省エネと快適性を両立する「ZEB」と空調・換気設備の役割
2024.11.22
コラム
カフェ内装作りのポイントとは?必要な備品についてもご紹介!
2024.11.05
内装デザイン
美容院の内装作りで重要な3つのポイントとは?おしゃれと機能性を兼ね備えた内装ににする方法を紹介
2024.11.01
内装デザイン
業務用エアコン導入ノウハウ 2022.02.10
季節を問わず、オフィスや店舗ではほぼ1年中業務用エアコンを稼働しています。
来店されたお客様やオフィスで働く従業員の方に、快適に過ごしてもらうためには必要不可欠なものですが、ほぼ1日中、業務用エアコンを稼働しているため、電気代がどの程度掛かっているのか気になるところです。
当記事では、業務用エアコンを使用する際の電気代の計算方法や、電気代について知っておきたい情報を解説していきます。
目次
業務用エアコンの電気代は、利用用途や稼働環境によって大きく異なります。
業務用エアコンは家庭用エアコンに比べて大型で出力(馬力)が大きく、その分消費電力の量も多くなります。
家庭用エアコンの出力単位はkw(キロワット)ですが、広い部屋で使う場合、家庭用エアコンを馬力に換算すると最大で3馬力ほどになります。
一方で業務用エアコンは1.5馬力から10馬力のものまでありますので、家庭用エアコンと比べるとパワーに大きな差があります。
馬力をkwに換算すると、1馬力は約2.8kw相当です。これは家庭用エアコンで考えると大体「6畳用」相当の出力になります。
馬力の大きなエアコンであるほど、使用電力は大きくなりますが、これは決して業務用エアコンの燃費が悪いという意味ではありません。
大きなものを動かすには、たくさんの電力が必要になるのは当然のことです。
たとえばバスと原動機付きバイクだとバスの方が1キロ走るのに必要なガソリンの量が多くなるのと同じです。
家庭用のエアコンであっても6畳用と10畳用なら、10畳用の方が電気代が高くなり、高い馬力₌消費電力が高い、ということになります。
それでは馬力の小さな業務用エアコンを選べば、電気代は安く抑えられるのかというと、必ずしもそうではありません。
広いオフィスや、厨房のある飲食店で馬力の低いエアコンを選んでしまうと、夏場は室内がなかなか冷えません。
室内が冷えるまでの時間が長いということは、設定温度に到達するまでエアコンはフル稼働しているということになります。
業務用エアコンや家庭用エアコンは設定温度に向かう際にたくさんの電力を消費しますので、フル稼働する時間が長くなればなるほど、余分に電気代がかかってしまいます。
参考サイト:<外部ページ>ACNエアコン.com|業務用エアコンの電気代と節約する方法
エアコン自体の出力(馬力)に加え、冷房か暖房かでも使用電力は異なります。
昨今の夏は気温30℃を超えた真夏日や気温35℃を超えた猛暑日という言葉をよく耳にするようになりました。
真夏日や猛暑日に外から室内に帰ってきたときは、あまりの暑さにエアコンの設定温度を18℃のような極端な設定にしてしまいがちですが、これは消費電力の観点からおすすめできません。
なぜならエアコンは1℃設定が変わると10%電力消費が変わると言われているからです。
エアコンは室温を設定温度に調整する際に電力をたくさん消費します。
気温とエアコンの設定温度の差があればあるほどエアコンがフル稼働する必要があり、消費電力が高まります。
外出から帰宅した際に、室内は外気で熱せられ熱い空気でいっぱいになっています。
我慢できずにすぐに冷房をつけてしまいがちですが、一度窓を換気して熱い空気を外に逃がしてから冷房を入れると効率的に部屋を冷やせて、消費電力量を抑えることができます。
参考サイト:<外部ページ>エアコン販売王|冷房は何度からつける?みんなの意見と適切な温度をご紹介します。
冬は日照時間が短く、屋内にいる時間が長くなることから、エアコンをつけている時間が夏に比べて長くなりがちです。
エアコンは設定温度に達してから室温をキープするよりも、設定温度に向かう際に多くの電力を消費ため、こまめにスイッチを入れたり切ったりするよりは、つけっぱなしにしておいた方が電気代が安くなる場合があります。
意外に思われるかもしれませんが、夏と冬で比べた場合、電気代が高くなりやすい季節は冬です。
夏でも冬でも部屋の温度を快適に保つためにエアコンが使われますが、消費電力の大きさはエアコンの設定温度と外気温の差によって異なります。
猛暑日と呼ばれるような35℃を超す日であっても、エアコンの効いた室内との温度差はおおよそ10℃ほどですが、気温が一桁や氷点下になるような冬場では、外気温との差は15℃以上にもなります。
冬の方が外気温とエアコンの設定温度の差が大きく、その差を埋めるためにエアコンはフル稼働します。
エアコンの設定温度に到達するまでの時間が冬の方が長くかかるため消費電力が大きくなる、というわけです。
業務用エアコンは、家庭用エアコンよりも出力が大きく、消費電力も多くなります。
しかし、基本的には電気代の計算方法は家庭用エアコンと同様で、消費電力(kw)と電力量料金(円/kwh)、使用時間(h)で求められます。
計算式は
「電気代(円)=消費電力(kW)×電力量料金(円/kWh)×時間(h)」です。
電力量料金とは電気料金の単価にあたるもので「1kwhあたりの電気料金」を表します。
電力会社のホームページと契約内容を照らし合わせると、電力量料金として「1kWhあたりの電気料金」が記載されています。そして「1kWh」とは「1時間当たりの電力量」のことです。
たとえばエアコンのスペックが冷房時の消費電力3.3kW、電気量料金が18円の場合、3.3Kw×18円=59.4円 となり、これが1時間当たりの最大の電気料金となります。
しかし、エアコンの消費電力は常に一定なわけではありません。
設定温度に向かうまでの間は消費電力が大きく、設定温度に達すると消費電力は小さくなります。
そのため、上記の計算で求められる電気代はあくまで目安として考えておきましょう。
参考サイト:<外部ページ>ACNエアコン.com|業務用エアコンの電気代と節約する方法
電気代は「消費電力(kw)」「電力量料金(円/kwh)」「使用時間(h)」によって計算されます。
消費電力量は室内の気温と外気温の差によって異なり、冬場のように室内気温との差が激しい時期が最も消費電力量が多くなります。
夏場では扇風機、冬場ではストーブを併用し、できるだけ早く設定温度まで到達するようにしてあげることで消費電力を抑え、電気代の節約に繋がります。
また、長く利用しているエアコンは経年劣化が進み、購入当初のパフォーマンスを維持できていない可能性があり、その分消費電力も多くなってしまいます。
エアコン自体の電気代を改善したい場合は、最新の省エネタイプに買い替えることで消費電力量も改善し、日々の電気代を抑えることができますのでおすすめです。
2024.11.22
コラム
2024.11.05
内装デザイン
2024.11.01
内装デザイン