのか

結論から言えば、エアコンの修理を素人が行うのはリスクが大きくおすすめできません。

電源周りや高圧冷媒を扱うため、感電や火災の危険もあります。

ただし、掃除やフィルターの清掃、外部の目視点検など簡単なメンテナンスで済む不具合なら、安全を確保したうえで自力対応することも可能です。

判断に迷ったら、無理をせず専門業者へ相談しましょう。

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室外機だけを取り替えることができるのか

室外機は単体で取り替えることができるのか

「室内機はまだ使えるのに、室外機だけ壊れた……」という場合、室外機のみ交換できるのかは気になるポイントです。

室外機だけを交換できるのか、どうでないかの判断基準について解説していきます。

室外機のみ交換できるパターン

同一メーカー・同一機種間であれば、室外機だけの交換が可能な場合があります。

たとえば、ダイキンのR32冷媒シリーズ同士で、型番や年式が一致している場合には配管や制御系統に問題がなければ室外機単体の交換もスムーズに行えます。

このような条件に合致する場合、コストを抑えて最小限の入れ替えができる点がメリットです。

工事時間も短く店舗や事務所の営業への影響も最小限に抑えられます。

室外機のみの交換ができないパターン

一方で、年式が大きく異なる、冷媒が違う、室内機の制御基板との互換性がない場合などは室外機だけの交換は難しいです。

たとえば、10年以上前の室内機に最新型の室外機を接続しようとしても、通信方式が異なり作動しない可能性が高いです。

また、省エネ性能の差や法規制の変化により、既存の設備では対応しきれないという理由でセット交換を求められるケースもあります。

長期的な維持費や効率を考慮すれば、室内外機の同時更新を検討するのが現実的な選択肢でしょう。

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まとめ

エアコンの室外機が故障した際は、まず冷静に状態を確認し可能な範囲で応急チェックを行いましょう。

そのうえで、明らかな異常がある場合は無理せず専門業者に相談することが重要です。

また、室外機のみの交換が可能かどうかは機種や年式によって異なるため、メーカー情報や設置業者の判断を仰ぐのが確実です。

店舗や事務所でのトラブルを最小限に抑えるためにも、定期的なメンテナンスと早期対応を心がけましょう。

空調設備の点検・修理をご検討中の方は、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。専門スタッフが迅速かつ丁寧に対応いたします。

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