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新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、多くの方が予防策として換気を意識しています。
しかし、近年の猛暑日続きの日本においては換気の重要性を理解しつつも窓を開けての換気には
抵抗があるでしょう。この記事では夏の暑い時期や冬の寒い時期でも室温をなるべく変動させずに換気する方法を紹介しています。ぜひ参考にしてください。
換気を行う目的は汚れた空気を外に逃がし、新鮮な空気を取り入れることです。そのため季節に
よって換気の重要性が異なるわけではありません。夏でも冬でも同様に換気は必要です。
室内の空気の流れが滞ると、一酸化炭素、二酸化炭素、ハウスダスト、花粉、細菌、ウイルス、ホルムアルデヒドといった汚染物質の量が多くなり、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
汚染物質を薄めたり減らしたりするためには、意識して換気を行うことが重要です。近年では建物の気密性が高まっていて、汚れた空気が外に出ていきにくい状況も生んでしまいます。自然に空気の入れ換えが起こりにくいので、換気が必要なのです。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、業種を問わずにそれぞれの店舗で換気が実施されています。そのため暑い時期に窓を開けて換気を行うことに理解は得られているでしょう。しかし、窓を開けて換気を行えば、エアコンで冷やした冷たい空気を外に逃がすことにもなってしまいます。
それを防ぐために有効な方法は「高機能換気設備」の導入です。
高機能換気機能は給気と排気を1台の機械で行うもので、熱交換システムが搭載されていることが大きな特徴となります。
通常の換気だと夏の場合は外の生ぬるい空気が室内に入ってくる、冬の場合は冷たい空気が室内に入ってくるといったデメリットがあります。しかし熱交換システムが搭載されている高機能換気設備の場合は、このような弊害を受けません。
夏は室内の冷えた空気を利用して入ってくる外気を冷やし、冬であれば暖まった室内の空気を利用して、冷たい外気を暖めてから室内に入れる仕組みになっています。給気と排気の熱を交換するので「熱交換システム」というわけです。
熱交換は、室内の冷たい(暖まった)空気を排気する際に給気する空気に移して行われます。このときに気になるのが「きれいな空気と汚れた空気が混ざってしまうのではないか」という点ではないでしょうか。
熱交換システムでは空気を混ぜ合わせて熱交換を行うのではなく給気と排気の通り道が分かれており熱だけを交換するようになっているので、室内の空気が汚れてしまう心配はありません。
高機能換気設備では、換気が効率的に行えることに加えてさまざまなメリットがあります。
通常の換気設備では、真夏の場合、外の暖かい空気が室内に入り、室内の冷えた空気を排出するため冷房の効率が悪くなります。
これは冬の場合でも同様で、外の冷えた空気が入り室内の暖まった空気を排出してしまいます。とはいえよどんだ空気を室内にとどめておくことは健康面で推奨はできません。
通常の換気設備では空調効率が悪く、光熱費が高くなるという大きなデメリットがあります。
一方で高機能換気設備の場合は、夏は室内の冷えた空気を排出する際にその冷たさを給気に移し、冬は暖まった空気を排出する際にその熱を給気に移す仕組みになっています。そのため室内の温度を保ったまま換気できるという大きなメリットがあります。
室内の温度を保ったまま換気できるので空調効率は良くなり、光熱費を抑えられます。給気も排気も1台で行うため、窓を開けずに換気ができるという特徴もあります。このことは室外や室内の音を気にしなくてよいというメリットにもつながります。
また、給気に関して花粉やアレルギー物質が気になる場合はフィルターを設置すればより綺麗な空気を取り込めます。
通常の換気だと夏の場合は外の生ぬるい空気が室内に入ってくる、冬の場合は冷たい空気が室内に入ってきます。夏ならエアコンで冷えた空気を、冬なら暖まった空気を外に逃がすことになってしまいます。これが通常の換気におけるデメリットと言えます。単純に空気を入れ換えるのではなく、エアコンで冷えた空気の温度を逃がさずに換気ができる点が高機能換気設備の最大の特徴です。
店内の温度を下げたくない、しかし換気は必要という理由でエアコンを例年よりも強くして窓開け換気とのバランスを取るという方法もあります。しかし、エアコンをフル稼働させることは当然電気代の高騰にもつながりますし、エアコンに大きな負担がかかって故障しやすくなるという懸念も生まれます。
高機能換気設備の導入には費用がかかりますが、長い目で見れば光熱費を抑えることにつなげられます。そしてなにより機械でしっかりと換気を行うことにはお店を利用するお客様やそこで働くスタッフの安心感にもつながるはずです。
ぜひ一度、高機能換気設備の導入を検討してみてください。
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