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オフィスの印象を劇的に変える「ウォールグリーン」は、省スペースでおしゃれな壁面緑化アイテムです。
この記事ではフェイクと本物の違いや壁掛けタイプの選び方、設置方法、得られる効果、レイアウトの実例、導入前の注意点までを総合的に解説します。
企業のオフィス環境に「緑」を取り入れる動きが加速する中で、壁を活用したウォールグリーンの人気が高まっています。
視覚的に映えるだけでなく、メンタル面や生産性にも好影響をもたらすとされるグリーン。
しかし導入には「フェイクと本物どちらがよい?」「どこにどう設置すれば効果的?」「費用や管理は?」といった不安もつきものです。
この記事ではウォールグリーンの種類・違い・効果・設置方法・おすすめレイアウト・注意点まで、初めての導入でも失敗しないための情報を解説していきます。
壁面グリーンが持つ空間演出の魅力と、床置きにはない省スペース性について紹介します。
空間が劇的に変わる理由がここにあります。
無機質な白い壁に緑が加わるだけで、空間の印象は大きく変わります。
グリーンの存在は「清潔感」「癒し」「温かみ」を演出し、社員にも来訪者にも好印象を与えます。
企業イメージを向上させるインテリア戦略の一環として有効です。
床に植物を置くと動線が妨げられることがありますが、壁面活用ならその心配はありません。
小規模オフィスでも取り入れやすく、掃除の手間も最小限に抑えられます。
特にスペースに制約のある店舗や受付にも最適です。
「本物とフェイク、どちらを選ぶべき?」という疑問に答えるべく、見た目・管理の手間・目的別の使い分けを詳しく解説します。
近年のフェイクグリーンはクオリティが非常に高く、遠目では本物と見分けがつかないほど。
艶・色味・葉の厚みまでリアルに再現されています。ただし、植物の香りや成長の変化は当然ありませんので、空間の“生きた雰囲気”を演出するには本物の方が適しています。
本物の植物は水やり・剪定・日照管理が必要ですが、フェイクならホコリを取るだけで美観が保てます。
特に高所や手が届きにくい場所にはフェイクの方が向いています。
寿命に関しても日差しによる劣化を除けばフェイクの方が長持ちします。
「おしゃれで印象的な空間を作りたい」ならフェイクで十分。
「自然の癒しや成長を感じたい」なら本物が最適です。
応接室や撮影映えを狙いたい場所にはフェイク、リフレッシュルームなどには本物、という併用も効果的です。
壁掛けタイプのグリーンには多様な種類があり、設置方法にもコツがあります。
DIYでできるタイプから本格施工まで、特徴と手順を紹介します。
軽量フレーム型なら、石膏ボード用フックや強力両面テープで設置可能です。
重量のあるタイプはネジ・ビス留めと壁の下地確認が必須。水平器やドライバーがあると作業がスムーズです。
設置場所の耐荷重を事前に確認することが重要です。
人の頭上や通行の多い場所には、確実な固定が求められます。
落下の恐れがないようフックの耐荷重や取付強度をチェックしましょう。
フェイクでもホコリが溜まるので、月に1回程度の掃除をルール化すると衛生的です。
グリーンには空間演出以上の効果があります。
ここでは、科学的な根拠をもとに、心理・視覚・企業イメージへのメリットを解説します。
植物を見ることで脳波が安定し、リラックス状態に入るという研究があります。
視界に緑が入ることで緊張や疲労が緩和され、結果的に作業効率が上がるのです。小さな面積でも効果は十分です。
エントランスや受付にグリーンがあるだけで、「気遣いのある企業」「センスのある空間」という印象を与えられます。
写真撮影やオンライン会議の背景にも最適で、ブランディング強化にもつながります。
グリーンのある空間は、来客や面接者に安心感を与えます。
柔らかく落ち着いた雰囲気を演出することで緊張がほぐれ、対話がスムーズになるという心理的効果が期待できます。
設置場所に応じたレイアウトの工夫は、ウォールグリーンの魅力を最大限に引き出す鍵です。
実用性と見た目を両立する配置例をご紹介します。
壁面にロゴ+グリーンを組み合わせると、ブランディング力が高まります。
光が届きにくい場所には照明付きのフェイクグリーンがおすすめ。
背景の色とのコントラストを意識すると、写真映えする受付空間が完成します。
壁一面ではなく、一部に配置する「アクセントグリーン」がおすすめ。
たとえば壁の中央に縦長のフレーム型を設置すれば、圧迫感なく会議室全体が柔らかい雰囲気になります。
複数枚の配置でリズムを出すのも効果的です。
パーテーションに設置する小型ウォールグリーンは、集中力の回復に役立ちます。
作業中にふと目をやる場所にあると、視線をリセットでき、疲労軽減にも効果があります。
個性の出せる空間としても活用できます。
導入後に「失敗した」と後悔しないために、導入前に確認すべき3つの重要ポイントを紹介します。
壁の素材・色味・照明との相性をチェックしましょう。
たとえば、暗めの壁に濃い緑を配置すると沈んで見えることがあります。
テイストに合わせてグリーンの色や形状を選ぶことで統一感が生まれます。
スプリンクラー周辺への設置や、防炎性能のない素材の使用は避けましょう。
消防法に準じて、防炎認定を受けたフェイクグリーンの使用が推奨されます。
事前にビル管理会社と相談しておくのが安全です。
本物の植物は水やり・枯葉の処理が必要なため、担当者の選定が不可欠です。
管理が難しい場合はフェイク+定期清掃サービスの併用を検討しても良いかもしれません。
社内で「誰が・いつ・どこを管理するか」を明確に決めておくと、よく育ち、発色の良い観葉植物になるかもしれません。
ウォールグリーンは、限られたスペースでも印象を大きく変えられる魅力的な空間演出ツールです。
フェイクか本物か、どの壁にどう配置するかなど、目的と空間に合わせた選択が重要になります。
導入前に効果・施工・安全性・管理方法をしっかり把握することで、長く愛されるオフィスグリーンを実現できます。
小さな壁面からはじめることができますので、緑のある快適なオフィスづくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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