店舗の採光基準とデザイン手法9選|快適空間の実現法
2024.11.29
内装デザイン
省エネと快適性を両立する「ZEB」と空調・換気設備の役割
2024.11.22
コラム
カフェ内装作りのポイントとは?必要な備品についてもご紹介!
2024.11.05
内装デザイン
換気設備 2023.10.15
換気は快適な生活を送る上で重要な役割があり、昨今では季節を問わず換気に対する意識や関心が高まっています。
換気は室内へ新鮮な空気と汚れた空気を入れ替えるだけではなく、さまざまな効果や目的があります。飲食店の場合は調理場での発生するニオイや熱、湿気などを外に出す目的があります。オフィスなどの事務所であれば、人の往来が多いので二酸化炭素やチリやホコリなどの排出などを行うために換気設備を稼働させます。
しかし、換気にもさまざまな方法がありますが一般的な窓を開けたり、換気扇を回すなどを行うことで空調効率が悪くなってしまうため、室内がなかなか設定温度に達しなかったり、快適に過ごしにくくなってしまうこともあります。
そこでこの記事では、空調効率を保ちながら換気ができる「高機能換気設備」についてや機械換気について、機械を利用した換気方法の紹介や効果について解説しています。
目次
高機能換気設備とは、換気設備一つで給気も排気も担うことができる換気設備です。
通常、換気を行う際は給気口と排気口の2つが必要でしたが、高機能換気設備の場合は給排気の両方を担いますので給気・排気口は1つでまかなうことができます。
国内ではダイキンの『ベンティエール』と三菱電気『ロスナイ』が有名です。
〇ダイキン社:ベンティエール
〇三菱電機社:ロスナイ
ベンティエールとロスナイの機能的な大きな違いはなく、性能としてはほぼ同じではありますが、各高機能換気設備では壁掛けタイプのものから、ダクトと繋ぐタイプ、天井埋め込み型など形状や大きさはさまざまあります。
現在の環境に合った機種を選ぶことができますので、高機能換気を設置する際には空調業社へご相談ください。
▼高機能換気の詳しい情報は以下記事でも解説しています。
機械換気とはその名の通り、機械を利用した換気を指します。一般家庭でよくある、窓を開けた自然換気とは異なり、室内の空気を機械で強制的に吸排気を行います。
そのため、自然換気と比べて室内全体の換気が完了する時間が短く、換気の効率も高いため人の集まる場所や常に換気を必要とする環境では必須な設備となります。
その機械換気ですが、さまざまな換気方式があり「第一種機械換気方式」「第二種機械換気方式」「第三種機械換気方式」があります。
以下から詳しく解説していきます。
給気と排気のどちらも機械を使って換気を行うものです。機械で強制的に行うことによって、効率よく計画的に換気をすることができます。
オフィスビルで採用されていることが多い換気方法です。
給気を機械で行い、排気を自然換気で行うもののことです。自然換気とは、風力や温度差を利用した換気方法です。
室内は正圧になり、常に新鮮な空気を取り入れることができるため、クリニックなどクリーンルームで採用されていることが多い換気方法です。
給気を自然換気、排気を機械で行うものをいいます。住宅や飲食店で採用されている換気方法で、室内で発生した煙などを他のエリアに広がる前に排出することができます。
3つの換気方法の中で最も普及している換気方式です。
それぞれの換気方法の詳しいメリット・デメリットについては以下の記事でも解説していますので、ぜひご覧ください。
画像引用元:換気設備を解説!「高機能換気」と「通常換気」の違いとは? | 業務エアコン 空調設備会社【株式会社オーソリティー空調】
以下の記事でも「換気方法」について詳しく解説しています。
換気が難しい環境でも換気をしなくてはいけない場合、どのような方法があるのでしょうか。
先述した、第1種機械換気方式から第3種機械換気方式までのうち、どの換気方式を取り入れられるのか確認していきましょう。
換気が難しい環境では、窓がなかったり、外的要因で窓を開けられないなどが挙げられます。
費用や設置する期間が必要になりますが、最もシンプルな解決策としては、第三種機械換気方式のように排気側に換気扇や換気設備の導入です。
換気が難しい環境では、そもそも吸排気ができない状態のことが多いため、汚れた空気を強制的に排出ができる第三種機械換気方式が望ましいでしょう。
また高機能換気設備を利用することで、換気の吸排気を機械一台で担うことができます。
換気が難しい場所で、特におすすめしたいのは高機能換気設備と呼ばれる、給気も排気も1台でまとめて行う機械です。
これは第1種機械換気方式の1つになります。
高機能換気設備は、夏は冷房で冷えた室内の空気を利用して外気を冷やし、冬は暖房で暖まった空気を使用して外気を暖めるという仕組みになっています。
室内の温度を保ったまま換気できるという点が大きなメリットです。
そのため、冷暖房負荷が軽減され、また、窓を閉めたまま換気ができるため防音効果も期待できます。
▼高機能換気設備についての詳しい説明はこちら
ここからは具体的な機種についてご紹介します。
ダイキン:ベンティエール 天井埋込ダクト形(標準) VAM150HS
https://re-air.jp/1094/
三菱電機:ロスナイ 天井埋込形 LGH-N15RXW
https://re-air.jp/1863/
外から取り入れる給気口にフィルターを設置することで、外気に含まれるホコリや花粉などをしっかりと取り除きながら給気を行うことができます。
また、エアコンと連動させることで、人の不在時に運転を止める「不在停止モード」や、エアコン立ち上げから時間を遅らせて換気を始め空調効率を高める「予冷・予熱制御機能」等の機能が付いているものもあります。
また、寒くなるにつれ気になる乾燥ですが、高機能換気設備には加湿機能が付いている機種もあります。
ダイキン:ベンティエール 天井埋込ダクト形(加湿付) VAM15HMS
https://re-air.jp/1110/
三菱電機:ロスナイ 天井埋込形加湿付 LGH-N15RKX2
https://re-air.jp/1890/
風量によって選定する機種が異なります。
風量の選定について以下の記事に詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。
ReAirでは、お客様のご利用状況やご要望に合わせて最適な高機能換気設備をご提案させていただきます。
ぜひ一度お見積りからご依頼ください。
2024.11.29
内装デザイン
2024.11.22
コラム
2024.11.05
内装デザイン