内装デザイン 2025.02.21

理美容室を開業するためのステップと内装工事の準備について解説

理美容室を開業するためのステップと内装工事の準備について解説
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この記事の内容
  • ・理美容室の開業方法について
  • ・店舗の内装や物件選びについて
  • ・内装工事と店舗設計について

開業の際には、入念な情報収取や準備が必要になってきます。

この記事では、理美容室を開業するまでの流れと必要な準備について、また、物件選び・内装工事で重視すべきポイントも含めて詳しく解説していきます。

理病院室の事例
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理美容室の開業に向けて

理美容室の開業3ステップ

開業の目的は人それぞれですが、まず共通していることは、店舗や事業の「コンセプト」や「テーマ」を明確にしていくことです。

市場調査と分析、コンセプト設定

まずは、開業したいエリアの市場調査を行いましょう。

例えば、どのような年齢層・家族構成の方が多く住んでいるのか、周辺にある施設、競合になりそうなサロン等についても調査・分析し、自店がターゲットとすべき顧客層を見極めましょう。

市場分析や調査ができたら、それを軸にサロンのテーマやコンセプトへと落とし込んでいきます。

どのような顧客へどのような価値を提供するのか、設備・インテリアから接客方法、集客方法に至るまで、ターゲットに沿った具体的なアイデアをひとつずつ検討しましょう。

事業計画(ビジネスプラン)の作成

開業したい理美容室のコンセプトやテーマが決まったら次はそれに基づく、より具体的な事業計画の策定です。

提供するサービス内容や店舗の規模、価格、売り上げ目標などを「事業計画書」としてまとめます。

開業に必要な資金や、その調達方法についてもこの時点で検討しておきましょう。

なお、開業資金はその7割前後を金融機関などからの融資で賄うのが一般的です。

参考までに、日本政策金融公庫の公式サイトでは、「開業時の平均資金調達額1,180万円のうち、自己資金は280万円(総額の23.8%)、金融機関等からの借り入れは768万円(総額の65.1%)が平均値」という調査結果が確認できます。

参考サイト

 

法的手続きと許可申請

理美容室は、保健所および消防署から営業の許可を得なければ開業できません。

店舗の工事を始める前に各窓口を訪れ、届出用紙の受け取りと事前相談を済ませておきましょう。

なお、保健所への申請時には、理容師または美容師の免許を持った従業員の情報が必要です。もしご自身が免許を保持していない場合は、有資格者の雇用準備も合わせて進めておきます。

そして、実際に営業を開始する際には、税務署へ「開業届出書」もしくは「法人設立申請書」の提出も必要です。

事業開始から1か月以内(法人設立申請書は2か月以内)に、窓口・郵送・電子申請のいずれかで手続きを行いましょう。

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開業前の準備と必要な資金の例

開業前の準備と必要な資金の例

コンセプト設計や事業計画の策定を終えたら、続いて

・物件探し・内装工事

・設備・備品の購入

・スタッフ採用

などの準備がそれぞれ必要です。

はじめに「開業資金」と「運営資金」の2つをどう調達するのか検討し、実際に一定額を確保してからひとつずつ作業を進めていきましょう。

用意すべき具体的な資金には、たとえば次のようなものが挙げられます。

・開業資金
物件取得費、内外装工事費、設備・備品の購入費など
・運営資金
人件費、薬剤等の消耗品費、広告費、家賃・光熱水費など(3~6か月分程度)

 

資金調達には補助金も活用を

理美容室の開業前後で使える補助金・助成金は、たとえば次のようなものが挙げられます。

・小規模事業者持続化補助金
開業後に利用できる補助金制度。商工会・商工会議所の支援を受けながら取り組む販路の開拓にかかった経費を、3分の2程度補助してもらえる。
常時使用する従業員が5人以下の小規模事業者が申請可能。
・ものづくり補助金
資本金5,000万円以下、従業員数100人以下の理美容室が開業後に利用できる補助金制度。
賃上げの計画を策定・表明している場合、そのために必要な機械装置の導入やシステム構築などにかかる費用を一部補助してもらえる。

開業資金や運営資金の調達には、自己資金を貯める・金融機関から融資を受ける以外に、国や自治体の補助金を活用するという方法も有効です。

 

参考サイト

店舗の物件選び

店舗の物件選び

理美容室の開業には、実際にどんな場所・物件で開業するのかという点も重要になります。

立地選びのポイント

理美容室の開業に適した場所は、サロンのターゲット層やコンセプト設計を基に、次のような点を重視して選定するのがおすすめです。

・想定顧客がアクセスしやすいか

・コンセプトに沿ったサービスを提供できる環境か

・周囲にコンセプトが競合するサロンはないか

たとえば「通勤・通学などで都市部へ往来する客層」をターゲットにするなら、昼間人口の多い商業地、かつ駅から徒歩10分以内の立地が候補に挙がるでしょう。

一方、コンセプトが「地元住民へ向けた、ゆったり落ち着ける雰囲気のサロン」であるならば、ベッドタウンの静かな住宅街に位置する物件も選択肢に含まれるのではないでしょうか。

この場合、車でも通えるように駐車場の有無も重要視すべきかもしれません。

物件選定時のチェックリスト

エリアの目処を立て、そこで実際に入居物件を選んでいく段階では、次の3つのポイントを中心に候補を比較・検討していきます。

・賃貸借契約の種類・広さと設備

・改修の必要性と可能な範囲

賃貸借契約は「普通借家」と「定期借家」の大きく2種類に分けられますが、そのうち定期借家は、入居期間の更新ができない契約です。

期間満了後は必ず退居しなければならないデメリットがある一方、立地などで大きな強みを持つ物件も多いため、将来的な戦略も加味してどちらの契約を選ぶのか検討していきましょう。

また、物件の広さや既存設備、現在の状況(居抜き物件かスケルトン物件かなど)によっては、内装工事費や設備購入費、および改修の自由度が大きく変動します。

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内装工事と店舗設計

内装工事と店舗設計

そして理美容室の開業準備の中でも、お店の雰囲気や快適性、機能性に直結することから特に力を入れたいのが、内装デザインと店舗設計です。

内装デザイン

内装デザインで重要なのが、全体の雰囲気がサロンのコンセプトに沿っているかどうかです。

ナチュラル・モダン・レトロなど、ターゲットとする層にも合わせた、統一感のあるデザインを取り入れ、また、快適で機能的な空間をつくるためには、照明や椅子、ミラーの配置なども大切です。

「お客様がスムーズに移動できるか」「施術はしやすいか」「髪型を確認しやすく、かつ髪色が美しく見えるか」などの点を意識して、全体を設計することが大切です。

施工業者の選定と工事管理

内装工事は、どの業者へ依頼するかも慎重に検討したいポイントです。

施工実績が豊富な業者へ何件か見積もりを依頼し、担当者との相性や、費用の内訳に不明瞭な点がないかなどを、それぞれ比較してみてください。

まとめ

理美容室を開業する際、コンセプトづくりは重要になってきます。

どのような人へ向けてどんな価値を提供したいのか、その土台となる考えに基づいて、事業計画やサービス内容、立地・内装デザインなどをひとつずつ検討していきましょう。

ReAirでは、店舗デザイン・設計から内装工事まで、ワンストップで対応いたします。

また空調・換気設備の導入や改善も同時にご提案が可能なため、快適性・デザイン性に優れた内装作りを実現することができます。

お客様が望む店舗作りへ向けた一助として、ぜひ一度ご相談ください。

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