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アメリカンスタイルの内装は、日本国内においても特に人気の高い店舗デザインのひとつです。
中でも、レトロでポップな印象が強い「アメリカンダイナー」風のデザインは、老若男女を問わず未だ根強い人気を誇っています。
ここでは飲食店を始めとする店舗経営者やこれから出店される方へ向けて、他のお店とは一味違うアメリカンダイナーな内装デザインのポイントや、集客につながる空間づくりの秘訣について詳しく解説します。
アメリカンダイナーとは、1950年代のアメリカで流行したカジュアルなレストランのことです。
「ダイナー」はもともと簡易食堂や食堂車などを指す言葉で、その中でも“ステンレス製のカウンター”や“赤と白のチェック柄の床”、“ネオンサインやマーキーライトの装飾”といった特徴的な内装を持つ、小規模で安価なレストランが「アメリカンダイナー」と呼ばれます。
アメリカンダイナーは当時のアメリカの若者文化を象徴する場所であり、現代においても、そのレトロでポップな雰囲気が、多くのファンから根強い人気を得ている店舗デザインのひとつとなっています。
1950年代にアメリカで流行した店舗デザインが、現代日本においても根強い人気を誇る理由のひとつには、アメリカンダイナーが持つ次の3つの魅力・強みがあると考えられます。
アメリカンダイナーの魅力は、何といってもそのレトロでカジュアルな独特の雰囲気です。
1950年代のアメリカを彷彿とさせるノスタルジックな内装は、懐かしさを演出しつつも、若い世代にはどこか新鮮な印象も与えます。
星条旗を彷彿とさせる“赤・白・ネイビー”を基調にしたポップでビビッドな色使いや、レトロなポスター、レコードなどの小物で彩られた店内は、訪れる人に自然と非日常的な体験を提供できるのです。
アメリカンダイナーには、上述した魅力を持つデザインが、老若男女を問わず幅広い層から人気を得ているという強みもあります。
店舗へアメリカンダイナー風の内装を取り入れることにより、レトロな雰囲気を懐かしむ中高年層から、SNS映えを好む若年層まで、より多くの顧客へのアプローチが可能になるでしょう。
また飲食店では、ハンバーガーやポテトのような子どもが好きな定番メニューから、大人が楽しめるステーキ・サラダまで、ファミリー層も楽しめる、アメリカンダイナーならではのメニュー展開が強みになることも考えられます。
アメリカンダイナー風の内装は写真映えするため、SNSで拡散されやすいという点も強みです。
特にカラフルなネオンサインやレトロなポスター、年代物の珍しい小物などは若年層の興味を引きやすく、訪れた人の自主的なSNS投稿による口コミマーケティングに大きく寄与すると考えられます。
店内にアメリカンダイナーの雰囲気を詰め込んだフォトスポットを設けたり、オリジナルのフォトプロップス(撮影用小道具)などを用意したりすると、撮影やSNS投稿の促進につながり、より高い宣伝効果が期待できるでしょう。
アメリカンダイナー風の店舗デザインを実現するためには、特に次の3つの要素を押さえた空間づくりを意識するのがポイントです。
アメリカンダイナーの象徴とも言えるのが、異国の雰囲気を持つ年代物の家具や小物です。
たとえば赤いレザーのソファ席やクロームメッキのカウンターチェア、ジュークボックスなどは、「アメリカンダイナーっぽさ」の演出に大きく寄与するインテリアのひとつと言えるでしょう。
合わせて、古いアメリカ映画のポスターや有名コーラメーカーの看板を壁に飾ったり、味わいのあるアンティークなブリキのおもちゃを並べたりすることでも、よりレトロでビンテージな印象を深められます。
アンティークショップやフリーマーケットなどもうまく活用し、1950年代のアメリカを感じさせる、ノスタルジックなアイテムをぜひいくつか揃えてみてください。
アメリカンダイナーと一口に言っても、各店舗のコンセプトによって、デザインの方向性は少しずつ異なってきます。
たとえば「大人もゆったり過ごせる、1950年代の古き良きアメリカの再現」をコンセプトにするなら、壁や床、家具には木材も多く取り入れ、レトロポップな雰囲気の中にも落ち着いたヴィンテージ感が残るデザインを意識するのがよいでしょう。
一方、若年層への訴求をコンセプトに、アメリカンダイナーのポップで明るい雰囲気をより前面に打ち出すなら、カラフルなネオンサインやマーキーライトを飾ったり、壁や床、家具などをビビッドで華やかな色使いにしたりするのがおすすめです。
訪れる人に、一目で「アメリカンダイナー」な雰囲気を印象付けるためには、内装デザインの各所へポップな“チェック柄”や、星条旗を思わせる“赤・白・ネイビーの色使い”を取り入れるのも効果的です。
床や壁、椅子のシートなどをチェック柄にしたり、白い壁に赤いソファー席とネイビーのカウンターチェアを配置したりするなど、全体のバランスも考慮しながら、アメリカンダイナーの要素をうまくデザインに盛り込んでいきましょう。
アメリカンダイナー風の内装デザインで最も重視すべきなのは、ターゲット顧客を明確にし、その層に合わせた空間づくりを行うことです。
想定するターゲット顧客層によって、空間づくりで意識すべき点にはたとえば次のような違いがあると考えられます。
若年層をターゲットにした店舗であれば、特に“SNS映え”を意識したデザインを検討すべきでしょう。
アメリカンダイナーならではのポップでカラフルなネオンサインや、レトロでおしゃれなポスター、小物などを随所へ配置し、どの空間を切り取っても気分が上がるような、「つい撮影したくなる・SNSに投稿したくなる」レイアウトを意識してみてください。
料理や店の商品と合わせて“映える写真”が撮影できる、フォトスポットのようなスペースを用意しておくのも一手です。
ファミリー層をメインターゲットとする場合、子ども連れでも安心して過ごせる空間づくりを重要視する必要があります。
店舗の雰囲気に馴染むキッズスペースを用意したり、飲食店であれば広めのテーブル席や、子ども用の椅子を設けたりするのもよいアイデアです。
また、扱いに注意が必要な小物などを、子どもの手の届く範囲に置かないなどの工夫も求められるでしょう。
飲食店で、気軽に食事を楽しみたい人をメインターゲットにするなら、カウンター席や小さめのテーブル席を充実させ、一人でも入りやすい雰囲気づくりに注力すべきです。
コンセプトによっては、それぞれの席にコンセントやUSBポートを設置し、軽く作業が行えるようにしておくのもよいかもしれません。
レトロなカウンターとクラシックなスツールはアメリカンダイナーの定番アイテムでもあるため、これらの家具をより多く設置することによって、より本格的な店舗デザインが実現するメリットもあります。
アメリカンダイナー風の店舗デザインは、単にアメリカの雰囲気を再現するだけでなく、ターゲット顧客を意識した空間づくりが重要になります。
まずは店舗のコンセプトとターゲット層を明確にしたうえで、それに合わせたデザイン・レイアウトを行い、集客などマーケティング面にもメリットのある内装設計を実現しましょう。
ReAirでは、アメリカンダイナー風の店舗デザイン・設計から内装工事まで、ワンストップでの対応が可能です。
空調・換気設備の導入や改善も同時に提案できるため、店舗の新設やリニューアルをご検討の方はお気軽にご相談ください。
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