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冬になると風邪やインフルエンザなどが流行し、感染の拡大が懸念されるなか、保育園や幼稚園などの多くの人が集まるような施設はとくに換気や衛生管理に気を配らなくてはなりません。
また体温調節がまだ上手にできないお子様が集まりますので、できるだけ窓を開けての換気は避けたいところです。
この記事では、保育園や幼稚園のような施設でも高い換気効率で換気がおこなえる「高機能換気設備」、幼稚園や保育園ならではのニーズに合わせた換気方法について解説しています。
幼稚園・保育園はたくさんの子どもたちが通います。
小さな子どもたちは、まだインフルエンザや風邪などに対する免疫力も弱く、ちょっとしたことで体調が悪くなるもの。
そのため、大人が通うオフィスや飲食店などよりも、より一層注意が必要です。たくさんの子どもが集まる場所だからこそ、密集や密接しやすい場所になってしまいますので換気は常におこなっておきたいです。
インフルエンザや風邪の予防として、子どもたちにマスクをさせることも感染対策の一環として有効ではありますが、保育士や先生方から唇の色や表情が見えず体調不良に気づきにくくなってしまうリスクもあります。
また、子どもたちがマスクをし続けるというのもなかなか難しく、中には息苦しさなどで外してしまう子どももいるでしょう。
このような点を踏まえると、常に空気は新鮮で清潔な状態にしておく必要があり、換気の重要性は非常に高いと言えます。
小さな子どもは、体温調節をする力が発達途中であるため大人に比べて体温調節が苦手です。そのため大人より寒さにも暑さにも弱いという特徴があります。
室内は空調が効いていて子どもたちにとって快適な温度に保たれていても、換気を行うことで激しい温度変化が起きれば、体調をくずしやすくなります。
そのため、幼稚園や保育園での換気は、空気を入れ換えるだけでなく室温をなるべく変動させないこともポイントにです。
今回ご紹介する「高機能換気設備」とは、1台の機械で外の新鮮な空気を取り込む給気と、室内の汚れた空気を外に逃がす排気、どちらも同時に行うことができるものです。
機械で換気を行うのでドアや窓を開ける必要がなく、むしろ自然な空気の流れに任せるよりも機械の力で効率的に空気の入れ替えができるというのが特徴です。
空気の入れ替えを1台で行う換気設備自体は珍しいものではありません。ここで注目していただきたいのは「高機能」という点です。高機能換気設備は、1台で換気が行える点に加えて「室温の急激な変動を抑えられる」ことが最大のメリットとなっています。
室温を急激に変動させずに換気ができるので、体温調節が苦手な小さな子どもたちが過ごす幼稚園や保育園にとってはうってつけのものと言えます。
通常の換気の場合、夏なら室内の冷えた空気を外に逃がし、外の熱い空気を取り込むことになるので換気中はクーラーをつけていても室温が下がりづらくなります。しかし、高機能換気設備は、熱交換システムというものが搭載されているため換気中の室温変動を抑えられる仕組みになっています。
熱交換システムによって、冷たい空気を排気する際にその冷たさをこれから取り入れる外気に移します。このことにより、室内の負荷を増やさず換気ができるようになります。もちろんこれは冬の場合でも同様で、室内の暖まった空気の熱を取り入れる空気に移す仕組みです。
空調効率が良くなるので、結果として通常の換気設備を使用するよりも光熱費の節約にもつながるという大きなメリットがあります。空調は、適温をキープするときよりも設定温度へ向かうときにたくさんの電力を消費しフル稼働します。高機能換気設備による換気ならば、室内の温度変化が少なくなるので節電になるというわけです。
子どもの健康のために換気に取り組むことは、保護者の方へのアピールにもなります。部屋の空気が汚れてしまうことには、何の利点もありません。
高機能換気設備は、空調と同じように天井から吊り下げたり、埋め込んだりして設置するものです。天井吊形や天井カセット形等目に見えるところで換気を行っているということは大きな安心につながります。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、高機能換気設備を導入することで、少しでも懸念材料の払拭につなげられるのなら、導入を検討する価値は十分にあると言えます。
たくさんの小さな子どもが集まる保育園や幼稚園にとって、園児の健康のために換気はとても重要な行動です。
高機能換気設備を導入することは、しっかりと空気を入れ換えるという意味合いだけでなく、室温の変動を抑え、子どもの体調維持にも貢献することが期待できます。
現在は、さまざまな補助金で導入費用が補助され、補助金によっては空調の導入についてもカバーできるような補助金も用意されています。ぜひこの機会に高機能換気設備の導入を検討してみてください。
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