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クリニックの内装設計は、患者の安心感やスタッフの働きやすさだけでなく、法令遵守も求められます。
ここでは、空調や設備の整備、動きやすい動線、信頼感を高める空間作りの3つのポイントについて解説していきます。
目次
クリニックの内装工事を行うにあたって、以下の3つは外せないポイントです。
空調設備や電気設備、水道設備が適切に配置されているかは、患者様の居心地に影響します。
体調を崩されている方が待機する待合室には、定期的な換気や適切な温度管理が必要です。
また、風が患者様に直接当たらないようにエアコンの設置場所や座席の配置にも工夫が求められます。
そして、大型医療機器を導入する場合には十分な電力供給が必要ですし、場合によっては電気容量の増量も検討する必要がでてきます。
特に、処置ごとに手洗いが必要なクリニックは、動線を考えたうえで水道やコンセントの位置を決めましょう。
電気や水道などの設備は、後から追加するのが容易ではないため、計画段階で必要な量を十分に検討することが大切です。
患者様やスタッフがストレスなく動けるよう、使いやすい動線を考慮したレイアウトが重要です。
車椅子やベビーカーでも移動しやすくし、スタッフの無駄な移動が減るよう経路を工夫することで、作業がスムーズになり、結果的に全体の待ち時間削減につながります。
広々としていて明るく、清潔感がある空間は、人に安心感や信頼感を与えます。
ゆったりした気持ちで過ごせるよう、内装で温かみのある色を使ったり、柔らかい光を作る照明を選んだりして、快適に過ごせるような空間を作ることが大切です。
リラックスはそこにいる人のストレスを軽減することで治療効果を高めるだけでなく、クリニックへの好印象につながるため、リピート率の向上も期待できます。
クリニックの内装工事を行う場合、医療法や建築基準法などを順守しなければなりません。
診察室や治療室の床面積、そして天井の高さにも基準があるほか、換気設備や消防設備などにも決まりがあります。
たとえば、医療法では診療所と廊下は明確に分けることと決められています。
他にも診察室の広さは9.9㎡以上、そして待合室が3.3㎡以上であることが望ましいとされています。
中には、戸建住宅とクリニックを兼ねたいという方もいるでしょう。
住宅とクリニックが同じ建物内にある場合には、それぞれの入り口が別々であることや、廊下などの共有なく区画が分けられていることなども求められます。
法令を守ったうえで、クリニックの種類・規模などに合った内装の色や素材、照明などを選ぶことが大切です。
クリニックの内装は、医師やスタッフ、患者さんの満足度や信頼感アップのためだけでなく、医療事故や感染症予防に対応可能であることも望まれます。
ここからはクリニックの内装工事における主な流れを解説していきます。
最初は計画を立て、総合的なプランを作成することから始まります。
まずは、コンセプトや、予算、必要な期間について計画を練りましょう。
設備の機能性、クリニック全体の快適性、診療科別に意識すべきものや必要なもの、全体的な印象などを書きだし、整理します。
この時点で設備や什器、照明などについても考えていきましょう。
内装デザイン業者は大別すると、工事まで一貫して請け負うところと、デザインのみのところがあります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、コンペや見積もりを取るなどをして複数の業者を比較し、慎重に検討することが大切です。
デザインが決定したら、工事業者を選定して契約し、内装工事に入りますが、物件によって工事内容やかかる時間・コストが異なります。
主な物件の種類は、前テナントが残していった設備や天井・壁・床などが利用できる居抜き物件、そしてすべて最初から構築するスケルトン物件です。
ただし、居抜きであっても前テナントの設備では足りない・コンセプトに適さないといった場合、改修や撤去などで費用が膨らむといったケースもあります。
工事がすべて終了したら、一緒に完成検査を行いましょう。
設計図と仕上がりが一致しているか、異なる素材を使っていないか、設備は問題なく使えるか、などを確認していきます。
クリニックの内装工事は、物件や条件によっても異なりますが、通常引渡までに2~3カ月ほどかかります。
そのため、早めに物件や業者を選んでおくことをおすすめします。
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